現代人の悩み「慢性炎症」

生活習慣

 本日のテーマは「現代人の悩み・慢性炎症」というお話です。

 現代人は「集中できない」・「やる気が起こらない」という感覚で、毎日を過ごしている人がとても多いと言われています。この悩みが生じてしまうのは、個人だけに問題があるのではなく、現代の環境にも問題があります。

 現代の環境により、私たちの体の中に慢性的な炎症反応を引き起こしてしまうのです。その炎症により、現代人の意志や自制心を剥ぎ取ってしまっているわけですね。炎症反応といっても厄介なところが、病気という症状まではいかないところ。弱火の炎症が、長期的にあなたを蝕みます。そして疲労を感じていると意識がないまま、疲労が当たり前の毎日で生活をしてしまっているのです。

炎症の正体

 では現代の環境は、なぜ慢性的に炎症を引き起こしてしまうのでしょうか?

 その原因は「私たちの遺伝子」と「現代の環境」の不協和によるものです。

①急速な文明発達

 我々の遺伝子は、農業革命以前の狩猟採集の時代に型作られたもの。そこから遺伝子は進化しておらず、狩猟採集の時代に適した遺伝子を今も誰もが持っているということですね。

 しかし認知革命を果たした人類は、虚構となる「お金・宗教・国家・常識」などの物語を作り、本来群れを形成できない人数で助け合うことが可能となりました。多勢という力で、食物連鎖の頂点に君臨して、急速に文明を発達させていくことになるのです。ここで重要なポイントが、遺伝子は変化がないのに、急速な文明発達により環境だけが変化を遂げたこと。

②現代の環境による悪循環

 昨今、「情報量・労働量の多さ」・「自然との接触不足」・「糖質・脂質に寄り過ぎた食事」など、古代では考えられない環境が弱火の炎症を引き起こします。炎症による慢性疲労は、当たり前になりすぎてしまい客観視すら出来ず、不調と感じていない方も多いでしょう。

 そして人々は無意識の慢性炎症への対処として、「お菓子・ジャンクフード」や「TV・スマホ」などを解決策として選択します。遺伝子に反した解決策を施しているので、短期的に快楽は感じられても、長期的には慢性炎症を悪化させてしまう。

 この事象を具体的に紐解けば、中性脂肪を免疫機能が異物と捉え炎症へ。またはビタミン・ミネラルの栄養不足で細胞修復できず炎症へ。体が疲れていても短期的快楽の中毒症状で休めず炎症へ。これは泥沼に沈んでいくようなもので、まさに悪循環でしょう。

 これが不協和による「炎症の正体」というわけですね。

細菌と抗生物質の比喩

 「慢性炎症と遺伝子に反した解決策」は「細菌と抗生物質」に比喩できます。

①抗生物質の光と闇

 細菌学者「アレクサンダー・フレミング」のペニシリン発見により、20世紀・最大の発明品として生まれた抗生物質。

 我々は、多くの感染症から命を守ることが出来るようになったのです。まさに抗生物質は人類の光を灯しました。しかし闇の部分も存在します。1度の抗生物質により、腸内細菌の3分の1が死滅してしまい、腸内細菌の役割である「免疫力」の機能が阻害されたのです。

 細菌に対しての免疫力が下がれば、また抗生物質に手を出してしまう。このスパイラルを繰り返せば、脆弱ですぐに体調不良を感じるようになることでしょう。

②生活習慣の改善

 このスパイラルに陥らないためには「生活習慣の改善」しかありません。

 細菌と遭遇しても、勝つことが出来る免疫力を手にする方が大事です。そして慢性炎症のケースも全く同じで、遺伝子に合わせた生活習慣に近づけることを解決策とするべきなのです。

 それでも生じてしまった感染症・慢性炎症に対して、その場の幸せのために瞬間的なマヤカシとして、療法を守りながら本来は使うべき。それに依存し、生活習慣への意識を放棄していいわけではありません。

生活習慣もスキル

 ここでスパイラル脱出のために、私が歩んだプロセスを紹介します。

 それは「生活習慣もスキル」という見方をすることにしてみたのです。他のスキルと同様、少しずつ知識を得て、小さなことからアウトプットして、長期的に凄いところへ到達するもの。この到達へのプロセスは苦しみも伴います。

①ダイエットの例え

 例えば、ダイエットという目標を持った人がいたとします。

 実際に減量するための合理的方法を試みたり、そのための価値観に変容したりするために、苦しみと向き合います。正しく合理的方法を遂行したり価値観が変容できれば、そのあとは鏡を見ることが幸せとなるかもしれません。

 慢性炎症という現代病の解決も、全く一緒です。

②価値観の問題

 そしてこれは「価値観の問題」により、進む方向は変わってくるのかもしれません。

 「良い見た目」より「甘いもの」というメリットを選ぶことが間違いでないように、「慢性炎症解決」より「現代に生まれた快楽」というメリットを選ぶことも間違いではありません。あくまで、どう生きたいかという価値観の問題です。

 そんな中、もし私と同じメリットを目指す価値観に共感してくれたのなら、生活習慣スキル習得を切磋琢磨して向上していきましょう。「慢性炎症の苦しみ」と「スキル習得の苦しみ」の2つが同時に生じて苦しいこともありますが、そこは微量な瞬間的快楽で帳尻を合わせる。一緒に素敵な未来へ進みましょう。

 本日はご精読ありがとうございました。

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