本日のテーマは「マイホーム購入のルール」のお話です。
マイホームは高級な趣味であり、トレードオフの真理からすると、「自己投資」や「他の趣味」への時間やお金を諦めなければいけません。だからこそマジョリティの常識を鵜呑みにせず、自分の頭で考えて行動の選択をしていかねばならないのです。
しかし、自問自答の先に「マイホームという趣味」を選択をした方もいるでしょう。その場合は自分の心に従って、マイホームという夢を追いかけましょう。本記事ではマイホームという価値観を持つ人が、お得にマイホーム購入できるよう情報を届けられば良いなと思っています。
では本題のルールを4つ紹介していきます。
人生の変化
マイホーム購入のルール1つ目は「人生の変化」について考えておくこと。
不動産は、動かすことが出来ず簡単に造りを変えることも出来ません。だからこそ人生の変化について考えず、その場の感情だけでの購入決断は危険です。その決断が、未来の自分を不自由へ追いやってしまうかもしれません。
ここでは具体例として3視点からご紹介していきます。
①仕事
人生の変化の視点1つ目は「仕事」です。
仕事上の関係で、持ち家と離れた位置で居住しないといけないケースもあるでしょう。このケースでは持ち家は足枷となります。仕事挑戦の芽を摘む可能性だってあり得ますし、住んでいない物件の固定資産税を払うというリスクだってあるのです。
もう1度だけ深堀りした自問自答を行い、それでも実行したい趣味なのか考えましょう。このマイナス面を背負う覚悟があるのなら、マイホーム購入という趣味を謳歌してください。
②子供
人生の変化の視点2つ目は「子供」です。
あまりにも狭い家を建ててしまえば、子供が産まれたときに各個人が自分の時間を享受できなくなります。家族だから近くにいて当然だと感じるかもしれませんが、子供が同じ思想を持ってくれるか分かりません。また自分では気づかない小さなジャブが打ち込まれ続け、家族への不信感を育み合う未来だって起こり得るのです。
また子供が巣立ったときに、夫婦2人で広すぎる住居を持て余してしまう。掃除も大変ですし、お金もかかります。ここまで吟味しましょう。
③老後
人生の変化の視点3つ目は「老後」です。
若い時と老いてからは、同じようには動けません。若い自分の基準でつくった内装は、老後には不自由すぎて、大掛かりなリフォームの必要性が迫られるかもしれません。そうなれば耐震リフォーム以上に、巨額な資金が必要となるのです。
ここまで紹介した3つの視点は、全てで先まで見据えて深堀りしていきましょう。
中古物件
マイホーム購入のルール2つ目は「中古物件」を選択すること。
結論から述べると、新築物件を買うことはあまりオススメ出来ません。
なぜなら新築には多額なお金が加算されているから。「不動産会社の人件費」・「ブランディングの広告費」・「パンフレット制作費」・「モデルルーム維持費」などてんこ盛りでしょう。ですが中古物件であれば不動産価格は一気に値下がります。「請負会社の仲介料」と「本来の不動産価格」くらいでしょうか。ただでさえ高額な買い物なのですから、無駄なお金はできるだけ削減したいですよね。
年月が経つのはすぐです。新築で買っても、すぐに中古という未来です。最初の新築という高揚感にそれだけの価値があるのか、しっかりと考えていきましょう。
5%以上の利回り
マイホーム購入のルール3つ目は「5%以上の利回り」を生み出す物件を購入すること。
①適正価格の尺度
仮にマイホームを人に貸し出したとします。その場合、不動産購入価格に対して「年間5%以上の利回り」が入ってくるでしょうか?それ以下の利回りしか得られないなら、その「物件」や「土地」は高すぎます。
もちろん、本当に貸す必要はありません。ただ不動産が適正価格であるのかを測る尺度とするだけです。物件の本質的な価値に見合ったお金で購入する。この一見面倒くさい作業を放棄すれば、不動産会社に搾取されてしまうでの注意が必要です。
②リスクプレミアム
ではなぜ5%という数字なのでしょうか?
その理由は「リスクプレミアム」という投資の理論から来ています。
リスクプレミアムとは、投資をする際に「4%~6%の利回り」が平均して、手元に利息として入るものを購入しようという基準です。プロの投資家(ファンドマネージャー)は、それ以下であれば購入すべきではないと判断しています。
だからこそ実際に不動産投資をするつもりがなくても、この尺度でお得なマイホーム購入を心掛けましょう。例えば、4000万円の不動産購入であれば「4000万円×0,05%=200万円」です。つまり年間に200万円の家賃収入を生まない物件は避けようということですね。
生命保険は不要
マイホーム購入のルール4つ目は「生命保険は不要」なことです。
マイホームは高額な買い物ですから、多くの方が住宅ローンを組むと思います。そしてローン返済のことまで考えて、生命保険に加入する。または入っていた額を引き上げる。
しかし、この考えは合理的な選択ではありません。住宅ローンの仕組みの中には、借り主名義の方が亡くなった際にローンがチャラになる契約も多く存在します。そうなればローンがなくなり、住宅は残った遺族のもの。何もリスクがないのに、現在の生活困窮へ導くのはそれこそリスクですよね。
細かい住宅ローンの契約も、面倒くさがらずに目を通しましょう。
最後に
本日は「マイホーム購入のルール」についてのお話、いかがでしたか?
この4つのルールにより、少しでも安価なマイホーム購入のお手伝いになれば良いなと感じます。その場のモチベーションだけで決めず、深く考えて決断していきましょう。
本日はご精読ありがとうございました。
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