本日のテーマは「シャワー・半身浴・足湯との比較」です。
入浴は、私たちに多くのメリットをもたらします。毎日、習慣として取り入れるべきものでしょう。
では本記事では、入浴代表とも言える「全身浴」とその他3つのお風呂ツールの健康効果を比較していきます。お風呂ツールの3つとは「シャワー」・「半身浴」・「足湯」です。このコンテンツが、あなたのお風呂ライフの一助になれたら嬉しく思います。
シャワー
まずお風呂ツール1つ目は「シャワー」です。
時間節約のために、多くの人が活用しているシャワーというお風呂ツール。そんなシャワーと全身浴のどちらが優れているのか比較していきましょう。
①入浴の効用なし
まずは「入浴の効用」の視点での比較です。
入浴の効用の4つとは「血流改善効果」・「筋肉弛緩効果」・「免疫力向上効果」・「自律神経切替効果」などが挙げられます。そして結論ですが、シャワーでは入浴の効用がほとんど得られません。体の汚れをシャワーで落とすことは出来たとしても、疲労感を落としたり、病気になりにくい体づくりが出来ないということですね。
入浴の効用が得られない理由を列挙していきます。まずお湯に浸かる状態より、体が温まらず血液循環が良くならない。水中による重力の低下を経験できず、筋肉を緩める状態がつくれない。お湯を溜めるよりも湿度が高くならず、鼻や喉の粘膜に湿り気を与えれない。シャワーでは入浴剤というワードが出てくることはなく、リラックスできないなどです。
②清浄効果の低減
次に「清浄効果の低減」の視点での比較です。
シャワーでも体の汚れを落とすことは可能です。しかし入浴による清浄効果は、さらにその上を進みます。お湯に浸かることにより体全身が温まりますよね。すると毛穴が開き、そこに溜まった皮脂や汚れなどが体から剥がれ落ちるのです。もしシャワーのみであれば、毛穴に蓄積した皮脂や汚れは落とせません。入浴するからこそ清潔な体や体臭予防にも繋がるのですね。
半身浴
次にお風呂ツール2つ目の「半身浴」です。
半身浴は長時間の入浴が可能となり、健康でダイエットにも効果的という情報が巷で溢れています。では実際どうなのでしょうか。
①入浴の効用半減
結論から述べると、半身浴は全身浴より「入浴の効用が半減」します。
湯船に溜まるお湯の量が少なければ、それだけ体全身の温まり具合や静水圧でのマッサージ効果も半減します。そして血流改善での新陳代謝の効果が弱まるのです。また重力の度合いも変わるので、筋肉弛緩作用も低減します。筋肉を休ませる環境が悪くなるという意味では、私たちがベッドから地べたで睡眠をとるようなものですね。湿度による免疫力向上効果や、入浴剤による自律神経切替効果には影響がないですが、これだけのメリットを捨てることは少し勿体ない気がします。
②心臓系疾患の持病持ち向き
しかし、半身浴にはメリットも存在します。
それは「心臓系疾患の持病持ちの方に向いている」ということです。お湯に深く浸かると、静水圧により心臓に負担が多少かかります。健常者であれば問題のない負荷ですが、心臓に持病がある方にとってはマイナスに働いてしまう。そんな心臓系疾患の持病を持った方の、最強のお風呂ツールこそが「半身浴」です。もちろん全身浴ほどの効用は得られませんが、メリットを病気だからという理由で全て諦める必要もないということですね。
足湯
最後にお風呂ツール3つ目となる「足湯」です。
足湯は意外かもしれませんが、大きなポテンシャルを持ち合わせています。その効果はシャワー以上のポテンシャルではないでしょうか。
①血流改善効果あり
足湯のメリットとは「血流改善効果」を簡易的に得ることができること。
全身でお湯に浸かっていなかったとしても、足だけで体全体を温めて血流改善を促し、新陳代謝の効果が望めるのです。そして日頃の疲労を削ぎ落とすことが可能になるということですね。疲れをとるという目的を持つのであれば、シャワーより優秀なツールです。
②43度で10分前後
足湯のルールとしては「43度で10分前後」の足湯入浴を行いましょう。
全身浴で「43度」というのは高すぎる温度です。心臓に負担がかかるので、快感ではなく健康のことを考えるのであれば辞めておくべきでしょう。ですが、足湯であれば接している部分が足だけです。温度が高かったとしても、心臓への負担がかからずに済むのです。そして高い温度のおかげで、お湯との接地面積が足だけであっても温熱作用が速やかに得られます。そして血流改善へと繋がっていく。
また炭酸系入浴剤をいれると、炭酸の刺激で血管の拡張を手伝ってくれます。是非、足湯を上手に活用して日頃の疲れをとってみてはいかがでしょうか。
最後に
本日は「シャワー・半身浴・足湯との比較」というお話、いかがでしたか?
やはり全身浴の入浴が1番ですが、それでも時間がない方や家に浴槽がなくてシャワーのみの方もいると思います。そんな方でも足湯であれば、作業しながらでも行うことができるので最大の時短ですよね。うまくシャワーと足湯を併用して、全身浴と同じ結果を目指してみてはいかがでしょうか。
本日はご精読ありがとうございました。
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