本日のテーマは「健康維持に不可欠・概日リズム」です。
皆さんは、規則正しい生活を心掛けているでしょうか?決まった時間に起床して、作業とリラックスのバランスを守り、入浴や入眠時間など1日の終わりにも気を使う。同じリズムを毎日繰り返すことによって、あなたの体の健康維持が可能となります。そして最大のパフォーマンスや主観的幸福感へと繋がっていくのです。
もちろん最初に習慣を変える苦しみは伴いますが、乗り越えた先には未知なる心地良さが待っています。是非、多くの方に規則正しい生活を目指して頂きたいです。
では概日リズムについて深堀りしていきましょう。
概日リズムとは
概日リズムとは、活動・睡眠の生理現象が24時間少しの周期で変動するリズムのことです。
このリズムは時計遺伝子群により保たれており、1日の決まった時間帯に特定のホルモンの増減調整を行い健康維持を促してくれます。俗称で体内時計と呼ばれるもので、過去には25時間周期と言われていましたが、現段階の科学では24時間少しの周期であることが判明しました。
①具体的流れ
具体的流れとしては、起床から15~16時間後に眠気を感じ、16~17時間後に自然と入眠へと導いてくれる。つまり7時に起床すれば、22・23時に眠気を伴い、23・24時には就寝することが出来るということですね。結果的に7~8時間睡眠が可能となり、1日の疲労を次の日に持ち込まないことが可能となるのです。
②崩してしまった場合
しかし概日リズムを崩してしまうと、ホルモン増減の時間帯が不規則なものになってしまいます。結果的に身体に不調を伴いやすくなり、パフォーマンス低下や慢性的憂鬱へと繋がるのです。
目先の作業を根性・我慢で集中したり、苦しい気持ちを無理やりポジティブにすることは基本出来ません。そうではなく自然とそうならない状況を生み出すために、概日リズムを厳守してみてはいかがでしょうか。
日光を浴びる
次に、概日リズムを安定させるテクニック「日光を浴びる」についてです。
日光を浴びることは、概日リズムのリセット効果を生み出します。「1日の24時間周期」と「概日リズムの24時間少しの周期」には多少の差異がありますが、その微調整を日光が手助けしてくれるのです。なのでまず起床1番に行うアクションプランとして、カーテンを開けて日光を浴びましょう。すると、その後の活動の質が驚くほどに飛躍するはずでしょう。
応用テクニックとしては「朝ウォーキング」で15~30分間歩くというのも有効です。概日リズムリセットはもちろんのこと、癒やしの物質「セトロニン」も分泌して生産性・幸福感の爆上げ間違いありません。
日中の睡眠NG
最後に、概日リズムを崩す要因となる「日中の睡眠」について解説です。
①二度寝&30分以上の昼寝
具体的にNGなものは「二度寝」と「30分以上の昼寝」という要因の2つです。
二度寝をすることにより、概日リズムがそこからのスタートとなってしまいます。そうなれば夜に眠気は起こらず、入眠も困難なものになってしまうでしょう。また30分以上の昼寝も同じで、リズム撹乱で不眠症の原因になるので注意が必要です。
②パワーナップ
ただ、例外として「パワーナップ」というテクニックのみ有効です。
パワーナップとは、コーネル大学の社会心理学社「ジェームス・マース」が提唱したテクニックで、「12時~15時の時間内」に「15分~30分程度の仮眠」をとるというものです。この時間帯と睡眠量であれば、概日リズムを狂わさずに午前中の疲れをとることが可能です。結果的に「集中力UP・記憶力向上・ストレス軽減」などの効用をもたらしてくれるので、是非試してみてください。
最後に
本日は「健康維持に不可欠・概日リズム」のお話、いかがでしたか?
行動する前には億劫に感じるかもしれませんが、是非多くの人にチャレンジして貰いたいと私は思っています。なぜなら生活習慣変革の苦痛以上に、その見返りとなる幸福が多大なものだからです。お金もかからない自己投資なので、是非活用してみてください。
本日はご精読ありがとうございました。
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