生産性爆上げ「効果的な休息法」

マネジメント

 本日のテーマは「生産性爆上げ・効果的な休息法」のお話です。

 人間の注意の持続時間は「通常20分程度」であり、集中力の鍛錬をしている人でも「限度90分程度」です。そのことからポモドーロ・テクニックなど、小刻みに休息をとることが推奨されています。では、その休息時間に一体何をすれば良いのでしょうか?仕事の作業から離れたとしても、休憩の方法を間違えれば集中力は回復しません。それどころか逆に疲弊してしまい、さらにパフォーマンスを下げてしまう懸念もあるのです。

 ここから生産性爆上げ・効果的な休息法を3つ紹介していきます。

瞑想休息

 生産性爆上げ・効果的な休息法1つ目は「瞑想休息」です。

 瞑想休息とは、音・呼吸・徒歩などに集中して、その営みの自分に気づくこと。

 つまり頭上にもう1人の自分がいるイメージをして、集中している自分を観察するのです。正しく音・呼吸・徒歩などの対象に意識が向けば、休息明けの脳の開放感を感じることが出来るでしょう。

 なぜ瞑想に効果があるのかと言うと、人の脳は無意識の状態では過去や未来の何かしらを考えてしまうから。様々なことを脳内でクルクル回して、一見休息しているようで休めていません。仕事のタスクを取り扱っている時と同様、頭を使っているのです。だからこそ瞑想で、今にだけ集中して感情に流されない心をつくりましょう。

 瞑想の対象は他のモノでも構いませんが、「視覚情報」と「言語情報」を取り入れたものは避けましょう。これらは他の情報よりも、脳の認知機能を大きく消費してしまいます。また自然に触れる「自然瞑想」などもオススメです。肉体の疲労を癒やすには足りませんが、精神的なストレスを癒やすだけなら、自然は40秒触れるだけで効果があると言われています。

作業休息

 生産性爆上げ・効果的な休息法2つ目は「作業休息」です。

 作業休息とは、頭を使わない簡単な作業を休息として挟むことです。

 例えば「メールチェック」・「洗い物」・「物の片付け」など、頭を使わないものであれば何でも良いでしょう。単純作業は脳の回転数を落として、前頭前野を回復させる効果があります。また瞑想の意識を持てば、脳内の反芻思考をストップした「作業瞑想」の役割も担うのです。

 作業休息の優秀さはこの範疇に留まりません。感情を仕事から完全に切り離すわけではないので、タスクへのモチベーションを維持することも可能となります。モチベーション管理能力が低い人であれば、休憩で脳を休めたとしてもその後に壁がそびえ立ちますよね。

 その壁とは「仕事への意識に戻す」という強大なアクションです。この壁への労力を一切かけることなく、脳も休ませることができる。そして家事も次いでに行えてしまうと考えれば、どれだけのメリットが生まれるでしょうか。

高強度運動休息

 生産性爆上げ・効果的な休息法3つ目は「高強度運動休息」です。

 高強度運動休息とは、最大心拍数に対して7~8割の運動を休息として挟むこと。

 高強度の運動はBDNF(脳由来神経栄養因子)が分泌しやすく、脳回復にとって最大の薬です。BDNFとは、脳の神経細胞を成長・維持させるタンパク質のことで「脳の肥料」のようなものです。

 高強度運動と聞くと「疲れるのでは?」と懐疑の気持ちを抱く人も、きっといるでしょう。しかし短時間の高強度運動は、瞬間的疲労を感じても慢性的疲労は感じません。そればかりか、今まで背負っていた重荷がスッと肩から消えてしまった感覚が持てること間違いなし。

 ただ「やり過ぎ」や「肉体疲弊中」には注意してください。あくまで肉体疲労ではなく脳疲労に使う意識で、HIITなどの高強度運動を混ぜていきましょう。

最後に

 本日は「生産性爆上げ・効果的な休息法」のお話、いかがでしたか?

 休息中に行っている内容により、あなたのその後のパフォーマンスに大きな影響をもたらします。私が辞めるべきと感じている休息法は「スマホや甘いお菓子」です。スマホは休息ではなく頭を使う活動であり、甘いお菓子は血糖値スパイクにより後の低血糖の無気力症状を生み出します。休息こそ自制心を持って取り扱うタスク、その心構えで活動していきましょう。

 本日はご精読ありがとうございます。

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