本日のテーマは「受け止め方・シフトチェンジ」です。
私たちの「心に浮かぶ感情」と「脳内物質」には強い関連性で繋がっています。ここから楽しみの毎日を獲得するためのアプローチとしては「脳内物質からの逆算」がオススメです。楽しみの脳内物質分泌時が多いというゴールを目指し、そこから逆算して適した仕組み作りをしていくのです。
仕組み作りとして「環境」・「受け止め方」という2つの改善方法が存在します。どちらも変化できれば、それに越したことはありません。ただ環境変化の方が難易度高いので、まず受け止め方の刷新を意識してみてはいかがでしょうか。また受け止め方は「植物の根幹部分」です。枝葉となる環境がどのような状況だったとしても、根幹の受け止め方さえ据わっていれば鋼のメンタルに繋がります。きっと、執着を手放して感謝するマインドが手に入るでしょう。
では受け止め方・シフトチェンジを2枠で見ていきます。「空間拡大」・「コインイメージ」の順にお送りします。
空間拡大
受け止め方・シフトチェンジ1枠目は「空間拡大」です。
空間拡大とは、自分が今いる空間内で見ている視野を広げること。私たちは無意識だと、狭い視野でネガティブなことに注目してしまいがちです。この事象は、生存確率UPのために授けられたリスクヘッジの遺伝子からきています。そのため、誰もがネガティブアンテナの精度が優れている。ただネガティブな主観はとても苦しい人生となり、現代の環境では、生命危機になかなか遭遇しないので「臓器でいう盲腸」のような能力でしょう。
そこで俯瞰した視野を持ち、目の前の空間全体を見るように心掛けましょう。するとネガティブ事象だけにピントが合っていた意識が、空間全体へと移行します。そして空間の中の、ポジティブな事象にも気付けるのです。あとはポジティブ事象にピントを合わせて、今を感謝して過ごすだけですね。同じ環境であったとしても、あなたの脳内物質分泌の種類は大きく刷新することでしょう。
コインイメージ
受け止め方・シフトチェンジ2枠目は「コインイメージ」です。
コインイメージとは、楽しみと苦しみが表裏一体であるというイメージをすること。コインの表裏が繋がったモノであるように、楽しみと苦しみも表裏一体で繋がっています。苦しみという感情が存在するからこそ、もう片方の楽しみという感情も存在する。皆さんも楽しみの後に苦しみを感じたり、苦しみの後に楽しみが待っていたり、このような経験は1度はあるのではないでしょうか。
なぜこのような現象が起こるのかというと、2つの感情は「相対的比較」で生まれるから。少し前の状況と比較して、良い状態であれば楽しみの感情が、悪い状態に陥れば苦しみの感情が浮き上がるのです。気が乗らない仕事や病気で苦しいときなど、コインイメージを発動すれば未来の幸せに気づけます。すると苦しみの真っ只中であったとしても、未来の楽しみというイメージの中でドーパミン分泌が可能となるのです。
最後に
本日は「受け止め方・シフトチェンジ」のお話、いかがでしたか?
受け止め方を刷新するためのアクションプランを、一言でまとめると「視野を広げる」ことです。空間拡大が、今この瞬間に見ているものの視野を広げること。コインイメージは、時間軸の視野を広げるということです。「1対象」や「現在」だけに囚われず、常に鳥のように俯瞰して楽しみを探す意識を持ちましょう。するとどんな環境でも、楽しみの脳内物質分泌が可能だと気づけるはずだから。
本日はご精読ありがとうございました。
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