「集中できない」について本気出して考えてみた

集中力

 本日のテーマは「集中できないについて本気出して考えてみた」というお話です。

 皆さんは仕事や勉強で、どうしても集中できない作業があるなと感じた経験はありませんか?全てのことに因果関係があるので、この現象にも原因は明確に存在します。「知らない」と「原因がない」というのは全く別であると認識して、私たちは自己成長のために原因究明の作業に明け暮れなければいけないのです。

 では、集中できないについて本気出して考えてみましょう。ここでは2つの視点からお話を展開していきます。それは「無価値タスク」と「集中スイートスポット」です。

無価値タスク

 集中できない原因1つ目は「無価値タスク」です。

 無価値タスクとは、タスク自体に自身の価値観で意味が感じられない作業のこと。例えば、タスク達成後に得られる報酬を欲していなかったり、そのタスクを何のためにやるのか理解できていなかったらどうでしょうか?モチベーションが、奥から湧き出てくるわけがありませんよね。

 きっと自身の価値観に反したタスクに、多くの時間と労力を注いでいる人は「他人の提唱した価値観」で生きている人ではないでしょうか。言われたことを思考停止で「人生の道標」にしてまった状態。ちなみに日本人の統計で、全労働者の30%以上が仕事への意味を見出だせていないそうです。

 まず無価値タスク脱出には、自身の価値観・信念を自問自答して自己洞察することが第1歩です。信念の見極め方のお話は、また別記事にしようとも思っています。楽しみにして頂けると嬉しく思います。

集中スイートスポット

 集中できない原因2つ目は「集中スイートスポット」です。

 集中スイートスポットとは、集中力が最も高まる「タスクの難易度」を表した理論のこと。最適な難易度は「少し難しい」と感じる程度のタスクであり、「難しい」→「簡単」の順番で集中力は下がっていきます。私たちはタスクの難易度が高すぎても、低すぎても集中することは出来ません。

 高すぎれば「頑張っても報われないかも」と本能が察知します。それならば瞬間的快楽で、今を楽しむという選択をとろうとタスク自体を放棄してしまうでしょう。また低すぎても「すぐ成果が貰えそうだから後でいいや」という気持ちが湧きます。これが後回し思考で、放ったらかしにしてしまうメカニズムです。そして蓄積された簡単な作業は、量という強大な力により難易度が高いタスクへと姿を変えてしまうのです。

 そして難易度が少し難しいものは「自己能力とタスクのハーモニー」を奏で始めます。美しい旋律により集中力も最大の力が発揮できますし、その活動自体に楽しみを見出だせるようになるのです。

 ちなみにスイートスポットとは、ゴルフクラブやテニスラケットのボールを打つ際の最適打球点のこと。この点でボールを捉えることができれば、体の力を無駄なくボールに届けることが可能となります。これは「仕事・勉強」を「ゴルフ・テニス」に比喩した理論でもあり、ゴルフクラブ・テニスラケットが自己能力に、ボールをタスクへと例えています。

 自己能力での最適打球点こそが少し難しい難易度であり、ボールがスイートスポットに当たるように、タスクが自己能力の少し難しいというスイートスポットに当たるのです。そして強大な集中力へと変貌を果たすわけですね。

最後に

 本日は「集中できないについて本気出して考えてみた」のお話、いかがでしたか?

 ただ気合と根性で、低下した集中力を上げようとしても限度があります。また継続することは、できないでしょう。世の中の全ての現象に「なぜ?」という疑問を持ち、探求して、最善の仕組みを構築しましょう。そして実生活へとアウトプットしていくのです。

 本日はご精読ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました