本日のテーマは「デイリータスクの作り方」のお話です。
目の前のタスクに対して「最終ゴール」を明確化して、逆算思考で「マイルストーン(中間ゴール)」を設定すれば、集中力・生産性の瀑上げは間違いありません。ここで最後の一押しとして、デイリータスクの作り方にも気を使い、抜け目のない状態へと昇天していきましょう。
本記事と次回記事では、デイリータスクの作り方を4ポイントご紹介していきます。本章でご紹介するポイントは2つで「1時間タスク」・「障害対策」です。
1時間タスク
デイリータスクの作り方1ポイント目は「1時間タスク」です。
1時間タスクとは、1つのタスクにかかる時間を1時間以内で設定すること。私たちはあまりにも長すぎるタスクに対して、どうしてもモチベーションが湧きません。
これは「達成バイアス」という、偏りの視野を持ち合わせていることが原因です。達成バイアスとは、短期的に労力をかけずに快楽が得られるものと、長期的に労力をかけて快楽が得られるものがあると、前者に意識が向き怠惰へと走ってしまうのです。この対策として、1時間以内の枠内で作業を分散するのです。すると自制心を必要とせずに、タスクへのモチベーションを上げることも可能です。
もちろん、困難なタスクへ立ち向かう「自制心」や「モチベーション管理能力」も身につけて欲しいのですが、何度も発動できるものではありませんよね。仕組みとしてどれだけ楽できるかが、長期的な結果を左右することもファクトでしょう。仕事でも勉強でもそうですが、困難な壁にぶつかったら「分散して解体してやろう」という意識を持ちましょう。小分けにすれば、過去に人が達成したことであれば必ず成し遂げられるはずです。
障害対策
デイリータスクの作り方2ポイント目は「障害対策」です。
障害対策とは、タスク達成を邪魔するトラブルを予測して、対策方法も事前に用意しておくこと。なぜならマネジメント通りにタスクがこなせず、やるべきことを後回しにして蓄積している人が多くいるように思えるから。長期的な成功は、いかにタスクを長年継続出来たかで決まります。
起こってしまった失敗のトラブル原因を、明日のマネジメントに役立てる。「失敗は成功の母」という言葉通り、これらの経験が未来の一段回上のマネジメントを創造してくれる。フィードバックをせずに、同じ失敗を繰り返すことはとても勿体ないこと。その罠から抜け出すために、経験上のトラブルを書き出し、対策方法を吟味していくのです。
①イフゼン・プランニング
そしてオススメのテクニックとして「イフゼン・プランニグン」をご紹介します。
イフゼン・プランニングとは、トリガーとアクションを事前に定めておくテクニックです。例えば「午後7時になったら、読書をする」といった具合で使用します。ポイントとしては、トリガーを「障害(トラブル)」に設定するのです。具体的には「スマホを触りたくなったら、10分ウォーキングする」などですね。
ちなみに10分のウォーキングだけでも、前頭前野の理性は力を取り戻し、大脳辺縁系による感情の力を抑制します。欲望に揺られているとき、いきなりタスクに取り掛かることは難易度が高くても、10分歩くだけなら出来そうな気もしませんか?
②心理対比
もし失敗を導く障害が認識できていない場合は「心理対比」も使ってみてください。
心理対比とは、「タスク失敗の事実」と「自身の感情・行動・習慣」を並べて検証すること。具体的には「どんな感情が、タスク失敗を促しているか?」と自問自答する感じです。この自問自答は、「タスクの先の結果が欲しいという価値観」と「感情・行動・習慣を型作る価値観」の不協和に気づくことが可能となります。つまり、相反する2つの価値観を追いかけているからこそ失敗する。まず気づけていない固定観念を焙り出しましょう。
そしてイフゼン・プランニングに、固定観念の出現をトリガーとして設定すれば、その後のアクションで対策方法を描くことも可能でしょう。そしてこの積み重ねが、あなたの価値観を一貫したものへと導いてくれるのです。
最後に
本日は「デイリータスクの作り方」のお話、いかがでしたか?
タスクを1時間以内に細分化して、過去の失敗の真因となる障害と対策方法をイフゼンプランニングに落とし込めば、それだけであなたのマネジメント能力は一歩次のステージへ移ります。いきなり成功できるかは別として、まず行動を始めてみてください。
次回記事では、デイリータスクの作り方の後半として、残り2つのポイントをご紹介します。楽しみにして頂けると嬉しいです。
本日はご精読ありがとうございました。
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