入浴応用テクニック

入浴

 本日のテーマは「入浴応用テクニック」のお話です。

 全身浴で湯船に浸かることは「血流改善」・「筋肉弛緩」・「免疫力向上」など、様々な恩恵を私たちにもたらします。以前の記事「快眠入浴ルール」に記載させて頂いた最低限のルールを守るだけで、この効用を得ることができます。しかしここで満足してはいけません。入浴法にスパイスを加えると、さらに上の段階への効用へと進化するのです。是非、あなたの入浴ライフに応用テクも取り入れてくれると嬉しいです。

 本日紹介させて頂く「入浴応用テクニック」は2つあります。それは「入浴剤」と「マインドフロネス」です。

入浴剤

 入浴応用テクニック1つ目は「入浴剤」です。

 ただの水道水を溜めた湯船よりも、入浴剤をいれた湯船のほうが、私たちの疲労をさらに軽減してくれます。その理由は大きく2つあり、「血流改善効果」と「自律神経調整効果」によるものです。

①血流改善効果

 血流改善効果では、入浴剤に含まれる炭酸の刺激が血管拡張を助長してくれます。

 血液循環が活発に進めば、新陳代謝がアップします。すると動脈が全身の細胞に必要な「酸素」や「栄養素」を運び、静脈が「疲労物質」や「老化物質」を回収してくれるのです。そして細胞から元気になり、慢性疲労に悩まない快適ライフを過ごせるというわけですね。

 お湯の温かさによる温熱作用や、全身浴による静水圧作用でも、血流改善効果は期待できます。ですが入浴剤を使用することにより、そのLevelを上のものにまだ引き上げることができるのです。

②自律神経調整効果

 自律神経調整効果では、入浴剤に含まれた香りにより副交感神経優位を促します。

 入浴の心地よさだけでも副交感神経優位は可能かもしれませんが、やはり良い香りはリラックスへの最強の矛となるでしょう。特にラベンダーの香りは、睡眠にプラスへ働くと言われています。

 仕事や趣味の活動で交感神経優位で頑張った肉体を、スムーズに明日のための充電時間として副交感神経優位の状態へと切り替える。ONとOFFをしっかり区別することが、生産性・幸福感の視点からでも重要でしょう。

③皮膚に優しい

 また本日は触りのみの紹介となりますが、入浴剤は皮膚にも優しいのです。

 日本の水道水は軟水であり、ミネラル分が少ないことが特徴です。そして、私たちの体液はミネラル分が多く含まれています。このミネラル濃度の違いが皮膚に刺激を与えるのですが、入浴剤に含まれるミネラルにより皮膚ダメージを除去してくれるのです。その原理については、また別記事でお話したいと思います。楽しみにして頂けると嬉しいです。

マインドフロネス

 入浴応用テクニック2つ目は「マインドフロネス」です。

 まずマインドフルネスの定義を紹介すると、今ここの自分に客観的に気づくことです。頭の中の意識を過去や未来へと反芻思考で埋めるのではなく、目の前で起こっていることに気づく。今、ここに意識を集中しましょう。

 そしてマインドフロネスとは、入浴している自分をマインドフルネスすること。お湯に浸かっている肌の感覚、リラックスして心地よいと感じている自身の感情、入浴剤の香りを感じる嗅覚など、ありのままに気づくのです。すると脳は休む時間が与えられ、効率よく疲労回復することが可能です。また入浴中もマインドフルネスのトレーニングになるでしょう。

 今、ここの自分に客観的に気づいているからこそ、モチベーション管理能力を発揮したり、自分の限界値を把握することも可能となります。是非、休みながら楽しみながら修練の要素を混ぜてみてはいかがでしょうか。

最後に

 本日は「入浴応用テクニック」のお話、いかがでしたか?

 こんな些細な工夫で、疲労改善を劇的に向上することが可能です。また新しい入浴剤を探し試してみる営みは、あなたのアーティスト脳を活性化することにも繋がるでしょう。「疲労改善」・「マインドフルネス」・「創造性」の3つのメリットを全て頂いてしまいましょう。

 本日はご精読ありがとうございました。

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