本日のテーマは「睡眠の質UP・入浴後の過ごし方」についてです。
快眠入浴法の「温度」や「時間」などのルールを厳守して、入浴剤やマインドフロネスなどのツールを活用すれば、あなたの疲労回復や睡眠の質は飛躍的に向上するでしょう。しかし入浴後の過ごし方でミスをしてしまえば、これらの恩恵を得られずマイナスに働くかもしれません。せっかくの努力・活動を無駄にせぬよう、入浴後も気を抜かずに取り組んでいきましょう。
では、本題となる入浴後の過ごし方を3つご紹介していきます。それは「寒さNG」・「仕事NG」・「ブルーライトNG」です。
寒さNG
入浴後の過ごし方1つ目は「寒さNG」です。
入浴後の寒さは、血流改善効果による「新陳代謝UPの働きを抑制」します。なぜなら温まった体により血液循環が活発な時間帯をつくりましたが、寒さで冷えた体はこの時間帯の時短へと導いてしまうから。
また「入眠タイムにも狂い」が生じます。ベストな入眠タイムは、深部体温と皮膚体温が最も接近する時間帯に起こります。この時間帯は眠りに入りやすく、睡眠中の成長ホルモン分泌も促してくれる。しかし深部体温が寒さにより早い段階で下がり、入浴後の「1時間半~2時間後の入眠タイム」が変わってきてしまうのです。正確な時間が分からなければ、最高の睡眠から1歩遠ざかることになってしまうでしょう。
入浴後に「扇風機」や「冷房」で体を涼むのは気持ちいいものですが、睡眠のためには適温で過ごすことが大事だと言えます。扇風機に直接当たったり、冷房の温度を低く設定しすぎないような心掛けが重要です。それでも涼まないとストレスが溜まるという人は、1度入浴内容から見直してみてください。それらの涼みがないと苦痛な程に「のぼせた状態」まで入浴する。その温度や時間を疑う必要性があるのかもしれません。
仕事NG
入浴後の過ごし方2つ目は「仕事NG」です。
この時間帯に仕事をすることは、体を「覚醒状態」へと導いている営みです。入浴から入眠にかけては休息モードなので「副交感神経優位」ですが、仕事をしている時は活動モードですから「交感神経優位」です。つまり、せっかく入浴で自律神経スイッチをOFFにしたのに、その行為が無駄になってしまうわけですね。
仕事というカテゴリーで、自己実現や他者貢献を意識することはとても素晴らしいことです。気力あふれるビジネスパーソンに、仕事の制限を推奨することは心苦しいのも事実です。ですが「健康」・「睡眠」のためには、自制心を持って抑えましょう。その気力を、明日のためのエネルギー充電期間へ転換するのです。なぜなら休むとは、明日の活動に頭少しだけ突き出した活動なのですから。
その原理からいうと、頭を使うアウトプットの勉強も同じです。ただこれに関しては、難しい選択を迫られるでしょう。なぜなら夜の寝る前から「1時間30分間」は、最も記憶に残りやすい時間であるという理論もあるから。ただその時間に頭を使いすぎると、交感神経優位にもなる。まさにトレードオフの現実が突きつけられている感じでしょうか。
私のオススメとしては「インプットの読書」に抑えています。勉強とは、まず大枠の理解のためにインプットをして、それらを記憶に残すためにアウトプットで創意工夫していくという2段階です。入浴後は、この1段階目の時間に当てる意識を持ち、あまり交感神経優位の状態にしないよう望んでいます。
ブルーライトNG
入浴後の過ごし方3つ目は「ブルーライトNG」です。
ブルーライトとは、可視光線の中で380nm~495nmの青色の光線のこと。散乱率が高く、エネルギーの高い特徴を持ち合わせます。基本的には太陽光に含まれますが、PC・スマホ・TVのディスプレイやLED・蛍光灯からも放出されているのです。
そして私たちの脳は、ブルーライトを浴びることにより昼間だと錯覚を起こし、交感神経優位の状態へと促してしまう。夜でも光がある世界を作り出した、現代の科学は偉大なものです。ただ敬意を払いながらも、副作用には注意が必要ではないでしょうか。
アクションプランとしては、LEDや蛍光灯を「間接照明」にすること。またPC・スマホ・TVは「基本見ないというスタンス」を心掛けます。どうしてもディスプレイを見なければいけないときは「オレンジ色のサングラス」がオススメです。元々の用途はスポーツ用のアイウエアですが、ブルーライトを防ぐ効果が高いと言われています。是非、これらを踏まえてルーティーン作成に望んでみてください。
最後に
本日は「睡眠の質UP・入浴後の過ごし方」のお話、いかがでしたか?
入浴後の「涼む」・「頭を使う」・「光を浴びる」など、今までの当たり前を刷新する必要性が生じます。ただこの当たり前は、長い歴史を紐解けば当たり前ではないもの。私たちは思春期までに経験した価値観を、大昔から続いている当たり前と錯覚する傾向があります。そして当たり前という先入観によって「合理的な判断」や「新時代の流れに乗る」ことを阻害する可能性があることも忘れてはいけないのです。
本日はご精読ありがとうございました。
コメント