固定観念払拭の4段階

客観力

 本日のテーマは「固定観念払拭の4段階」というお話です。

 前記事のお話で、固定観念の変え方手順について述べさせて頂きました。この方法を1年以上というスパンで継続していけば、あなたの価値観はきっと変容していくことでしょう。ですがここでもう1つ、助け舟が欲しいな感じませんか?

 確かに「前より価値観が傾いてきた気がするなぁ」・「阻害行動が減ったなぁ」という感覚も大事ですが、自分はロードマップのどの地点に滞在しているのかを知ると、さらにモチベーションが向上しやすいですよね。そこで本ブログでも取り上げたことがある「スキル取得の4段階」をモチーフにした「固定観念払拭の4段階」で現在地を認識してみてください。価値観変容は長期戦であり、継続こそが最も重要です。現在地の認識も疎かにしないように意識しましょう。

 では「固定観念払拭の4段階」を順に覗いていきましょう。

無意識的影響下

 固定観念払拭の4段階・1段目は「無意識的影響下」です。

 無意識的影響下とは、固定観念の存在を客観視できておらず、無意識で改善目標に対して阻害影響を受けている状態のこと。

 なぜ上手くいかないのか見当もつかない状態で、免疫マップで固定観念を見つける前の段階ということですね。では免疫マップについて、軽くおさらいを述べさせてください。

 免疫マップとは、固定観念を見つけるためのツールのこと。4つの項目「改善目標・阻害行動・裏の目標・強力な固定観念」を順番に記載していき、最後の項目でやっと自分の見えていなかった部分が分かるようになります。つまりこの免疫マップ作成前が、無意識的影響下ということでしょう。

意識的影響下

 固定観念払拭の4段階・2段目は「意識的影響下」です。

 意識的影響下とは、固定観念の存在は客観視できていますが、意識しても改善目標に対して阻害影響を受けてしまっている状態のこと。

 価値観を変えるのは、相当骨が折れる作業です。自分自身を知って「じゃあ価値観変えよう」と、手軽に行動実行が上手くいかないのです。そこには1年以上という歳月と努力を注ぎ込まねばいけません。つまり知ったからと言って、いきなり阻害影響なしの行動が体現できるわけではない。この段階は上手くいかないことだらけなので、1番苦しい段階にいるかもしれませんね。

 そして免疫マップを完成させた方は、この段階に到達していると見て良いでしょう。出来ない自分と直面しており苦しいと思いますが、1段階目「無意識的影響下」よりは前進している。なぜなら4段階中2段階目の半分に近い位置にいるのですから。

意識的自由

 固定観念払拭の4段階・3段目は「意識的自由」です。

 意識的自由とは、固定観念の存在は客観視できており、意識している時は改善目標に対して阻害影響を受けずに自由に行動できる状態のこと。

 スキル取得・4段階の際と同じで、1度できるようになったからといって常時できるわけではありません。なぜなら意識して出来るとは、まだ体に染み付いていない状態だから。「なら常に意識すればいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。ですが人間は感情の起伏もありますし、疲労もかかってきます。PCのように常に理性を働かせて、最大のパフォーマンスを発揮できるわけではないのです。

 スキル取得の4段階3段目の意識的有能になった人は、「スポーツ・音楽・仕事」でも自分はすごいと調子に乗りがちです。ですがここで油断した人が、良い時の状態に執着してスランプへと陥ってしまう。固定観念払拭の4段階も正しく同義です。どちらの4段階も、まだ体に染み付いていないことをしっかりと客観視しましょう。

無意識的自由

 固定観念払拭の4段階・4段目は「無意識的自由」です。

 無意識的自由とは、固定観念というモノがなくなり、無意識でも改善目標に対して阻害影響を受けずに自由に行動できる状態のこと。

 つまり価値観変容のゴールテープをきった、そう見て間違いないでしょう。こうなれば改善目標に対しての手段・方法論を知っていれば、あなたがその目標を達成できない要因はどこにもありません。あなたは1つの課題をクリアして、生きやすい世界へ近づけたというファクトが待っているのです。ここを目指して頑張っていきましょう。

最後に

 本日は「固定観念払拭の4段階」のお話、いかがでしたか?

 スキル取得の4段階と基本は全く同じなので、仕事・スポーツ・音楽と同じ感覚で価値観変容も楽しみながらステップアップしてみてはいかがでしょうか?すると1つのジャンルのように感じられて、楽しく継続することができると個人的に思います。

 本日はご精読ありがとうございました。

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