本日のテーマは、前回に引き続き「美肌入浴法」のお話です。
美肌による清潔感を手にするためには、夜の習慣となる入浴でのルールを厳守する必要性が生じます。そこまで労力を伴わない些細な工夫で大きな差異を生み出すので、ぜひ意識して欲しいなと感じます。
前記事では「40℃入浴法」と「2・3ボディソープ法」についての2ポイントをご紹介しましたが、本記事では後半の2ポイントのお話です。そのポイントとは「保湿リミット法」と「全身入浴法」です。
保湿リミット法
美肌入浴法について3つ目は「保湿リミット法」です。
保湿リミット法とは、入浴後10分以内に保湿ケアをすること。
①日本皮膚科学会の保湿ケア推奨
日本皮膚科学会は、皮膚の水分量が保たれているうちに保湿ケアすべきと推奨しています。この結論を見て疑問を感じることは、水分量が保たれている時間はどのくらいのリミットがあるのかという意見でしょう。
その解こそが、入浴後10分以内なのです。私たちは湯船に浸かることにより、10分間は入浴前より皮膚水分量が多い状態になります。そして入浴後10~30分後に入浴前と水分量が同じになり、さらに入浴後30分後以降になると入浴前より皮膚水分量が減少してしまうのです。これが乾燥の原因であり、この積み重ねにより老化へと導いてしまうわけですね。
②保湿&日焼け止め
肌の老化予防として、表面的に出来ることは「保湿」と「日焼け止め」の2ポイントです。
デパコス化粧品でなくプチプラ化粧品だったとしても、良いものはたくさんあります。人によって意見が分かれるものではありますが、白色ワセリンだけの保湿でOKと言う人もいます。どんな保湿剤でも良いので、老化予防2点の1つである保湿は守りましょう。
全身入浴法
美肌入浴法について4つ目は「全身入浴法」です。
全身入浴法とは、湯船に浸かるときには肩まで全身浴で入浴することです。
①血流改善効果の比較
全身浴と半身浴を比較すると、血流改善効果のメリット量が変わってきます。
血流改善効果は、体の温まり具合や静水圧の働き方により変化します。そして半身浴の場合、この2つの要素のメリットが文字通り半減してしまうのです。だからこそ心疾患を患っていない方は、迷わず全身浴の選択が良いでしょう。すると美肌に対する効用を得られるはず。では具体的にどのようなメリットが享受できるのでしょうか?
②ターンオーバー促進
血流改善効果のメリット1つ目は「ターンオーバー促進」です。
新陳代謝アップによりターンオーバーが速いサイクルになるので、老化防止のアンチエイジング効果があります。またターンオーバーが上手くいってなければ、肌の状態がザラザラ肌やデコボコ肌になってしまうでしょう。サラサラ肌とは、上手く皮膚の新陳代謝が行えている証というわけですね。まさに美肌にとって、重要なキーポイントです。
③血色改善
血流改善効果のメリット2つ目は「血色改善」です。
血液循環の活発さは、血色にも良い影響を与えます。血液が全身に行き渡れば、体の末端にある「毛細血管」に血液が流れます。その結果、毛細血管のヘモグロビン値が正常になるので、血色の良い健康的な肌色を手にできるというわけですね。逆に毛細血管にヘモグロビンが行き渡らなければ、黄ぐすみを起こした肌になってしまうことでしょう。
ヘモグロビンについて軽く解説すると、赤血球に含まれる赤色素タンパク質のこと。鉄(ヘム)とタンパク質が結びついたもので、血液が赤い色をしているのはヘムが赤色素を持っているからなんですね。
全身浴についてまとめると、血流改善により肌の「きめ細かさ」や「血色」に影響を与えます。半身浴をしていては、名前の通り効果も半分になってしまうことを覚えておいてください。
最後に
本日は「美肌入浴法(後半)」のお話、いかがでしたか?
2記事に渡って紹介してきた内容を最後にまとめると、40℃の温度を守って全身浴で湯船に浸かる。ボディソープ活用は2~3日1度に留め、入浴後10分以内の保湿を守りましょう。この4点を守れば、きっとあなたはキレイな美肌を手にすることが出来るでしょう。そこまで手間がかかるアクションではないと思いますので、是非アウトプットしてみてくださいね。
本日はご精読ありがとうございました。
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