健康維持のために「食事スコア」

食事

 本日のテーマは「健康維持のために食事スコア」というお話です。

 幸福感や生産性は、健康という土台で支えられています。そして健康が何で作られているかと言えば、「食事・運動・睡眠」の3大習慣から成り立つのです。その中でも本日は食事にフォーカスを当てて、健康的な食生活を営むためのツールをご紹介したいと思います。

 そのツールが「食事スコア」です。使い方は簡単で食べたものに点数をつけていき、1日の合計点を導き出すだけ。体に良い食品をとればプラスの得点で加算し、不健康な食品をとればマイナスの点数となり合計点から差し引いていきます。

 では「健康維持のために食事スコア」を2部構成で展開していきましょう。

食品とスコア

 まずは「食品とスコア」についてです。

 具体的に私がプラスの得点をつけている食品と、マイナスの点数をつけている食品を列挙していきます。

 まずプラスの得点の食品ですが「野菜・+5」・「ナッツ・+2」・「豆・+3」・「魚・+4」・「鶏肉・+2」・「全粒穀物・+1」・「EXVオリーブオイル・+1」・「カカオ70%チョコ・+1」・「ブルーベリー・+2」です。

 それに対してマイナスの点数の食品は「赤身肉・-3」・「加工肉・-3」・「揚げ物・-5」・「ラーメン・ハンバーガー・-5」という具合です。ちなみに外食に出かけた際に食品のバリエーションが豊富で、食べたものが分からなくなったときは「−5」点をつけるようにしています。もちろん体に悪いモノだなと認識したものが多い場合で、外食=−5点なわけではありません。このようにして、最大21点を目指していくゲームを毎日しているのです。

 ちなみにこの食品とスコアは、あくまで私が使用しているものです。これらの概要は、個人的に作りかえてしまってもOKです。特に食事関連の知識は、まだ科学的に分かっていないことが多く、人によって見解が分かれることもしばしばあります。ですが注意点として、嗜好の問題で+の点数の枠組みにいれるなどは辞めてくださいね。あくまで健康という観点に立って知識を集め、自分の頭で考え作成してみてください。

食品の詳細

 次に「食品の詳細」についてです。

 ここでは「野菜」と「赤身肉・加工肉」にフォーカスを当てて、触りのみのお話です。

 本当は列挙した食品の全てを、1つずつ解説したい気持ちでイッパイです。ですがあまりにも情報量が増えすぎてしまい、読者の方々にも疲労を招く文章になってしまうと思います。ですので苦渋の決断でしたが、省略することに決めました。ただそれぞれの食品の詳細も随時、小分けしながら記事にしていきます。楽しみにして頂けると嬉しいです。では本題に移りましょう。

①野菜

 食品の詳細1つ目は「野菜」です。

 野菜はβカロテン・カリウム・マグネシウム・食物繊維などが豊富で、私たちの体を良い状態にもたらす栄養素で溢れています。そのことから厚生労働省も、1日推奨摂取量では350g以上と定義しています。様々な食事関連のエビデンスを覗いても、400g〜800g以上摂取すべきという提示すらあるくらいです。まさに健康食品とは野菜のことでしょう。

 また食物繊維は腸内細菌のエサになり、腸内環境の改善に繋がるのです。善玉菌優位になった腸内では、免疫力が上がり細菌・ウイルスを撃退してくれます。またビダミンB郡やビタミンKの合成も、腸内細菌は行ってくれる。病気になりにくい体をつくるにも、ビタミン欠乏症を防ぐにも、積極的に野菜を取り入れていきましょう。

②赤身肉・加工肉

 食品の詳細2つ目は「赤身肉・加工肉」です。

 赤身肉にはビタミンB郡が豊富でメリットもあるはずなのに、食事スコアではマイナスの点数をつけています。ここに懐疑の心が湧いた人もいるのではないでしょうか。ではなぜマイナスをつけたのか?

 その理由はWHO(世界保健機関)が2015年に、赤身肉・加工肉と大腸がんのリスクについての見解を発表したからです。加工肉には大腸がんのリスクが上げ、赤身肉もおそらく大腸がんのリスクが上がるだろうと示唆しました。赤身肉のケースではまだ断定できていない段階ですが、私の考えの中では「疑わしきは罰せよ」で動いています。

 ただ相反する答えがある場合、最終的な結論としては自分の頭で考える力が必要です。いろいろな情報を集めて総合的に加味した上で、自分自身と赤身肉の付き合い方も選択してみてくださいね。

最後に

 本日は「健康維持のために食事スコア」のお話、いかがでしたか?

 やはり普段から食事スコアとして記録をつけていなければ、どうしても糖質と脂質が絡み合った現代の誘惑食品に勝つことができません。スコアをつけて、毎日食事というゲームを楽しんでいく。その感覚が健康的な食生活を維持するためには必要ではないでしょうか。

 また健康的な食事に慣れると、久々に糖質過多の食事をした時の些細な倦怠感にも気付けるようになります。ここまで到達できれば、心地良い体調を求めて食事を選択するようにもなれる。少しでも多くの方が、健康的な食事と向き合ってくれると嬉しいなと思います。

 本日はご精読ありがとうございました。

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