自分1人で完結「悩み吹き飛ばし法」

メンタルヘルス

 本日のテーマは「自分1人で完結・悩み吹き飛ばし法」のお話です。

 人間は喜怒哀楽があり、人生の中で悩みを感じてしまう状況は無数にあるでしょう。悩みはしっかりと吐き出すことが重要で、1番の対策方法は人に相談することです。正しく吐露することができれば気分はスッと軽くなり、悩みが和らぐこと間違いなし。

 ですが人によっては、悩みを他人に吐露できないアイデンティティの方もいるかと思います。悩みも怒りも苦しみも、全て自分の中でひたすら消化しようとしてしまう人のことですね。ですがそのままでは負の感情は肥大化して、最悪の状況ではうつ病へと進行してしまう。

 本章ではそのような状況下の人でも、自分1人で完結できる「悩み吹き飛ばし法」を3つご紹介していきます。アジェンダとしては「読書」・「日記」・「新コミュニティ」です。

読書

 悩み吹き飛ばし法1つ目は「読書」です。

 人類の歴史は長く、文字を扱うようになってから5000年程の月日が流れました。その期間に数え切れない程の無数の人間が生活しており、あなたはその中のたった1人に過ぎない。ではあなたが考えている悩みは、人類第1号の悩みでしょうか?

 ほぼ100%に近い確率で、あなたと同じ悩みを持った人が必ずいます。その悩みに潰れてしまった人も、その悩みを乗り越えた人もいることでしょう。そして悩み解消者は、本という媒体に悩み解消法を記載する。するとそこには価値が生まれ、お金が生まれる。つまり人生のあらゆる悩みの答えは、本の中にあるのです。

 ですので悩みにぶつかったら、読書してみてください。悩みの解消方法さえ分かれば、ゴールが見えるのでスッと気持ちが和らぎます。また本とは著者との対話ですから、きっと話を聞いてもらえた時と同じような効用も実感できますよ。

日記

 悩み吹き飛ばし法2つ目は「日記」です。

 あなたは日記をつけることを、日々の習慣にしているでしょうか?

 もし日記をつけていないのなら、それこそが悩みを感じている原因かもしれません。なぜなら文字を書くことは、人に話すことと同様に表現によるストレス発散になるからです。

 私たちは心の中に溜まった悩みを、自分の中に押さえつけていては潰れてしまいます。だからこそ外に、その悩みを解放する必要性があるのです。その手段として人に話を聞いてもらうことがオーソドックスですよね。ですが1人だったとしても日記で文字として悩みを綴れば、それだけで表現によるストレス発散は可能になるのです。

 その証明として、ワシントンがん医療センターでの筆記エクササイズをご紹介します。このセンターにいる末期がんの患者に、20分という決められた時間内で、がんについて思い考えることを全て綴って頂きました。すると悩みを文字として吐露したがん患者は、筆記エクササイズ終了後のストレス値が大幅に低下したと言われています。書くことには、これだけ偉大な力がある。

 そして筆記エクササイズを、普段の生活に取り入れるテクニックこそが「日記」です。実際に精神科の治療では「日記療法」という治療法も確立されているくらい。また日記はストレス発散だけでなく、自己観察の効果もあります。後で見返すことにより、自分自身を正しく客観視する手伝いもしてくれるのですね。良いことづくめの日記ですので、さっそく今日からアウトプットしてみましょう。

新コミュニティティ

 悩み吹き飛ばし法3つ目は「新コミュニティ」です。

 悩みの解消法として、最も有効なことは人と触れること。仲間という認識の相手と触れあえば、オキシトシンという愛情・つながりのホルモンが分泌して悩みを中和します。ですが悩みを吐露できないということは、あなたは狭いコミュニティの中で発散口がないのかもしれません。だから落ち込んだとき、1人でいる選択をとってしまう。

 そこで新たなコミュニティ発掘に挑戦してみてください。インターネット・SNSが発達した現代では、他人と触れ合いますが1人で行える悩み解消法ですよね。苦しいときは1人でいたい気持ちになる方もいると思いますが、そんな状況下だからこそ新たなアクションを起こすチャンスです。人は現状への不満が過度でなければ、なかなか変化を起こすことができない動物なのですから。

 また職場・学校以外のコミュニティを知ることによって、価値観の多様性に気づけます。すると自分が狭い世界に閉じこもっていたこと、世界はもっと広いことを知る。そうなれば人生の自由度が広がることでしょう。小さな悩みを巡らしていたことにも、気づけるのではないでしょうか。

最後に

 本日は「自分1人で完結・悩み吹き飛ばし法」のお話、いかがでしたか?

 苦しいときは「読書をする体力がない」、「日記を書くのが面倒」、「新コミュニティへの行動が億劫」と思いがちです。ですがこの状況は、病気で苦しんでいる人が怖い手術を拒んでいるのと全く同じ。治療しなければ病気の根本を取り除けないように、いつまで経っても悩みは一向に収まらないでしょう。

 そんな状況下だからこそ、新たなアクションです。私たちの遺伝子は、遺伝子複製のために行動を促しますが、幸せになるための行動は促しません。遺伝子は幸せになるために設計されていないという事実を知り、自分の本能に頼らずに悩み解消の行動を理性で選択しましょう。

 本日はご精読ありがとうございました。

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