本日のテーマは「できる人になる・自己洗脳」というお話です。
何かを達成しようと思い、行動開始しようと思っても継続することができない。または行動には移れるのだけれど、モチベーションが湧きにくく効率が悪い。このような悩みを、あなたは抱えていないでしょうか。もしかすると原因は、あなたの意志や自制心の問題ではないのかもしれません。では一体何が原因なのでしょう?
その正体は、あなたの主観です。本章ではできる人になるためにあなたの主観を自己洗脳して、刷新しよういうお話です。3部構成で進めていこうと思っています。
主観の正体
まずは「主観の正体」について覗いてみましょう。
主観とは、自分が生きていくための方向性のこと。
この世界は複雑で無秩序の世界であり、どう生きるかの正解がない世界です。このような状況下では、どちらの方向に進めばいいのか迷ってしまいますよね。その世界に対して、一筋の灯りを指し示してくれるものこそが主観です。
そして不安とは、今描いた主観によって進んでいる道が正しいのか懐疑心を持ってしまった状態のこと。つまり灯りが消えかけていて、目の前の道が真っ暗闇になった状態ですね。私たちが不安を抱えるケースは、行き先が分からなくなったことと同義なのです。
主観の種類を列挙すれば、常識・法律・資本主義・宗教とあらゆる価値観が当てはまります。中にはこれらに迎合し切らずに、所々は自分で考えで動く人もいます。これは主観を自分で描けるタイプなのか、人に与えられた主観を鵜呑みにするタイプなのかの違いです。
認知的不協和
次に「認知的不協和」についてのお話です。
認知的不協和とは、自分の描いている主観と実際の行動が食い違ったとき、胸に引っかかるような不快を感じること。
例えば、世間体の主観と自分の主観が一致していない人であれば苦労します。周囲がある年齢になると、就職、結婚、それを強制するというアクションを起こす。思考停止で他人の話を鵜呑みにする人への多さに落胆したり、自分も時代の操り人形になるしかいけないのかと窮屈さで苦しくなるでしょう。
しかし世間体の主観とシンクロさえしていれば、何も疑いの気持ちも湧かず、その道にまっすぐ真実だと思い進む事が出来るのです。私は自分軸を持って、自分の頭で考える力を育むことを推奨しています。ですが具体的な課題があるのなら、その課題と自分の主観は合わせていく必要がありますよね?
もし課題に対して作業継続できないのなら、モチベーションが湧かないのなら、描いている主観を自己洗脳することが最短ルートの道です。あなたが事を成すことができなかったのは、能力の低さが問題なのではなく、課題と主観の食い違いがあっただけということなのですから。
理性で作成・感情に洗脳
最後に「理性で作成・感情に洗脳」というお話をします。
まず理性によって、目的を達成しやすい主観を作成しましょう。具体的に理解できるように、紙に書いて言語化することをオススメします。そして理性でつくった主観を、感情に洗脳させられれば完了です。ではどうやって、感情に洗脳させれば良いのでしょうか?
その方法は、新たな主観を持つ人が行いそうな行動を意識的にとること。ここでのポイントは、感情が新アクションに対して認知的不協和を感じたとしても継続すること。この不快感を解消するために、無意識に感情が行動に引っ張られていきます。そして気づいたときには、課題に対する価値観の自分が出来上がりといった具合でしょう。
厳守して頂きたいアクションとしては、毎週フィードバックをとること。そして失敗しても最初は寛大な心で許し、行動の成功率を少しずつ高めていくゲームにハマってください。この作業を1~2年程継続していけば、あなたは自己洗脳も課題達成もどちらのゲームも攻略して爽やかな気持ちを持てるはずだから。
最後に
本日は「できる人になる・自己洗脳」というお話、いかがでしたか?
洗脳と聞くと、あまりいい意味合いで理解されにくいでしょう。ですが本来の意味は、主観を洗い流して脳の考え方を新しくすること。相手を動かして、自分の思いのままに操作することではないのです。これは包丁に例えると分かりやすいでしょう。料理に使える便利器具ですが、この単語を聞いただけで斬りつけるというイメージを持つこと。これが洗脳に対する負のイメージを持つことと全く同義なのです。
間違った方向ではなく正しい方向に、他人手動ではなく自分手動に洗脳できれば、それは自己成長ですよね。できる人とできない人を隔てるものは、能力の差異だけではありません。ただ描いている主観が適していなかったり、状況に合わせて主観を自己洗脳する術を知らないだけなのです。是非、自己洗脳にチャレンジして新たな世界を体験しましょう。
本日はご精読ありがとうございました。
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