自己洗脳の近道

集中力

 本日のテーマは「自己洗脳の近道」というお話です。

 前記事では、ある物事の中で成果を出したい場合、目的に適した新たな主観を描いて自己洗脳することをオススメさせて頂きました。なぜなら主観自体が変容すれば、人は無意識に勝手に頑張るものだから。ゲーム好きは無意識にクリアへと夢中になりますが、興味ない方には苦痛に感じるのと同じ原理でしょう。つまり忍耐や根性で頑張るよりも、主観変容の方が手っ取り早く合理的なわけです。

 ですが簡単に主観を変えると言っても、一朝一夕では変えられず1~2年の期間を要する骨の折れる作業です。そこで本章では、自己洗脳の速度を加速させるための近道を3つご紹介していきます。アジェンダとしては「メンターイメージ」・「指示的セルフトーク」・「ピアプレッシャー」です。

メンターイメージ

 自己洗脳の近道1つ目は「メンターイメージ」です。

 メンターイメージとは、自分が憧れてなりたいと感じる有能な人をイメージすること。

 「イメージするだけで何か変わるの?」と懐疑心を抱く人もいると思いますが、想像力には計り知れないパワーがあります。イメージによる引き寄せの力により、自分もそのような傾向の人間に少しずつ変化していくもの。ですので頭の中でイメージ為尽しましょう。ではなぜイメージにこれ程までの力があるのか?

 それは人が抽象より具体を理解する方が得意だから。「課題に対して適した主観」という抽象的イメージを膨らませるより、「課題で有能な人」という具体的イメージを膨らました方が理解しやすい。そして有能な人は決まって、課題に適した主観を持っていますから、自己洗脳の速度を速めてくれるという訳です。労力も時間もあまりかからずに取り組めるものなので、是非試してみてくださいね。

指示的セルフトーク

 自己洗脳の近道2つ目は「指示的セルフトーク」です。

 指示的セルフトークとは、「おこないたい行動」や「失敗したときの理由や解決方法」を言葉にして自分に投げかけること。

 例えば私の場合ですと、「ブログを書くことに集中しよう」、「ブログ執筆のやる気が湧かないのは疲れているからだな」、「疲れをとるために瞑想か運動しよう」と言った具合です。自問自答で脳は他人に投げかけられている錯覚を起こし、敏捷に反応したり、ありのままのファクトを客観視できるようになるもの。

 つまり理性という人格から、感情という人格に話しかけるイメージですね。感情は既存の主観にすぐ戻ろうとしますので、何度も言葉を投げかけて新しい主観に導いてあげましょう。

ピアプレッシャー

 自己洗脳の近道3つ目は「ピアプレッシャー」です。

 ピアプレッシャーとは、成果を出している人たちの中に身を置くことです。

 人間は社会的な動物ですから、身近に関わっている人の行動に自己の主観が影響を受けていきます。そして自分でも気づかぬうちに、その傾向に自分も生まれ変わってしまう。もしあなたが怠惰で結果が出せない人生を歩んでいるのなら、それは周りの人たちが同じような主観を持っている可能性が高いでしょう。

 「長い付き合いだから」という心温かい気持ちが湧くかもしれませんが、そこは「ヒト・コト・モノは循環する」という事実を想起してみてください。この言葉には、その時々の価値観に合わせて周りに触れる対象は移ろうものという意味があります。もし今あるものに執着すれば、そこに成長がないことと同義です。

 今の仲間に対して、1度新たな主観への道を誘うアクションを起こす。そして乗ってきてくれない場合は、少しずつ心理的距離を離していく。なぜならあなたが今後進みたい道と、過去の仲間の目指す道は違うのですから。この話はどちらが上・下というものではなく、ただ目指すべき場所の違いの話です。

最後に

 本日は「自己洗脳の近道」のお話、いかがでしたか?

 主観の自己洗脳には時間がかかりますが、1度変容してしまえばベルトコンベアに乗ったように成果のための行動ができるでしょう。そのために近道の方法も、日々取り組んでみてくださいね。

 時間は有限であり、終わりがあるものです。だからこそTime is moneyの意識を持ち、成長のために時間のやりくりにも意識を向けましょう。1人でも多くの方が、なりたい自分になる速度がUPすることを願っています。

 本日はご精読ありがとうございました。

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