本日のテーマは「承認を満たす習慣・2STEP」というお話です。
対人関係の中で誰しもが、「他人に好かれたい」・「自分の気持ちを理解してほしい」・「相手を良い方向へ導きたい」という気持ちを抱いていることでしょう。これらの気持ちの源泉にあるものは承認欲求です。ですがこの欲求は物が溢れて豊かになった現代社会では、最も満たされにくい欲求ではないでしょうか。満たそうとすればするほど難しくなり、まさに泥沼から這い上がろうとすると沈んでしまう事柄にそっくりです。
そこで自分の承認を満たす方法として、まず相手の承認を満たしましょう。欲しいと思うのなら、それを自分が与える立場になること。多くの人に幸せを配ることもできますし、自分にも巡り巡って承認は返ってきます。つまりみんな幸せなWin-Winの関係になれる。ではどうやって、相手の承認を満たしていけば良いのでしょうか?
本章ではそのための習慣を2STEPでご紹介します。
長所へのアンテナ
承認を満たす習慣・STEP1は「長所へのアンテナ」を立てることです。
相手の承認を満たすためには、賛辞や感謝の言葉を伝えることが最もオーソドックスな方法です。しかし一言にすると簡単な原則を、なかなか実践できている人は限りなく少ないですよね。なぜでしょう?
その理由は、他人の長所へアンテナを張っていないから。コミュニーケーション時に自分中心の視野が先行してしまい、どうしても自分のことを理解して欲しいという気持ちで人と関わってしまう。この気持ちが先行してしまえば、相手の長所が視野狭窄により見えなくなってしまうでしょう。
そして長所へのアンテナを立てていない人が、賛辞・感謝の言葉を伝えようとするとお世辞としてアウトプットされます。お世辞の気持ちは、非言語にしっかりと乗っかり相手にも伝わるでしょう。つまり承認が欲しいという見返りの気持ちが、透過で見えてしまった状態です。この状態から脱するには、心の底から相手に対して長所の印象を、自分自身の主観で感じている必要性があるのですね。
賛辞・感謝のアウトプット
承認を満たす習慣・STEP2は「賛辞・感謝のアウトプット」です。
実際にアンテナを張り、相手の良いところに気づける主観ができれば、お世辞ではなく心の底から溢れた賛辞・感謝の言葉を伝えることができます。ただ真正面からそれらを伝えることは、照れの気持ちが混ざってしまうもの。そして頭ではすごいなと関心していても、伝え損ねてしまうこともあるのですね。ですがこれは非常にもったいない。相手を幸せにするアウトプットの土壌があるのですから、照れや緊張を乗り越えて言葉としてアウトプットしていきましょう。
これらの言葉が本当の意味での仲間をつくり、そして相手を良い方向へ導くことができるようになる。またアウトプットすることにより、さらにその感情・思考は定着していくもの。どんどん相手を好きになり、どんどん他人の良いところに気づける人間になっていく。このように好き・長所の無限ループを創造していきましょう。
最後に
本日は「承認を満たす習慣・2STEP」というお話、いかがでしたか?
自分の承認を満たすには、自分の長所をアピールすることでも、未来の自分の利益のためにお世辞を言うことでもありません。相手の長所を常に考え、それを伝え、相手を幸せにすること。その結果として、お互いが仲間の関係になり自分への承認も頂ける。対人関係ではTakeよりも、まずはGiveを意識してコミュニーケーションを行っていきましょう。
本日はご精読ありがとうございました。
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