本日のテーマは「時間はパズル」というお話です。
1日24時間という時間は、全ての人へ平等に与えられています。ですがこの時間を上手く活用できる人と、無駄にしてしまう人に分かれてしまう。一体彼らの、どのような要素がその差を隔てるのでしょうか?
それは時間に対して「パズルの意識」を持っているか否かです。何も考えずに、努力と根性で長時間の仕事・勉強をしたところで、得られる成果は時間に比例しないことでしょう。また少ない時間での仕事・勉強なのに、どんどん成果を上げていく人もいます。これらの違いは、パズルの意識の有無の違いでしかないのです。
集中時間と作業内容
ではパズルの要素とは、一体どのようなものなのでしょう?
それは「集中時間」と「作業内容」です。
①集中時間
集中時間とは、時間帯によって自分が、対象への注意・意識度合いがどれくらいであるかという指標です。まずは自分の集中時間と非集中時間を知ることがスタート地点ですね。この集中時間にはいくつかの理論があります。
例えばクロノタイプと言われるもので、その人の遺伝子により、集中力の高低差が表出する時間帯が違うと言われるもの。また朝活型の理論だと、朝は1番集中力が高く、どんどん落ちていくという理論もあります。私の体感としては、朝活型の理論が自分の体験と一致していたので採用しています。ですがただ、私が朝型人間であるだけなのかもしれませんね。またどちらの理論も、別記事で詳しくご紹介したいと思います。
②作業内容
作業内容では、自分にとって労力がかかる作業か否かを表す指標のこと。こちらも同じく自分にとっての労力作業と非労力作業を仕分けすることが重要です。作業内容は、個人が持つポテンシャルやここまでの熟練度によって異なってきます。まさに人によって千差万別ということ。
これら2つの要素が、パズルでいうピースとパズル版なのですね。
自己洞察と仕分け
では具体的に自分にとっての集中時間と作業内容を上手くはめていくための、手順を見ていきましょう。ここでのSTEPは「自己洞察」と「仕分け」に分かれます。
①自己洞察
まずは自己洞察のSTEPから。
自己洞察では、作業の意識だけに没頭するのではなく、その最中の自分自身の集中力も観察して気づいていきます。そして時間ごとの集中力を忘れないように、ログを残しておきましょう。私の場合だと「+5~-5」の11段階でチェックをしていました。自分が集中力が高く物事に取り組める状態と、意識が散漫してしまう状態を時間ごとに把握できれば、それだけであなたの時間管理能力は飛躍することでしょう。
それと同時に作業内容も、やり終えたあとの自分の疲労度によって、労力作業と非労力作業を定義していきます。私の場合の例を挙げると「ブログ」・「プレゼン資料づくり」・「本の要約ノート作成」などは労力を必要とする作業です。また非労力仕事に分類したものは「LINEチェック」・「料理・掃除」・「本のインプット」などでしょうか。一度自分のポテンシャルで、どちらの枠組みに作業内容を分類するか吟味していきましょう。
②仕分け
ではパズルの意識で仕分けしていきます。
もし集中力が高い時間に非労力仕事をいれてしまえば、それこそ時間の無駄遣いです。パズルのピースで、余白が隠せていない状態と同じですね。逆に集中力が低い時間に労力仕事をすれば、必要以上の時間を浪費してしまい、2時間で終わる作業が4時間かかってしまったという結果もザラではありません。さらにはアウトプットの質も落ちる確率が高まりますよね。これはパズルのピースが、穴以上の大きさではみ出してしまった状態となります。
このようにパズルを正しくはめていくように、集中時間と作業内容を正しく仕分けできれば、あなたは1日のアウトプット量を最大化させることが可能となるのです。
最後に
本日は「時間はパズル」というお話、いかがでしたか?
努力と根性で、ただ多くの時間を投下するという仕事・勉強法から是非脱出しましょう。そしてパズルのように時間を2次元で操り、多くの成果を手にしてくださいね。また集中時間回復のために、運動・瞑想はもちろんですが、食事や睡眠も徹底していく必要があるでしょう。
本日はご精読ありがとうございました。
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