本日のテーマは「雑念除去テクニック」というお話です。
皆さんは仕事・勉強・娯楽と何かに取り組もうと思った際に、それと無関係な雑念が湧いてきたという経験はないでしょうか。全く関係のない雑念は、目の前のことに注意を向ける上で強大な敵となります。なぜなら注意残余という事象により、20分程脳の中に情報が残り続けてしまうから。
つまり目の前のことだけに注意を向けるため、20分程の時間を要するということ。ではどうすれば、雑念自体が浮かびにくい状況を作り出せるのでしょうか?本章では根幹から対策するための、雑念除去テクニックを2つご紹介していきます。
整理整頓
絶念除去テクニック1つ目は「整理整頓」です。
部屋・机・PC・スマホ内など、しっかりと整理整頓することを意識しましょう。使ったあとは気分に流されず、元の状態に戻す習慣をつける。1度くらいならと許さず、国の法律のように守っていきます。なぜなら1度許せば、必ず何度も許してしまうから。
①雑念のトリガー
ではなぜここまで、整理整頓を徹底しなければいけないのでしょうか?
その理由は「雑念のトリガー」になってしまうからです。
散らかった物をきっかけに、様々な雑念が頭の中に浮かびます。そして目の前の作業から、雑念に意識を吸い寄せらてしまう。こうなれば頭の中ではマルチタスクの状態であり、集中力は崩壊でしょう。
②デジタルも同じ
またデジタルであったとしても、全く同じです。
作業でスマホを使用する際に、SNSなどの娯楽アプリが目に入る位置に配置してあればどうなるでしょうか?
きっと触りたくなってしまいますよね。スマホは雑念を生み出す宝庫です。デジタル内こそ整理整頓の仕組みづくりが重要であり、集中力を高める上で整理整頓は必須条件と意識しましょう。
通知サイレント
雑念除去テクニック2つ目は「通知サイレント」です。
スマホの通知は、基本サイレントにすることを心掛けましょう。なぜなら通知音が鳴り響けば、目の前の作業から通知の内容に意識を持っていかれてしまうから。今は作業中だから後で確認しようと思ったとしても、注意残余により脳に通知の意識は滞在します。
①SNSを通知OFF
ポイントとしては「SNSを通知OFF」にすること。
1日に3~4回、メッセンジャー系SNSを開く時間帯を習慣として取り入れます。そしてアプリを開くと、メッセージが来ていたことを確認できる。そして見たら瞬時に返信する。これを徹底するだけで、あなたの雑念は劇的に減少するはず。相手にもその旨を伝えていれば、基本は迷惑をかけません。
なぜそこまでしなければいけないのかと言うと、通知サイレントの恩恵を得られなくなってしまうからです。スマホを作業に用いていれば、サイレントにしていたとしても通知に気づきます。こんな小さな火種でも、その後の作業で何度も雑念が湧く可能性を上げてしまうのですね。
②集中力を下げるトレーニング
そして通知サイレントは、作業に取り組んでいない時間帯も継続です。
なぜなら通知音は「集中力を下げるトレーニング」になってしまうから。
作業に没頭していなかったとしても、その時々で何かしら目の前のことに意識を向けているはずですよね。今に集中する全ての事象が、集中力へのトレーニングです。
ですが通知音は、この集中力を何度も何度も遮断します。もしかすると1つのことに集中できないのは、通知音が1番の原因になっているかもしれません。1度通知OFFの世界を実践して、雑念の嵐のない、集中力の高まりを肌身で感じてみてください。
最後に
本日は「雑念除去テクニック」のお話、いかがでしたか?
雑念が湧きやすいか否かは、少しの環境差異から全く別の方向へと導かれます。どんなに反芻思考に陥らないようトレーニングしていても、雑念自体が湧いてしまえば20分間は集中力が下がってしまうことは変わりありません。
少しずつでも良いので、出来ることからアウトプットしてみてくださいね。少しでも多くの人が、目の前の作業に没頭して楽しめられる状態になれば嬉しいなと思います。
本日はご精読ありがとうございました。
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