文章を書くための「2つの意識」

文章・プレゼン

 今回のテーマは「文章を書くための2つの意識」というお話です。

 前回の記事で、文章を書けない人の2つの原因を紹介させて頂きました。この記事では、その2つの原因を解決するための方法編です。

文章が書けない原因の復習

 では文章が書けない2つの原因を、軽く復習していきましょう。

①言葉にできないこと

 文章が書けない原因1つ目は「言葉にできないこと」です。

 このタイプは文章を書こうと始めてみても、何を書いてよいのか分からないというケースですね。スタートが切れないタイプとなります。

②嘘を嫌うこと

 文章が書けない原因2つ目は「嘘を嫌うこと」です。

 このタイプは、文章を書こうと思えば書くことができます。しかし、自分の気持ちを正しく言葉で表現することが出来ない気持ちになり、嘘をついてしまっているのではないかという罪悪感に陥ってしまうのです。

 では本題である、文章を書くための2つの意識に話を移しましょう。

言葉でないものを言葉に変換

 文章を書くための2つの意識1つ目は「言葉でないものを言葉に変換」することです。

 この意識は、1つ目の原因となる「言葉にできないこと」の解決策です。

 多くの人が感じている「感情」は、実はまだ言葉になっていません。抽象的なぼんやりとした揺蕩うものであり、言葉でないものを言葉として書こうとするから言葉にできない。

 そこで言葉でないものを「書く」ではなく、「変換してみる」イメージを持ってみたらどうでしょう?

 書くとはコピーすることですが、変換するとは言葉ではないものを言葉というツールに変えてしまうこと。頭の中の言葉を紙に書き写すのではなく、頭の中の抽象的な感覚を紙に言葉に換えて表すイメージです。この感覚により「言葉にできない」という悩みから脱出する、そんなピースになってくれれば嬉しいなと感じます。

言葉は発明

 文章を書くための2つの意識2つ目は「言葉は発明」であるということを知ること。

 この意識は、2つ目の原因となる「嘘を嫌うこと」の解決策です。

 言葉は人類が作った発明であり、自然界に始めから存在しているものではありません。そして人が作った発明なのであれば、そこにはルールやテクニックが存在します。

 スポーツ・音楽に例えると分かりやすいですが、最初からスキルを身につけていませんよね?反復練習をする中でスキルアップしていき、そのルールの中で少しずつ優秀になっていくはず。

 言葉も全く一緒です。文章を書く経験値が少ない人が、いきなり良い文章を書けるはずがありません。自分は初心者だから、上手い文章を書けないという事実を知りましょう。この現状を客観視することによって、「嘘を言っている気分」ではなく「テクニックがまだない」という事実に気づけます。そうすれば反復練習して、失敗しながら上手くなっていくことが大事と気づけますよね?

 今、嘘と認識しているものを言いながら上達していき、「感情」と「言葉」のギャップを少しずつ埋めていくのです。

行動が大事

 文章が書けない原因を知り、それを解決するための2つの意識をあなたは知りました。

 あとは行動するだけ、行動しなければ何も変わらない。もちろん、いきなり上手くいくことは稀でしょう。しかし誰しもが、行動して失敗を積み重ねながらスキルアップをしていく。この世の全ての出来事には、「トライ&エラー」・「失敗は成功の母」という客観的事実があります。お互い、この自己成長の道を歩き続けていきましょう。

 本日もご精読ありがとうございました。

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