幸せを届ける「他者関心法」

仕事

 本日のテーマは「幸せを届ける・他者関心法」のお話です。

 前記事で人に関心を持ってもらうには、まず自分から相手に関心を差し出そうというというお話をご紹介しました。自分にとっても後々関心を返して貰えるというメリットもありますし、何より相手に喜んでもらえることが嬉しいですよね。

 本章では他者関心法について深堀りして、詳しい具体的アクションを3つご紹介していきます。目次としては「話を聞く」・「名前を覚える」・「笑顔で対応」です。

話を聞く

 幸せを届ける・他者関心法1つ目は「話を聞く」ことです。

 他者関心において最も重要な核となるものが、話し手ではなく聞き手にまわることです。

①承認欲求

人間は承認欲求から、自分がえらい人物だと思われたい、必要な人だと思われたいという本能を持っています。相手の話を聞くことは、この承認欲求を満たす直接的な行為なのです。他にも承認を満たす方法は存在しますが、最大の他者関心アウトプット法と言っても過言ではないでしょう。

②2対8

 傾聴の際には、基本的に「2対8」くらいのイメージで相手の話を聞きましょう。では相手の心が開かれず、自分の話をしてくれないという悩みが浮かんだら、どうすればいいのでしょう?

 解答となる具体的アクションは、前記事でご紹介した「観察」と「質問」を活用してみてくださいね。

③真逆の行動は控える

 そして上記でご紹介した、真逆の行動は控えるようにしてください。

 相手の話を長く聞かずに、自分の事だけ喋ってしまう。そして話したいことがあれば、相手の話を遮って喋る。これらの行動を繰り返すと、世界の中心に自分はいるという錯覚を起こしてしまいます。そのような幻想の世界の住人からは、人が離れていくのはまさに自然の摂理ですよね。口ばかり達者で、耳が留守にならないように気をつけましょう。

名前を覚える

 幸せを届ける・他者関心法2つ目は「名前を覚える」ことです。

①最大のアイデンティティ

 大多数の人は、自分の名前に対して強い誇りを持っています。

 なぜなら自分の名前は、アイデンティティを最も感じられる言葉だからです。つまり自分を認識するための、最大のアイデンティティ要素と言うことですね。

 歴史的な事象の発見や実験結果などに、自分の名前が用いられているモノも多いですよね。これも名前こそアイデンティティを感じられる1番の要素であり、名前と承認欲求の直結を表しています。

②誇りを覚える

 それだけ大切にしている相手の誇りを、しっかりと覚えることは強大な他者関心ですよね。

 逆にないがしろにして、忘れたり間違えたりすれば、相手は気分を損ねてしまうでしょう。まず新しい人間関係を構築したら、名前を覚えることをセットで習慣にしてみてください。もし忘れそうで心配なのであれば、スマホの音声メモなどに入力しましょう。

③アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルト

 ここで1つ、第32代アメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトの逸話をご紹介します。

 彼は相手の名前を覚えることに、強い重要性を持っていた人物として有名です。初対面の人に会って自己紹介で教えてもらった名前を、相手の顔を見ながら何度も頭の中で唱えていたそう。

 この方法は理にもかなっていて、唱えることはアウトプットであり記憶に残りますよね。そしてお手洗いに出向き、紙に名前をメモしていたのだとか。名前を覚えるまでのプロセスは、個人で創意工夫して新しいものを編み出しても良いと思います。ですがルーズベルトの名前に対する、強い重要性の意識は盗んで自分のモノにしていきたいなと感じますね。

笑顔で対応する

 幸せを届ける・他者関心法3つ目は「笑顔で対応する」ことです。

①非言語の関心法

 あなたは笑顔でいつもニコニコしている人と、むっつり顰め面の人がいたとして、どちらが一緒にいて居心地が良いでしょうか?

 きっと、ニコニコ笑顔の方ではないかなと思います。なぜなら笑顔は非言語を使った、最も手軽な相手に関心を寄せる方法だから。私たち人間も、元々は動物であり感情の生き物です。そして笑顔には「あなたのことが好きだ」・「あなたといると楽しい」という感情を、言葉なしに伝播する役割があるのですね。

②赤ちゃん・ペットが好かれる理由

 そして笑顔という、原始的で最強な他者関心法の使い手が存在します。

 それは赤ちゃんやペットです。彼らを見ていると、とても癒やされて1日の疲労やストレスが吹っ飛んでしまいますよね。それもそのはず、彼らは私たちに常に他者関心を寄せる達人なのです。赤ちゃんやペットたちがGiveしてくれる笑顔は、私たちの存在を肯定してくれます

 笑顔というテクニックに関しては、私たちより彼らの方が上でしょう。彼らの見真似をしながら、自分たちも笑顔の上級者を目指しましょう。

最後に

 本日は「幸せを届ける・他者関心法」のお話、いかがでしたか?

 他者関心の方法を紐解くと、特別に難解な作業ではないことに気づきます。ですがそんな営みですら、普段から習慣にしていなければ正しくアウトプット出来ないのです。

 人間は少し難しい難易度に最もモチベーションが湧き、難しすぎるモノや簡単すぎるモノを蔑ろにしてしまいがち簡単だからこそ、習慣に落とし込むまで意識を常時保ちましょう

 本日はご精読ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました