本日のテーマは「文字カウントに頼らない感性」というお話です。
皆さんはテキストエディタを使用して文章作成をするとき、文字カウントで確認をしていますか?
文字カウントで確認する作業の手間は、1度だけ見れば対したロスではないかもしれません。ですが1回の短い時間や微弱な労力も蓄積され、マクロな視野では大きな差異として現れてしまう。
そこで文字カウントなしでも、文字たちを見つめるだけで大体の文字量を把握できる感性を手にしましょう。するとあなたの時間・労力ともに、大きな節約ができるはずだから。ではどうすれば文字カウントなしに、文字量を把握する感性を育むことができるのでしょうか?
本章では、文字カウントに頼らない感性のポイントを2点ご紹介していきます。
文字数・行数・全体数の暗記
文字カウントに頼らない感性1点目は「文字数・行数・全体数の暗記」です。
①感性発動の基準
なぜなら、これらの数値が感性発動の基準になるからです。
視覚的に見ただけで感性を発動するためには、特定の基準をつくり暗記することが重要です。その基準となるデータを、無意識の脳が処理して大体の文字量を理解できるのですね。
そして基準となるデータこそが「文字数・行数・全体数」の数字です。もしこれらのデータを暗記していなければ、無意識は働いてくれません。
②文字数・行数の具体例
では、文字数・行数・全体数の具体例をご紹介します。
絶対にこの数値でなければいけないという事ではないので、自分なりに認識しやすい数値を定めて暗記してください。
例えば、1行の文字数が「40文字」、行数が「30行」だったとします。この2点が分かれば、全体数はある計算式で表すことが可能ですね。それは「40文字×30行=1200文字」といった数式で、全体数は「1200文字」になる。
そして毎日テキストエディタを広げるアウトプットによって、自然と「暗記したデータ」と「視覚の文字」が統合されて、文字カウントに頼らない感性が手に入るはずでしょう。
400文字の暗記
文字カウントに頼らない感性2点目は「400文字の暗記」です。
さらにミクロな固まりで、視覚的に400文字という文量も暗記していきましょう。
①少ない量は暗記しやすい
400文字で暗記する理由として、少ない量は暗記しやすいからです。
全体数を固まりとして暗記すると言っても、テキストエディタ1ページの総量は視覚的に膨大な量となります。そうなれば中間地点での、文字数認識の難易度があがってしまいますよね。そのため小刻みにした文量400文字でも、視覚的に頭の中へインプットする必要性があるのですね。
これは勉強で、知識を吸収することにも類似します。いきなり多くの量を覚えようとしても、なかなか脳の処理が追いつかず記憶に残すことが出来ません。ですが知識を分散して、3ポイントずつ頭の中へと吸収していけばどうでしょう?結果的に多くの知識量を吸収できるはずであり、文字数の暗記・認識と全く同じなのですね。
②モチベーションの湧きやすさ
また400文字の暗記は、モチベーションの湧きやすさにも繋がります。
テキストエディタ1ページ分1200文字は少し長めで、ゴールが遠いことから執筆活動に対するモチベーション低下の原因へとなるでしょう。ですが400文字という文量ならどうでしょうか?
短い文字数であれば、比較的モチベーションが湧く確率を上げることに繋がります。そしてモチベーションは、文章の作成速度や内容に多大な影響を与えるもの。なぜなら人が魅力的な創造物を創りだすときには、本人が意欲的に楽しく活動しているときなのですから。
③原稿用紙1枚分
ちなみに400文字という文字数は、原稿用紙1枚分の文字数です。この文字数を固まりとして視覚で覚えれば、今自分が何枚分の原稿用紙を執筆したのか瞬時にイメージできるようになるのですね。
とは言っても原稿用紙1枚分の文字数を覚えることを、愚行だと感じる方もいるでしょう。なぜなら現在の執筆活動はテキストエディタの活用が殆どで、原稿用紙など机に広げたことがないという方も多いからです。
ですが物理化した原稿用紙をイメージすることにより、人間は執筆後の達成感・フィードバックを強く感じることへと繋がります。そうなれば達成の感情は、次のモチベーションへ連鎖していくこと間違いなし。
暗記・モチベーション・フィードバックと様々な効用がありますので、原稿用紙をイメージしながら400文字の固まりを覚えてみてくださいね。
最後に
本日は「文字カウントに頼らない感性」というお話、いかがでしたか?
最初は文字数を視覚化して覚えるなど、面倒くさいと感じてしまうかもしれません。ですが1度暗記して、感覚として身につければ一生モノのスキルです。
文字カウントの度に手間・時間をこれからも蓄積されるか、瞬時に把握できるか、この2つを比較したら文字数の暗記はリターンの大きい自己投資だと思います。少しでも多くの方が、自由時間と労力を今以上に得られることを願っています。
本日はご精読ありがとうございました。
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