文章も外見が大事

文章・プレゼン

 今回のテーマは「文章も外見が大事」というお話です。

 「えっ?見た目?」と感じた方もいるかもしれません。文章と聞くと、どうしても「中身の内容」に目を向けてしまいますよね?もちろん、中身の内容が非常に重要なことは変わりありません。しかし、それだけでは人の心に刺さる文章を作ることはできないのです。

人間と一緒で「第一印象」

 文章の外見は、人間の外見と一緒で「第一印象」が重要です。

①初頭効果

 初対面の人にお会いするとき、人は無意識に外見で人を判断してしまいがちです。

 これを心理学用語で「初頭効果」と言います。初頭効果とは、相手に会ってから2秒~10秒という時間で、まだ深く話していないのにも関わらず相手を勝手に評価して決めつけてしまうこと。こうなれば中身の性格がとても良かったり、能力が高かったとしても、それに見向きもしてもらえない状態になってしまう。だからこそ、清潔感がこれだけ重要だと言われるのです。

②文章も同じ

 そして文章も全く同じ。

 まず、中身の内容がしっかりした文章について少し考えてみましょう。その文章には有益なことがたくさん詰まっています。読めば、自分のその後の人生を良くしてくれる内容です。しかしどんなに内容の質が良くても、外見が良くないと人は読もうという気力すら湧かないのです。

 中身が有益な内容、論理構造がしっかりしている、表現方法が分かりやすい、しかし文章の外見が悪い。他の要素に到達する前に、相手はフェードアウトとなり終了です。つまり、最初の見た目が良くなければ、読むというスタート地点にも立ってもらえないのです。

清潔感ある外見を目指す

 そこで文章にも、清潔感ある外見を目指すのです。

①文章の外見おろそか

 文章に関しては、多くの人が「中身の質」に注力しています。もちろん質の向上はとても大切なことですし、そちらの方面に時間・労力を割いたほうが自分の人間力も高めてくれます。

②マジョリティの文章評価

 しかし、全ての人が文章の良し悪しを正しく評価出来るわけではありません。

 「外見が良い・質の低い文章」と「外見が悪い・質が高い文章」があったとすると、外見が良いだけで質の低い文章を良いものだと評価することも大いにありえます。なぜなら、正否を判断出来る人がその文章を読んでいるのなら、そもそも読む意味がありませんよね?まだ知らないことだから、または浅い知識のものだから読んでいるのです。

③初頭効果を伝えてあげる

 外見で文章を判断してしまうのは、人間の見た目と同様で「初頭効果」の知識がないからです。 

 「見た目だけではなくて、中身が大事なんだよ」・「初頭効果というものがあるのだよ」という知識を、是非文章で伝えてあげてください。そしてその知識を伝えるには、文章の外見となる清潔感を整えるテクニックをあなた自身が知る必要があるのです。

最後に

 文章の外見のお話は、いかがだったでしょうか?

 次回は、文章の見た目を整えるためのテクニックについてのお話です。楽しみにして頂けると嬉しく思います。

 本日もご精読ありがとうございました。 

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