マインドフルネス瞑想法・Part2

生活習慣

 本日のテーマは「マインドフルネス瞑想法・Part2」というお話です。

 マインドフルネス瞑想は、客観的な視点を手にして物事を観察する力を養います。広い視野を手にすることができれば、効率的な作業や感情コントロールの一助にもなりますよね。

 そして前記事から「マインドフルネス瞑想法」の具体的種類を、いくつかご紹介させて頂いています。本章でも前回に引き続き、新たに3つの瞑想法をご紹介していきたいです。目次としては「歩行瞑想」・「食事瞑想」・「皿洗い瞑想」となっています。

歩行瞑想

 マインドフルネス瞑想法1つ目は「歩行瞑想」です。

 歩行瞑想とは、歩いていることに集中しながらその状況を観察すること。

①意識のバリエーション

 歩くと一言で言っても、歩行瞑想には様々な意識のバリエーションが存在します。

 例えば、足の裏の圧力に気づいたり、体にかかる風を感じるのも良いでしょう。他にも関節の動きや、リズムを感じることも出来ますよね。その時々の気分により変化させて、飽き防止にも出来るのではないかなと思います。

②BDNF(脳由来神経栄養因子)

 また歩くことはBDNF(脳由来神経栄養因子)を分泌します。

 BDNF(脳由来神経栄養因子)とは、脳の神経細胞を維持したり育てたりするタンパク質のこと。脳の栄養となるBDNFは、中高強度運動(速歩き)を行うことにより分泌されやすくなります。

 脳の客観力を鍛えるための瞑想と、脳を育てる栄養を生み出す運動という2つの要素。これを1度の活動で手にできる、魔法のような瞑想法こそ「歩行瞑想」なのですね。是非普段の生活習慣に「40分~1時間30分」の速歩きを、取り入れてみてはいかがでしょうか。

食事瞑想

 マインドフルネス瞑想法2つ目は「食事瞑想」です。

 食事瞑想とは、食べていることに集中しながらその状況を観察すること。

①5感の総動員

 食べることも歩くことと同様に、様々な集中・気づきの方法があるでしょう。

 味となる「味覚」はもちろんですが、香りを楽しむ「嗅覚」や見た目を楽しむ「視覚」も瞑想対象になるでしょう。他にも歯ごたえや喉越しという「触覚」や、その時に発生する音の察知となる「聴覚」を意識することも出来ますよね。

 食べるというと味覚ばかりイメージしてしまいますが、食事は5感で楽しむとさらに奥深いものになりますよ。体の感覚を総動員して、食事瞑想を行ってみてください。

②2つのメリット

 また食事瞑想には2つのメリットが存在します。

 それは「舌が鍛えられる」ことと「ダイエット」です。

 舌に伝わる味覚に意識を向け、それに繰り返せば、どんどん舌の知覚レベルは昇華するでしょう。すると分かりやすい調味料の味だけではなく、食材の質の味なども分かるようになる。

 食事の楽しみ方となる「調味料で楽しむ」か「食材で楽しむ」かは、価値観によるもので正解はありません。ですが後者となる「食材で楽しむ」には経験値が必要なのも事実です。その時々の気分によって楽しみ方を変えるためにも、是非舌の意識に集中して気づくことを習慣にしてもらいたいと思います。

 また集中して観察しながらの食事は、食べるスピードもゆっくりになるもの。すると血糖値の上昇も緩やかになり、脳の視床下部にある満腹中枢もしっかりと適したタイミングで機能します。これにより食べすぎ防止になり、必要な摂取量で満腹感を感じられるようになるのですね。

皿洗い瞑想

 マインドフルネス瞑想法3つ目は「皿洗い瞑想」です。

 皿洗い瞑想とは、お皿を洗っていることに集中しながらその状況を観察すること。

①雑務をトレーニングへ

 自炊している人であれば、避けて通れないルーティーンワークが皿洗いでしょう。何か特定の価値を生み出す時間でもないですし、積み上げられたお皿にネガティブな感情を抱いてしまう方もきっといると思います。ですがそんな雑務の時間でも、マインドフルネス強化のためのトレーニングに変化させられるのですね。

②意識は自由

 皿洗い瞑想でも感じる意識は自由です。

 洗剤の泡の感覚に気づいても良いですし、水の感触や温度、または洗っている腕の感覚に気づくのもありでしょう。その時々により色々と試してみてくださいね。

最後に

 本日は「マインドフルネス瞑想法・Part2」というお話、いかがでしたか?

 瞑想法の種類を覗いていくと、普段の生活で絶対に行う活動が数多く含まれます。もちろん時間を設けて瞑想に取り組むことも素晴らしいことですが、普段の生活とリンクして行えば、タイパや効率よく日々を送ることができますよね。是非、過去や未来のことに囚われる時間を減らして、今この瞬間の自分に気づく時間を増やしてみてください。

 本日はご精読ありがとうございました。

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