本日のテーマは「絶対的正義に陥りやすいモノ」というお話です。
前記事のお話では、絶対的正義という勘違いの思想のマイナス要因をお話をさせていただきました。権威やマジョリティの提唱する物語を思考停止で信じれば、その物語の作成者に搾取・操作されてしまう可能性が生まれます。またその物語から外れた人間を「悪・敵」という主観を持ち、自他共に傷つけてしまう懸念もあるのですね。
本章と次章では「絶対的正義に陥りやすいモノ」という話題に焦点を当てて、勘違いの思想に没入しないようにする手助けが出来たら嬉しいなと思います。では本題となる対象を合計4つ、本章で2つご紹介していきます。
科学
絶対的正義に陥りやすいモノ1つ目は「科学」です。
①エビデンスによる思考停止
科学の信奉者は、エビデンス(科学的根拠)による思考停止に陥りがちです。
科学の進歩は、研究者たちの日々重なる努力から生まれます。だからこそエビデンスがあると聞くと、思考停止で信じてしまいやすい。なぜなら頭の良い人たちが、必死に導き出してくれた解答だからです。
②科学は更新されるモノ
ですが科学とは更新されるもので、絶対的な真実ではないのです。
過去に科学的に正しいと言われていたことが、後の歴史で実は間違っていたということも数多く見かけますよね?
もちろん今現状分かっている範囲で、最も真実に近いものであることは確かだと思います。それを行動の根拠とするのも、私は賛成のポジションにいます。ですが行動の根拠にすることと、科学を鵜呑みにすることは分離しましょう。そして自分の頭で思考することによって、客観的な視野はさらに広がっていくのですから。
資本主義
絶対的正義に陥りやすいモノ2つ目は「資本主義」です。
資本主義とは、お金自体、もしくはそれを生み出したり多く所有するものに価値があるという考えです。
①コモンセンスによる思考停止
お金は人類のコモンセンス(共通感覚)として、文明・経済に大きく貢献しました。
しかしこれも1つの思想に過ぎず、経済・文明という目的を達成するために合理的なモノとして作られた物語なのです。そして科学以上に、コモンセンスの力は疑う余地を与えない。つまり思考停止で正義を感じやすいのですね。
②大多数の信じる物語
人は自分が生まれた時代に「大多数が信じる物語」を、世界の真理だと勘違いしやすいものでしょう。しかし長い歴史を紐解けば、この時代の価値観でしかない。
そしてどんな物語にも、良い側面と悪い側面が存在します。1つの物語を絶対的正義だと信じれば、悪い側面に対して視野狭窄の状態に陥ってしまうことでしょう。
③好奇心抑制・縦の主観
では資本主義の悪い側面とは何でしょう?
それは「好奇心抑制」と「縦の主観」です。
お金を求めてそれを生み出す勉強を優先して生きれば、自分の好奇心はどんどん抑制されてしまう。つまり勉強の原動力が「物欲」であり「承認欲」になってしまうのですね。そして長期間を通して抑制された欲求は次第に消え、物事を知ることや思考することの「楽しさ・快楽」を失ってしまう。これは個人的に少し寂しく感じます。
また対人関係では、皆が敵に見えてしまい共同体感覚が得られにくい。つまり仲間という横の主観から、敵と争う縦の主観を潜在意識に持つことになる。お金の信奉は孤独感を形成して、承認を信念として生きるアイデンティティ確立に繋がるのです。
最後に
本日は「絶対的正義に陥りやすいモノ・Part1」というお話、いかがでしたか?
これらは無意識な状態だと、ついつい陥りやすい正義です。現在当たり前に自分が信じているモノを、1度なぜそうなのかと深堀りする作業を行ってみてください。その思考回数を重ねることにより、あなたの客観力は今よりも向上して絶対的正義に陥りにくい状況を作り出すでしょう。
次回記事でも、残り2つの絶対的正義に陥りやすいモノをご紹介します。楽しみにして頂けると嬉しいです。
本日はご精読ありがとうございました。


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