本日のテーマは「価値感変容の3STEP」というお話です。
課題・問題を解決するために、価値感を変容させることは必須作業です。もし価値感変容の作業を省いて技術だけを高めたとしても、継続的には望ましい結果が得られないでしょう。詳しい内容は、全記事となる「変革への課題2選」でご紹介しているのでご閲覧頂けると嬉しいです。
では1番の問題となる、具体的にどうすれば価値感を変容させることが出来るのか…?本章では、価値感変容を3STEPに分けてご紹介していきます。この手順に沿って、是非新しい「価値感」・「行動」と、課題・問題の解決という「成果」を手にしてくださいね。
STEP1・マインドフルネス
価値感変容STEP1は「マインドフルネス」です。
マインドフルネスとは、今ここの現実に客観的に気づくことです。イメージとしては自分というプレイヤーの目線からだけではなく、俯瞰した視点から自分を眺めるもう1つの意識を作動させるとも言えますね。
①感情・思考形式・価値感に気づく
そしてマインドフルネスの意識で、まずは気づくべきモノがあります。
それは自分の「感情・思考形式・価値感」について、客観的に気づいていきましょう。
自身の価値感を変容させるためには、その価値感自身を気づいていなければ変容することは出来ませんよね?そして「なぜ、その価値感が生まれたのか?」という思考形式の癖や、その癖がつくことになった感情にも気づく必要があるのです。
②スキル取得の4段階
スキル取得の4段階でも、まずは何が出来ていないのかに気づく必要性を説いています。
この理論は「無意識的無能→意識的無能→意識的有能→無意識的有能」と成長過程を表したモノですが、まず何が出来ないのか気づけている無能になる必要がある。それこそが自分の「感情・思考形式・価値感」を、客観視して気づくことと同義ということです。
STEP2・感情について思考する
価値感変容STEP2は「感情について思考する」こと。
①源泉から思考
次に価値感の源泉となる「感情」に対して、思考していきます。
つまり1つ1つの感情表出という事象に対して、なぜそれが生まれたのかを自分の頭で考えて深堀りしていくということ。物事には中枢となる理屈が必ず存在します。それを抑えることは、早い段階での全体理解へと繋がるのですね。
②感情を知ると…
この世の全てのコトには理由があります。そして人の感情がどのような理由で生まれるのかは、大凡が先人たちによって解き明かされている。それならば自分の感情について、先人たちが残した知恵も借りながら思考していきましょう。
すると自分の感情を、正しく知ることができる。そして感情コントロールのために、どのような行動を選べば、どう感情が移ろうのかも見えてくる。またどのような感情が多く表出させれば、目指す思考様式や価値感に導けるのかも見えてくるのですね。
STEP3・思考様式の仮説
価値感変容STEP3は「思考様式の仮説」です。
最後は変革したい価値感を作るための、新たな思考様式を仮説として考えていきます。
①価値感とは
今の思考様式も無意識にではありますが、特定の目的を達成したり、不安を解消したりするために作り上げたモノです。この目的達成・不安解消の道標を、価値感と呼ぶのですね。
では新たな目的達成の道標となる価値感は、どのような思考様式を癖にすれば作り上げることができるのか…?それを最後のSTEPでは考えていきます。
②不安を背負う
そして今から導き出す思考様式は、きっと不安を背負う考え方でしょう。
なぜならその思考は、自分にとっては新たな道であり、経験上の記憶がない道なのです。だからこそ不安を感じるのは当たり前。もし不安を感じないのであれば、それは既存の思考様式・価値感の範疇にある考えでしかない証です。
そこで「新たな道へ進んでも、安心だよ」という、仮説検証に必要な最低限の情報収集をしていく。しかし不安が0になるわけではありません。不安を背負うことが、価値感変容には付随するモノという意識は常時持ちましょう。
③検証作業のため行動
そして実際に新たな思考様式となる仮説が、本当に目的とする価値感を手に出来るのかを検証していきます。つまり行動していくということ。
もし仮説が正しければ、あなたの価値感はどんどん変革へと導かれるはず。そして新たな価値感は今まで持っていた知識・技術を最大限に活かし、継続的な課題・問題の達成を促してくれるはずでしょう。
④自由な世界のイメージ
仮に仮説が間違っていたとしても、以前の思考様式に1歩だけ戻り、また仮説を作ればいいだけのこと。
不安・恐怖とは共に歩くモノだと開き直り、その先に今よりも広くて自由な世界があるイメージを膨らませましょう。この反復の先に価値感刷新があり、本当に自由な世界が広がっているのだから。
最後に
本日は「価値感変容の3STEP」というお話、いかがでしたか?
価値感を変容させるという営みは、言葉以上に大変な作業です。実際に行動した経験がある人は分かると思うのですが、価値感が不安抑制の防衛本能だと改めて思い知らされます。
しかし不安解消ができても、不満は解消できません。不安か不満の、どちらの解消を選ぶかというのは究極のトレードオフ。そして不安を背負った先には、不安は些細なことだったと知らされ不満も消える。そんな自由な世界が広がっている。
あなたは不満を受け入れ、言い訳の自己肯定に居続けますか…?それとも不安を受け入れ、真の自由を手にしますか…?どちらを選択するのも、それぞれが1つの価値感です。自分の頭で考え、進む方向性を考えていきましょう。
本日はご精読ありがとうございました。
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