本日のテーマは「価値感変革に必要な3つのスパイス」というお話です。
独自性のある美味しい料理を作るためには、それらを影で引き立たせるスパイスが必要となります。一見、表には見えない隠し味によって、人の心を魅了する料理たちは生まれてくるのですね。
そして自分自身の価値感を変革させることも、料理に少し似ているかもしれません。基本的な料理の作り方のように、変革にもそのための基本STEPが存在します。しかし示されたロードマップ通りに、変革プロセスを歩める人と投げ出してしまう人に分かれる。これらは心の底から溢れ出る、3つの気持ちが湧いているか否かの違いだと思います。
まさに料理でスパイスを使ったことにより、大きく結果が異なることに類似するでしょう。では本章では価値感変革のプロセスで必要となる、心の底から湧くべきスパイスを3つご紹介していきます。そのスパイスとは「希望」・「危機感」・「自信」です。
希望
変革に必要な3つのスパイス1つ目は「希望」です。
希望とは、新たな価値感に感じる期待の気持ちです。
①現状への不満
価値感変革を目指したということは、今ある現状に不満を感じていることと同義ですよね。だからこそ人は、まず解決のための技術を求める。しかし価値感が変革していなければ、その技術を常時活用できないことに後々は気づくでしょう。そしてその解決手段として、価値感変革を知るはずなのです。
②執着の強い人
そのときに今あるモノに執着が強い人は、不安で頭がいっぱいになります。なぜなら新価値感を手にして目的を達成することは、過去の価値感により手にした結果を捨てることでもあるから。
つまり変革できない人は、未来の希望よりも過去への執着の方が強いのです。そうなのであれば心の底では本当は変わりたくないと思っており、今の自分に固執している。希望の気持ちが弱いのであれば、長く険しいSTEPを走り続けられる訳がありません。
③希望が勝ったとき
しかし心の底から、現状の不満に嫌悪感を抱いている人は違います。
きっと価値感変革の理論に、強い希望を見出すでしょう。自分が長年苦しんだ不満にはゴールがあり、解決方法があるのだと分かる。そんな時に人はまだ達成していなくても、大きな喜びの感情が表出します。それこそが希望です。
この希望を感じられるか否かが、変革のプロセスを歩める人とそうでない人の違いです。是非、執着の心を捨てて希望というスパイスを感じましょう。
危機感
変革に必要な3つのスパイス2つ目は「危機感」です。
危機感とは、そのままの価値感でいることの不安・恐怖の気持ちのこと。
①ネガティブ寄りのスパイス
課題・問題の解決に対して、達成したいという気持ちではなく、出来なければヤバいという気持ちを持っている人も変革しやすい人と言えるでしょう。先程の希望はポジティブ寄りの変革へのスパイスでしたが、こちらはネガティブ寄りの変革へのスパイスです。
②現実逃避よりはマシ
もちろん個人的な主観では、ポジティブな道の方がプロセスを楽しみやすいと思っています。ですが現実逃避をして、現状維持は衰退であるという事実から目を反らしているよりは、危機感のスパイスを調合する方がマシなのかとも感じます。
なぜなら希望と同様に危機感のスパイスも、心の底から課題・問題の解決を欲していると言えるからです。何事も生半可な気持ちでは到達できないもので、これは全ての物事への共通項ではないでしょうか。
自信
変革に必要な3つのスパイス3つ目は「自信」です。
自信とは、価値感変革を自分なら出来るだろうという主観を持つこと。
①自信が継続
人間は自分に自信がなければ、行動を長く継続することが出来ません。つまり結果が出ない時間に耐えられなくなり、放棄してしまいやすいということ。
だからこそ「自分は出来るんだ」という確固たる自信が必要となるわけですね。可能なのだと自分の心の底から信じていなければ、誰が長く努力できるでしょうか?
②自信の種類
自信にはいくつか種類があります。
それは外側の自信となる「自尊心」、内側の自信となる「自己肯定感」、自分はやれば出来るのだという「自己効力感」などです。どの自信でも、ゴールに辿り着ける人はいるでしょう。
しかし個人的には「自己肯定感」と「自己効力感」を鍛える習慣を持つことをオススメします。
自尊心は、自分が外部から評価されている部分で自信を得ています。もちろんこの自信が励ましとなる栄養剤となり、長く努力できるかもしれません。しかし周りの評価なしに根拠なく湧いてくる自己肯定感や、成功体験を重ねた先に手にした自己効力感には及びません。長く走るためのガソリンとしては敵わないのですね。
これらの自信を手にする方法に関しては、別記事でもご紹介しています。キーワードを打ち込めば記事に辿り着けると思うので、ご閲覧頂けると嬉しいです。
最後に
本日は「変革に必要な3つのスパイス」というお話、いかがでしたか?
価値感変革が「今の課題・問題を長期的に解決してくれる。今より自由な世界で広がっている」と言われても、なかなか最初は懐疑心が脳内を充満してしまうことでしょう。
しかし時には疑わないコトこそ強さでもあり、懐疑心の根本にある執着を捨てましょう。すると目の前を覆い尽くしている壁が消えていき、3つのスパイスの気持ちを手にすることが出来るはずだから。そして料理の味が多彩に広がるように、あなたの変革もスムーズに事を成すこと間違いなしです。
本日はご精読ありがとうございました。
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