パブロ・ピカソの言う「アーティスト」

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 本日のテーマは「パブロ・ピカソの言う・アーティスト」というお話です。

 パブロ・ピカソとは、19~20世紀の美術家で「キュビズム」という新たな美術表現を生み出した人物です。彼の生涯における作品数は1万3500点と言われ、最も多く作品を世に残した美術家としてギネスブックにも記されています。

 そして彼はある名言を残しているのですが、その名言の中で使われるボキャブラリーとして「アーティスト」という言葉が使用されています。本章では、アーティストという言葉にピックアップして、深く紐解いていきたいと思います。

ピカソの名言

 まずはピカソの名言から、見ていきましょう。

 その名言とは「全ての子供はアーティストである、問題は大人になったときにアーティストのままでいられるか」という言葉です。さぁ、ここで言うアーティストとは一体何でしょうか?

①創造性・想像力

 結論から述べますと、アーティストとは自分でオリジナルの当たり前を想像したり、今ある当たり前を疑ったりする人たちのことを指しています。

 ビジネス界隈の言葉で述べるのであれば、自分の頭で考える力となる「創造性・想像力」のこと。これらは高度経済成長期を過ぎて課題先進国になった日本や、昨今のグローバル化で必要と言われている力たちです。

②大人になり失う

 もちろん子どもたちの創造性や想像力は、次元の高いレベルのものではないかもしれません。これから研磨していくべき能力であり、伸びしろはたっぷりとあるのですね。

 しかし多くの大人たちが、これらの創造性や想像力を成長すると共に失っていきます。小火は業火に変わる可能性がありますが、完璧に鎮火してしまっては無から業火は生まれません。まず私たち大人は、小さな火を想起することから始めなければいけないのですね。

常識のリスク

 では大人になると、創造性・想像力を失ってしまう要因とは何でしょう?

 その原因は「常識」です。リターンばかりに見える常識の学びは、実はリスクも生み出している。

①詰め込み教育

 特に日本の学校教育では、情報・技術の詰め込み教育が一般的です。なぜそれらが合理的なのか、現代に採用されているのか、自分の頭で考えさせる勉強が皆無なのです。そして多くの日本人が思考停止に陥り、当たり前の信奉者へとなっていく。

②損をする可能性が高い

 そして当たり前の信奉者では、損をする可能性が非常に高くなるでしょう。

 この時代に採用されている常識は、時代が変わって状況が変われば否応なしに変化します。幼少期に学んだ当たり前を鵜呑みにすれば、それこそ未来に頭の良い人たちに搾取されるという事象は決定的です。もしくは現段階でも深堀りしてみると、搾取の可能性すら垣間見えてくる。

 またスポーツ・音楽でも、上達への理論・プロセスが分岐しています。つまり正解は1つではなく、色々な道があるということ。そして自分の遺伝子的な性質にあった理論・プロセスを選ばなければ、その人が大成する可能性は非常に低い。

 これらが常識の信奉による、リスクと呼べるのではないでしょうか。

最後に

 本日は「パブロ・ピカソの言う・アーティスト」というお話、いかがでしたか?

 他人がつくった合理性には、他人がつくった目的が前提として存在する。そして教えられた目的達成による承認には、資産家をお金持ちにする1ピースとなるガソリンです。ではこれらを俯瞰して観察し、アーティストに戻る方法はないのでしょうか?

 次回記事で、アーティストの戻り方と現段階のアーティストチェックができる質問をご紹介したいと思います。

 本日はご精読ありがとうございました。

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