本日のテーマは「青汁と青信号に疑問を感じますか?」というお話です。
誰もが1度は見聞きしたことがある「青汁」と「青信号」。皆さんは、ここに疑問の感情を抱くでしょうか?
実はこの問いは、全記事でご紹介した「パブロ・ピカソの言うアーティスト」であるか否かを確認するための質問です。
本章では青汁と青信号の深堀りをしていき、アーティストが持つ自分の頭で考える力「創造性・想像力」について考えていきましょう。そしてそれらを呼び起こし、アーティストの戻り方のお話まで展開させたいと思います。
青汁と青信号
では青汁と青信号について、私が浮かんだ疑問をご紹介します。
①見た目は緑
青汁も青信号も、どちらも視覚的に「緑」ではないですか?
しかし名詞には、色彩の「青」が含まれていますよね。これらは英語で表記すると「Green juice」・「Green Light」と実際に呼ばれています。ではなぜ青なのでしょう?
②平安時代の色
その理由は平安時代の日本にあります。
平安時代の日本では、色を表す言葉は「赤」・「白」・「黒」・「青」の4つだったそう。しかし言葉が少ないからと言って、この時代の自然界の色が4つだった訳ではありませんよね。そうなれば限られた語彙を使い、様々な色を言葉で表現しなければいけない。
そこで日本文化として、緑色のモノを青色と呼ぶ風潮が出来上がったのです。それを現代でも引き継いで、青汁・青信号と呼ぶのですね。
③小さな事象に気づける
そして自分の頭で考える力「創造性・想像力」の小さな火が灯っているのなら、きっと小さな事象に疑問を感じる。しかし大人になって当たり前を学びすぎた故に、考えること自体を放棄してしまう。これが様々な事象への懐疑心を失い、アーティストでなくなってしまった状態というわけです。
アーティストの戻り方
では最後にアーティストの戻り方についてのお話です。
①人間が元来持っている力
人間は元来、創造性・想像力という考える力を持っています。
だからこそ私たちは約7万年前~3万年前に起こったと言われる認知革命により、考える力を手にして食物連鎖の頂点に君臨できた。そして人間の中で考えている人が、考えていない人を支配していく。また考えない人を多く生み出す仕組みをつくり、搾取する世界が作られている。特に現代は資本主義が基本的思想なので、食物連鎖をモチーフにした物語とも言えますよね。
悲しきことに使用しない能力は、どんどん衰退していき忘れてしまう。この状態から脱却して自己防衛していくためにも、与えられた情報を鵜呑みにせずに考えることは必須作業というわけです。
②好奇心
ではどうすればアーティストに戻れるのでしょうか?
その答えは「好奇心」です。合理的ではないし、承認されるものでもない。だけど心の底からそれを知りたいと思い、身につけたいと思う。自分の学びや行動の理由を、「合理的・承認」から「好奇心」が理由なモノに割合を増やしていく。これが創造性・想像力を取り戻すには、最短のルートかなと思っています。
最後に
本日は「青汁と青信号に疑問を感じますか?」というお話、いかがでしたか?
アーティストに戻るためには、好奇心を満たすために考えることが重要です。もちろん合理的・承認を求めていく中でも、考える事は必須ですし鍛錬になるでしょう。
ただ目指している目的自体が、誰かに操作されていないかを考えていない。今、自分が感じている思想の外を見つける意識を持つと、ここから抜け出せるのではないでしょうか。まさに青汁と青信号を疑うように。
本日はご精読ありがとうございました。
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