本日のテーマは「部屋が散らかっている人・3タイプ」というお話です。
あなたは部屋が整理整頓できずに、すぐ散らかってしまうという悩みを抱えてはいないでしょうか…?どのような問題にも、必ず核となる原因があります。そして核を取り除くには、まず核自身を知ることがスタート地点なのですね。
そこで本章では、部屋が散らかってる人の核を紐解いていき3つのタイプを突き止めました。なぜ自分は片付けが出来ないのか、どのタイプに当てはまるのか、まず自己洞察から始めてみましょう。
思考停止型
部屋が散らかってる人・1タイプ目は「思考停止型」です。
思考停止型とは、片付けに対して考えることを放棄して、とりあえず行動してしまっている人のこと。
①モノ溢れによるミスマッチ
現代社会は、人類の歴史上で類を見ないほどのモノ溢れの時代です。そして私たちの遺伝子は、モノ溢れの環境に適しているようには出来ていない。つまりミスマッチを起こしていて、モノ管理まで脳のキャパシティが残っていません。
だからこそ事実を受け止め、片付けが誰でも行える簡単な作業でないことをまず心得る。そして片付けの理論を学び、自分だけのテクニックを考えていかねばいけないのですね。
②思考の意識
そして本記事で、1番持ち帰って欲しい内容としては思考の意識です。
片付けをする前に、思考しなければいけないという意識をまず持つこと。
筋トレでも、ある部位への負荷を意識しているか否かにより、筋肥大の結果に大きく影響すると言われています。「全ての物事の習得・上達は意識から始まる」という事実を、情報として持ち帰って頂けると嬉しいです。
過去執着型
部屋が散らかってる人・2タイプ目は「過去執着型」です。
過去執着型とは、過去の思い出に執着してモノが捨てられない人のこと。
①情に厚く心が優しい
このタイプは、きっと情に厚く心が優しい方ではないかなと思います。過去の思い出を大切にして友人のとの記念品を残しておいたり、自分と縁があったモノに対して愛着を持つ。これらはとてもキレイな感情です。
ただ片付けという視点から見ると、その温かい心もマイナスの結果を生んでしまう。月日を重ねるごとに過去の思い出は増えていき、大切にしたいと思うモノも増えるでしょう。しかし全てを抱えていては、きっと部屋に収納できない圧倒的物量へと膨れ上がってしまう。
②スポーツ選手のポテンシャル
どんなに片付けのテクニックを知ろうとも、圧倒的物量を目の当たりにすれば何の役にも立たない。付け焼き刃にしかならないのです。
この事象は、スポーツ選手のポテンシャルに比喩できるでしょう。
ベテランが経験により技量を積み重ねてきたのに、肉体の衰えによって結果が出せなくなり引退する。つまり技量・知識だけでは乗り越えない壁があり、それがポテンシャルとなる素質です。そして圧倒的物量とは、整理整頓された空間という結果を出すために必要なポテンシャルの低さを表しているということです。
③写真に残す&他者への譲渡
では最後に、過去執着型の人へのアクションプランとして2つの道筋をご紹介します。
まず1つ目は、思い出の記念品を写真として収め、PC・スマホにデータとして残しましょう。モノを目にする機会が写真という形式でもあるのなら、きっと手放すことにも勇気が湧くはず。
2つ目に数ヶ月使っていないモノは、勇気をもってメルカリや買取屋さんに売却する。そして他者へモノを譲渡するのですね。モノの立場から見ても、使用されず部屋に閉じ込められているより、よく使用してくれる所有者のもとへと流れ出たほうが幸せではないかと私は思います。自分自身のモノへの片思いから、モノを開放してあげましょう。
未来不安型
部屋が散らかってる人・3タイプ目は「未来不安型」です。
未来不安型とは、未来に対しての不安解消のため、モノが捨てられない人のこと。
①もしもの対策にアンテナ
このタイプは、もしもの対策にアンテナを張っています。
「もしかすると必要だろう、ある状況のときにないと困る」と常に不安感を持ち、ティッシュペーバーなどの過剰ストックが代表的事例でしょう。また使うことが稀であるモノに対して、それを捨てるとお金がまたかかってしまうという懸念を浮かべることも多い。
②時間を失う
ではここで別の懸念についても考えましょう。
それは時間を失ってしまうということ。「Time is money」という言葉があり、時間はお金と同等の価値があるという意味の言葉です。ただ私の主観では、お金よりも大事なものは時間だと思っています。
お金は人が大多数の群れとして協力するためにつくった虚構ですが、時間は客観的事実として自然界に存在するもの。仮にモノを捨てたことにより新しく購入費がかかったのなら、時間をお金で買ったと思えば損した気分は解消されませんか?
無意識に目に入ってくるモノの認知により、脳の1日のキャパシティを使ってしまい時間を失う。そして自分が本当にやりたいと思っていたことが出来なくなり、時間が足りないと言い訳をリピートする毎日を送る。時間はあるものではなく、作るものなのです。
未来のお金を心配して時間を失ってしまえば本末転倒なので、1度時間にフォーカスを当てて不安について考える時間を設けましょう。
最後に
本日は「部屋が散らかってる人・3タイプ」というお話、いかがでしたか?
部屋が散らかってる人の原理を知り、自己洞察することは片付けの最初の1歩です。考えることを面倒臭がらずに放棄せず、執着や不安を客観視して時間への意識を手にいれてくださいね。あなたの日々の毎日が、整理整頓された空間で過ごせることを願っています。
本日はご精読ありがとうございました。
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