本日のテーマは「浴室での自律神経切り替え法」についてのお話です。
あなたは、下記のような悩みはないでしょうか?
作業に取り掛かろうとしてもモチベーションが湧かず、いざ手をつけてみても進捗感がない。または睡眠前にリラックス状態をつくろうとしても、スマホ・TVなど何かしらのやる気が満ち溢れてしまう。これらの悩みは、一体なぜ起こるのか…?
その答えは、あなたが自律神経切り替えの術を知らないからです。そこで本章では、浴室を活用した自律神経切り替え法をご紹介したいと思います。
自律神経とは
まず本題に移る前に、自律神経とは何かを学んでいきましょう。
自律神経とは、無意識的な体の機能を自動的に調整してくれる神経のこと。
①体温・発汗・血圧・呼吸・心拍・胃腸
具体的には「体温・発汗・血圧・呼吸・心拍・胃腸」などの調整を行います。
この働きをホメオスタシス(生体恒常性)と言い、外界の刺激に合わせてこれらを活発にしたり制御したりと自動的に律してくれているのですね。だからこそ活動しなければいけない時はやる気が上がり、休息しなければいけない時はリラックスな気持ちになる。
②切り替えができていない証
そして冒頭での悩みは、この切り替えが上手くできていない証です。
もう寝る準備段階に入らなければいけないのに、交感神経が優位になりっぱなしで覚醒してしまう。また活動しなければいけない日中に、副交感神経が活性化して無気力に陥ってしまうなど…。
とは言っても、どうコントロールしていいか分からない。だからこそ、この悩みを慢性的に抱えているわけでしょう。次の項から、本記事のメインストーリーとなる「自律神経切り替え法」の内容をご紹介していきます。
交感神経「42℃のシャワー」
まずは交感神経に切り替える為の方法です。
それは「42℃のシャワー」を浴びること。
①朝のロケットスタート
熱めのお湯に触れることにより、起床時の副交感神経から交感神経へと急速的に切り替わります。つまり、その後のロケットスタートを促してくれるのですね。
②湯船→シャワー
42℃の湯船は熱さという刺激のため、血圧が急上昇して健康的にはあまり良くありません。真冬には寒い脱衣室と相まって、ヒートショックを起こしてしまう懸念もあるでしょう。
しかしシャワーであれば、全身で浸かっているわけではありませんよね。だからこそ同じ温度であっても、健常者であれば問題にはならないのです。そして朝の切り替えに最適な、マストアイテムとなるのですね。
③シャワーの留意点
ただ留意点としては、まず手首や足などからお湯をかけていきましょう。健常者と言っても、徐々に血圧をあげる意識は健康の視点からは重要です。また他の方法としては、最初は40℃のシャワーから慣らして、その後42℃のシャワーで締めるなども良いですよね。
このように留意点を守ってシャワーを活用するだけで、あなたの交感神経を瞬時に切り替えることが可能となります。そして作業への没入がスムーズに行えて、悩みが解決するというわけです。
副交感神経「38~40℃の湯船」
次に副交感神経に切り替える為の方法です。
それは「38~40℃の湯船」に浸かること。
①適温はリラックス
41℃以上のお湯と接すると交感神経優位になりますが、38~40℃の範囲なら逆に副交感神経優位を促します。人体にとって熱すぎでも冷たすぎでも活動モードになりますが、適温は逆にリラックスモードとなるのですね。体感としては「少しぬるいかな…」と感じる程度ですが、自律神経のためにはそれで良いのです。
②熱い湯船はエンタメと同じ
「熱くて気持ち良い」という感覚は、リラックスではなく興奮の刺激です。エンタメを享受しているときの喜びに似たものであり、睡眠への道筋としては非合理的なもの。
つまり副交感神経優位に促し、睡眠の質を上げるという目的は達成できないのです。
③対を成すもの
そして副交感神経優位と交感神経優位は、対を成すものです。
副交感神経が1日に負ったダメージを修復するから、次の日に元気で活動できる。日中に交感神経が働いて活動しているから、夜のリラックス・修復タイムが正しく起動する。
④経営者・親の比喩
もしも夜にリラックスの営みを入れず、スマホ・TVやもしくは仕事をしている人はブラック企業の経営者のようなもの。自分の体を、社畜となる労働者のように扱っていると言えます。
また日中からゴロゴロして活動しない人は、子供を甘やかす親でしょう。きっと将来子供が自立できないように、身体も医療の力なくして生きられなくなってしまうかも…。
このように脳や体の細胞たちから見て、ホワイト企業の経営者や正しい親になれるよう心掛けていきましょう。
最後に
本日は「浴室での自律神経切り替え法」というお話、いかがでしたか?
人の体はサーカディアン・リズム(概日リズム)という体内時計で、1日の活動を指揮してくれています。もちろん気分の赴くままに、その時々のやりたいコトを行うというのも自由の形なのかもしれません。
しかしリズムを崩して自律神経失調症に陥れば、あなたは労力が必要な楽しい作業に無気力になってしまう。また慢性疲労も、常に感じ続けることでしょう。長期的な視野で、自由について考えることも大事なのかもしれませんね。
本日はご精読ありがとうございました。
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