本日のテーマは「Body languageテクニック③手」というお話です。
プレゼンテーションでは身振り・表情・声のトーンなど、言葉以外のファクターを活用することが可能です。そのことから多少ボキャブラリーのストックに自身がない人であったとしても、相手に分かりやすく物事を伝えることが可能となるのですね。
そんなBody languageのテクニック・最終章は「手」です。体の中でも、最も緻密な操作性を持つ部位であり、正しく手を活用できるか否かによって雲泥の差を生み出します。是非、活用方法を持ち帰って自分の身に落とし込んでください。では2枠に分けて、手の活用方法のお話を展開していきましょう。
ナンバリング
手の活用方法1枠目は「ナンバリング」です。
ナンバリングとは、話す内容の順序に番号を振って指で相手に示すこと。
①ドライブの地図
番号を振り示すことは、ドライブでいう地図に例えられます。
何処に向かうか分からない状態で助手席に乗っていたのでは、目の前の瞬間的な道しか認識できないでしょう。しかし地図を手渡されて「どこの目的地に行くよ」と告げられていたのなら、目の前の道だけではなく、ドライブ全体の道筋を頭の中にイメージすることが可能となるのです。
この事象と同じで、プレゼンでも話す内容にナンバリングを振って示していく。すると聞き手は、プレゼン内容に対して大局観を持ちながら安心して聞くことができますよね。そして内容の理解度は、広い視野が持てているか否かにより大きく差異を生むことでしょう。
②視覚的理解
そしてここまでのテクは、ライティングであっても共通項です。
プレゼンならではの技巧としては、手の指を使ってポイントを示していくこと。
するとナンバリングの論点を、視覚的に理解することが可能となりますよね。言語情報という1方向から伝えられるよりも、視覚情報と混ぜながら2方向から伝えられた方が、認識度合いは高くなります。そして大局観を維持しやすくなり、目の前のミクロの内容により集中できるという訳です。
さらにメラビアンの法則でも、言語情報からの影響は7%なのに対して、視覚情報からの影響は55%です。より意識に届きやすい情報手段を、もはや使わない手はありませんよね。
上半身&後ろNG
手の活用方法2枠目は「上半身&後ろNG」です。
この項では、やってはいけない手のポジションのお話です。同じような言葉の綴り・声のトーンや表情であったとしても、手のポジションの差で相手の心理に大きな影響をもたらしてしまいます。
①自信ないように見える
まずは上半身に手をポジショニングすると、どう心理に影響するのでしょうか?
是非、聞き手になったイメージを膨らましてみてください。
回答としては、聞き手から自信がないように見えてしまいます。もちろん身振りで物事を説明したりする際には、手を上半身に掲げることはあります。ただ基本ポジションとしては、おへその高さに置いておくのがベストでしょう。特に顔まで手が上がってきてしまうと、とても不安感が強い印象を与えてしまいます。気をつけましょう。
②Body language出てこない
また手を、後ろで組んでしまうことも問題です。
なぜならBody languageが出てこないから…。もちろん手という手段が消えても、まだ表情や声のトーンなどの武器は確かに残っているかもしれません。しかしhand程の有望な非言語の武器を手放すことは、とても勿体ない行動です。宝の持ち腐れにならないよう、しっかりと体の前側に手を出していきましょう。
最後に
本日は「Body languageテクニック③手」というお話、いかがでしたか?
最初は上半身の高さに手を掲げないことや、後ろで組まないようにすることは難しい営みかもしれません。緊張すると、ついついやってしまいがちな行動たちです。またナンバリングの際の論点示しも、忘れてしまうかもしれませんよね。
ですが繰り返し意識を持てば、きっと無意識の領域で出来るようになる。最初が何事も1番大変なので、未来の自分をイメージして滅気ずに継続していきましょう。
本日はご精読ありがとうございました。
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