インターリービング学習のポイント

勉強・読書

 本日のテーマは「インターリービング学習のポイント」というお話です。

 情報を記憶するためには、暗記したことを1度8割忘却するまで寝かせることが重要です。すると脳は「忘れていたのに思い出したということは、重要なことだ」と認識して、長期記憶へと変換してくれるものだから…。

 とは言っても知的好奇心が強い方ほど、勉強から離れる時間に歯痒い気持ちを感じることでしょう。また人間は習慣の生き物なので、離れすぎた時間に他の物事への習慣が身についてしまうかもしれません。それが仮に悪習慣なら学習の邪魔となり、全く勉強できない状態に陥ってしまうかも…。

 そこで本記事では情報の見聞きに常に心トキめきながら、忘却までの時間を強制的に設けられる「インターリービング学習」をご紹介していきます。

インターリービング学習

 まずはインターリービング学習の定義を覗いていきます。

 インターリービング学習とは、複数の学習内容を交互に勉強していくこと。

 例えばライティングの勉強をしていたとして、心に飽きの気持ちが表出したのならお金の勉強へと移行するなど…。このように交互に学習内容を変化させることにより、常に勉強というアクションをとりながら、強制的に忘却までの時間を稼ぐことが出来るのですね。

 ではここから本題となる、インターリービング学習のポイントを3つご紹介していきます。是非勉強の段取りをつくる材料として、活用して頂けると嬉しいです。

3つの学問

 インターリービング学習のポイント1つ目は「3つの学問」です。

 交互にまわす学習内容の数量制限として、3つの学問までにしておきましょう。なぜなら脳の許容量を超えてしまうから…。

①ワーキングメモリ

 脳にはワーキングメモリという領域があります。

 ワーキングメモリとは、あなたの意識が1度に開ける記憶のこと。

 分かりやすく日本語に変換すると「作業記憶」とも言えるエリアで、あなたがこの世界での判断を決めている意識は同時に3~4つのことしか引き出せないということ。あとは無意識が環境に合わせて、自動で活動してくれているのですね。

 本来は1~2つのコトしか引き出せないそうですが、数字という発明を知識として得たことにより、それを3~4つに増やすことが可能になったのだとか…。つまり人間の認知の限界は3~4つであり、それ以上の学習内容の数になると脳が許容量を超えてしまうのですね。

②時間的不具合

 またあまりに多い学習内容は、時間的不具合を生んでしまうかもしれません。

 8割忘れた頃に想起するというポイントが、暗記するための原則です。しかし学習内容が多いということは、否応なしに時間的不具合が生まれて原則から外れてしまうかも…。そうなれば全く覚えていない状態での想起・復習になってしまい、いつまで経っても自分の身に落とし込むことが出来なくなってしまう。

 これなら逆に、ブロック学習の方が効率的になってしまいますよね。だからこそ、3つの学問までと制限をかけましょう。

時間での区分け

 インターリービング学習のポイント2つ目は「時間での区分け」です。

 Aという学問からBという学問へ、勉強の内容を切り替えるタイミングってありますよね…?そのポイントを時間で区分けしていきましょう。

①区切りが良いところまではNG

 なぜなら時間で区分けしないと、多くの人が区切りが良いところまで1つの学問を頑張ってしまうから…。

 この方法は正しいインターリービング学習とは言えず、複雑な内容になるほどに区切りが良いところへ到達するまでに時間がかかってしまう。そうなれば飽きがくる可能性は必然的に高くなり、どんどん勉強の質が下がってしまうのですね。

②ルールは厳守

 そうならないために、時間での区分けのルールは厳守しましょう。

 例えば1つの学問に対して30分単位と決めたのなら、ストップウォッチで計測してその時間になったらどんなに中途半端であったとしても次の学問に移る。1度ルールを破ることを許すと、何度も許すことになる。ここではルールを、徹頭徹尾で守る意識が重要となってきます。

③ツァイガルニク効果

 またツァイガルニク効果からも、時間区分けが効果的であることが垣間見えるでしょう。

 ツァイガルニク効果とは、未完了のことは完了したことよりも記憶に残りやすいという現象のこと。提唱者はソビエト連邦・心理学者ブルーマ・ツァイガルニクであり、マーケティングなどでも良く活用される理論です。

 例えばドラマが気になるところで終わると、何処で終わったのかしっかり記憶に残っているものです。しかし区切りが良いところで終わると、何処で終わったかが空覚えになる。あなたも1度は経験がある事象ではないでしょうか?

 これを学習に活用するには、区切りが良いところまで頑張るのではなく、時間で区切ることを留意するということですね。

ウルトラディアン・リズムに乗る

 インターリービング学習のポイント3つ目は「ウルトラディアン・リズムに乗る」ことです。

①時計遺伝子群によるリズム

 私たちは時計遺伝子郡により、決まった時間帯に様々なホルモンが段階的に分泌して1日のリズムを奏でます。その代表的なものに概日リズム(サーカディアン・リズム)があり、俗に言う体内時計と呼ばれるもの。

②90分の覚醒状態・20分の安静状態

 そしてウルトラディアン・リズムとは、この概日リズムよりも短期的なリズムの流れのこと。

 ウルトラディアンリズムの流れとしては、90分の覚醒状態と20分の安静状態を繰り返します。この流れを私たちは1日に何度も反復しており、短期的なリズムに上手く波乗りすることが出来れば、時間と労力を最大限に有効活用できるのですね。

③具体的な乗り方

 ではこの項の最後に、具体的なウルトラディアンリズムの乗り方をご紹介します。

 例えば1回のリズムとなる90分で1学問を勉強して、20分の休息を挟み、次のリズムの中で2つ目の学問に切り替えるという方法も良いでしょう。または1回のリズム90分の中で、30分単位で3つの学問を時間区分けする。そして20分の安静状態を設けて、また3つの学問へという流れでも良いですよね。

 ここでは自分に1番しっくりくる方法を吟味しながら、選択していってくださいね。

最後に

 本日は「インターリービング学習のポイント」というお話、いかがでしたか?

 同じ時間と労力をかけたとしても、インターリービング学習のポイントをおさえるか否かで雲泥の差を生むことは間違いありません。時間も労力も全ては有限であり、あることが当然なものではありません。そんな現在の当たり前に感謝して、貴重な財産を有効活用していきましょう。

 本日はご精読ありがとうございました。

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