パラダイム・シフト

自己啓発

 今回のテーマは「パラダイム・シフト」についてのお話です。

 パライダイム・シフトの定義は、主観を変えること。

 自分が世界を見ている、モノの見方・考え方を刷新していくというお話です。実は私は、マインド編の話がとても好きなんです。なぜ好きなのかと言うと、マインドを変えることが「自己成長の第一歩」だから。付け焼刃的なテクニックを学ぶよりも、基盤となるマインドを変えれば、その人は成長のレールに乗ったも同然です。勝手に頑張ろうと思えてきて、長期的にはすごい所へ到達できる。

 そんな革新的なところへ辿り着ける、パラダイム・シフトの本題に入っていきましょう。

みんな主観に生きている

 皆さん、「主観」という言葉にどのような印象をお持ちですか?一定の人のみが持っていて、自分は客観視できていると思っていませんか?

①価値観を受け入れ合うという主観

 以前の私は、主観と聞くと「極論を言っている人」や「頑固な人」のイメージを持ち合わせていました。なぜなら、もともと私はお互いの価値観を否定せず、受け入れ合おうという考え方が好きだったから。

 しかし勉強していく中で「価値観を受け入れ合う」という考え自体が、主観の1つだと気付かされたのです。その時期は、この主観を客観視出来ていなかったわけですね。

 つまり結論として「みんな主観に生きている」ということです。

②客観視しているという主観

 自分は客観的だと思っている人ですら、「客観視して見ている」という1つの主観の中で生きているのです。自分の主観を客観視しているか否かに関わらず、主観から逃れることは生きている限りできない。

 そして客観視とは、自分が現在持っている知識内での客観視。つまり、誤りの客観視です。この世の全ての事象について知り尽くしている人であれば、正確な客観視が出来るでしょうが、そのような人がこの世に存在するでしょうか?

色眼鏡をイメージ

 この主観は「色眼鏡」で比喩できます。人によって、かけている色眼鏡の色は異なるでしょう。

①明るい・暗い色眼鏡

 明るい色眼鏡をかけている人は、世界がすごくキレイなものに見えるだろうし、暗い色眼鏡をかけていれば、世界は汚く淀んで見えるかもしれません。そしてどんなファクトを見ていたとしても、明るい色眼鏡をかけることさえ出来れば、楽しく明るく過ごすことは可能になるのです。

②色眼鏡の選択

 もちろん、この色眼鏡をかけるキッカケは「他人・環境・遺伝子」など、自分ではコントロールできないものから影響されることがほとんど。

 ただ色眼鏡を自主的にかけなおすということも、また可能なのもファクトです。あなたは決められた要因から、与えられた色眼鏡をかけ続けますか?自分から主体的に、色眼鏡を選択しなおしますか?

不満を感じているなら

 この話を聞き、「主観を変える必要があるの?」と感じた方もいるのではないでしょうか。もちろんその通り。問題がないのなら、主観を変える必要なんてありません。

①不満の源泉

 しかし、あなたが現状に「不満を感じているなら」、色眼鏡1つでその後の人生の難易度が大きく変化します。現在の不満は、色眼鏡という「主観」が原因なのですから。

②主観変革の難易度

 言葉で「主観を変える」という表現は簡単に聞こえますが、見ている世界を変えるという作業は相当骨が折れる作業です。

 宗教の信奉者が棄教するまで、「生きてきた年数の半分の年数」が必要と言われています。他にも新しい習慣を手にするには、「6週間~8週間の期間、毎日習慣にしたい作業を行う」ことも必要になってくる。この長期間努め続けて、初めて無意識化で新しい主観で行動できるようになるのです。

③絶対に変えられるもの

 期間の長さを見ただけで、大変だと感じた方も多いのではないでしょうか?

 しかし逆に期間をかければ、180度主観を変えることが出来るとも言えます。パラダイム・シフトが出来れば、後は幸福感や自己成長へのレールが作られたも同然です。今の自分の生活に不満を感じているのなら、パラダイム・シフトの努力をしてみてはいかがでしょうか?

 不満とともに生きていくと諦めるよりは、希望が見えるのではないかと私は思います。

 本日もご精読ありがとうございました。

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