本日のテーマは「パラダイム・シフトへの分岐点」というお話です。
パラダイム・シフトを目指すと、人は2つの「分岐点」に立つと言われています。2つの分岐点では「相反する2つの気持ち」が浮かび上がってくる。そして、人はより強い気持ちを守り、そちらの方向へ歩いていくことになるのです。
では、その相反する2つの気持ちである分岐点とは一体何なのでしょう?
不安解消or不満解消
その気持ちとは「不安」と「不満」です。
主観を変えようとした私たちは、「不安を解消をするのか?」・「不満を解消するのか?」、この2つのどちらの気持ちを解消するか選択しなければいけません。この世の中は、トレードオフの関係で成り立っています。何かを得れば、何かを失うものなのです。
では、それぞれの気持ちを深堀りして見ていきましょう。
①不安の正体
2つの分岐点1つ目「不安」について、深堀りしていきます。
この感情は、なぜ生まれてくるのでしょう?
それは変革を目指している、「新しい主観による未来」がイメージできないからです。自分自身、新しい主観でこの世界を生きた経験がありません。経験がないことをすれば、その先がどうなっているのか分からないですよね。結果、未来が見えないから不安を感じる。
それに引き換え、今までの主観のままでいれば未来がイメージできます。どのような事が起こるのか大方見当はつきますし、未来が推測しやすいから安心感を得られる。この安心感を求め、不安を怖がり、人は変わろうと思っても中々行動することが出来ない。変われない根幹原因こそ不安だったのです。
つまり不満があるのに、行動や主観を変えない人というのは、不安から自分自身を守っているということですね。
②不満の正体
次に、2つの分岐点2つ目「不満」についてです。
不満とは、変わらないことによって現在感じている「不便さ・窮屈さ・不自由さ」などの感情のこと。この不満をどうしても解消したいと感じたときに、人は不安を受け入れ、主観や行動を変える方向へと足を踏み出していくのです。
成功者の人たちが「リスクをとれ」と共通して言います。これは「不安を解消するな」ということと同義ですね。しかし、多くの人は多少の不満があっても変わろうとしません。なぜなら、それだけ不安に立ち向かうということは怖いことなのです。
自由な環境
ですが不安を乗り越えた行動の先には、「自由な環境」が広がっています。
一見、変革の道は不安ばかりで、地獄の道に進むのではないかという感覚に襲われるでしょう。しかし不安を受け入れ歩きだせば、地獄ではなく、今よりとても自由な環境で生きることができるのです。
もちろん、上手くいかないこともあるかもしれません。現状より、悪い結果や環境を生み出してしまう可能性も大いにあります。それでも私は変われない言い訳を考えながら、立ち止まっているよりは前進していると思っています。今より悪い状況になってしまったのであれば、また道を引き返せばいいだけのこと。そして新たな道を模索していく。人生とはこの繰り返しです。
失敗は成功へのプロセス
そして、道を間違えたということは「失敗」したということですよね?
「失敗は成功へのプロセス」です。
いきなり成功することなんて、高い確立で起こりえません。みんな不安を乗り越え、失敗に苦しみ、トライ・アンド・エラーを繰り返し、自由な環境の獲得や成功を手にしているのですから。失敗に対して前進していると、喜べるようになりましょう。そうなれば不安は、あなたの行動を支配する力を失うはずです。
本日もご精読ありがとうございました。
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