本日のテーマは「自信」についてのお話です。
自信は、幸福感を決める大きなスパイスの1つです。自信がある人の方が、ポジティブに物事を考える傾向が強くなります。そのことから大局的な幸福感は高くなりやすいのです。大きな括りで認識している自信ですが、実は種類が3つに分かれます。
その3つとは、「自尊心」・「自己肯定感」・「自己効力感」です。
ちなみに書籍や著者により、3つの言葉の「定義・本質部分」が多少異なります。言葉に注目するのでなく、話す内容の本質部分を認識して頂けると嬉しいです。
では、本記事では「自尊心」について解説していきます。
「根拠あり・外側」の自信
自尊心とは、根拠のある自信であり、外側からくる自信のことです。
自分がある特定のものを所有していて、それを周りが評価することから自尊心が湧いてくるのです。具体例をあげると「お金・地位・見た目・持ち物」など。マジョリティが価値を感じ、その価値あるものが自分への自信を創出してくれます。「年収が1000万円以上」・「顔がイケメン又は美女」・「ブランド品・高級車の所有」など、これらの全てが自尊心を満たすためのツールとなっているわけですね。
承認欲求
では自尊心が湧き出てくる、皆さんの源泉は何なのでしょうか?
それは「承認欲求」です。
全ての人が持ち合わせている承認欲求では、その欲求を満たすことにより、自尊心を手にすることができます。そして評価により「自信を感じた幸せの毎日」を目指すのです。
ここまで「モノ・コト」で話を進めてきましたが、「ヒト」だって同じです。「権威ある人と知り合い」・「クラスの人気者と友達」などをアピールする人もいますよね?
外側の要素から自分を武装して、自信をつけていることは「モノ・コト」と同じなのです。
幸福が状況に左右される
最後に、自尊心のマイナス面を紹介します。
どんな物事でも、プラス面とマイナス面を持っています。プラス面が「自分に自信をもたらしてくれる」・「周りから評価される」こと。では、マイナス面は一体どのようなものなのでしょうか?
それは「幸福が状況に左右される」ことです。
資本主義はピラミッド構造ですから、全ての人がお金持ちになれるわけではありません。またイケメンや美女も比較対象がいて、初めて定義されるものですよね?
つまり、全ての人が自尊心を手にすることができない競争社会です。また一度手にした自尊心も、競争相手に抜かれてしまえば状況によって簡単に喪失します。現代社会で慢性的なストレスを感じている人が多いのは、ここにも原因があるのではないでしょうか?
最後に
自信の種類1つ目「自尊心」についてのお話、いかがでしたか?
もちろん多少の自尊心を持ち、自分を武装することも大事です。しかし、過度に依存することは「泥沼に落ちて沈んでいく」ようなもの。承認欲求や自尊心とは、良い距離感で向き合っていく必要があると私は思います。
次回の記事では、自信の種類2つ目「自己肯定感」についてです。楽しみにして頂けると嬉しいです。
本日はご精読ありがとうございました。
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