本日のテーマは「ハイパフォーマーな人・自由時間」というお話です。
仕事でハイパフォーマーな人に遭遇すると、生まれつき優秀な遺伝子なのかなと感じてしまいますよね。もちろんその一助もあるかと思いますが、彼らはそれ以上に自由時間の過ごし方が上手いのです。ではハイパフォーマーな人は、自由時間をどのように過ごしているのでしょうか?
本章では、彩り溢れるハイパフォーマーな人の自由時間を3枠に分けて覗いていきましょう。
自己研鑽
ハイパフォーマーな人・自由時間1枠目は「自己研鑽」です。
自己研鑽とは、知識・スキル向上を目指して自分を磨き上げる活動のこと。
①人生は巨大なゲーム
多くの知識・スキルを持つことは、仕事・生活習慣・学問と多岐に渡り、自分を支える骨組みとなることでしょう。まさに人生は巨大なゲームであり、その誰もが参加するゲームの難易度を大幅に下げてくれる。そんな活動こそ、自己研鑽と言っても過言ではありません。
そしてハイパフォーマーな人は、割合的に多くの人が自己研鑽を習慣に取り入れている。だからこそ仕事に対して、短い時間で高い質・多くの量をこなせるのですね。
②ハードスキル
では具体的に、何を学べば良いのでしょうか?
結論から述べますと、ハードスキルとソフトスキルを磨いていきます。
ハードスキルとは、従事している仕事をこなすために必要なスキルのこと。
誰しもが何かしらの専門性ある仕事についており、その道のエキスパートを目指しています。営業であればマーケティング能力は必須ですし、SEの方はプログラミング言語を理解する必要がありますよね。他にもコンビニのレジ打ち・品出しでも、そこにはお店特有のルールがあり、それを理解して習得することはハードスキルに当たります。
③ソフトスキル
それに対してソフトスキルは、どの仕事をする上でも必要となる共通スキルのこと。
例えば、コミュニケーション能力・論理的思考力・問題解決能力などが挙げられます。ソフトスキルの性質としては、熟練度を定数で測ることが出来ません。抽象的な感覚として、この人は優秀か否かを判断している能力とも言えるでしょう。
しかし仕事をする上での土壌であることは明確で、ハイパフォーマーな人は妥協を許さない分野です。これらの能力を一段階レベル上げすると、多くの自由時間が生まれる。この時間創出の好循環を、多くの方に体験して頂きたいと感じます。
極め系趣味
ハイパフォーマーな人・自由時間2枠目は「極め系趣味」です。
誰しもが余暇時間に、何らかの趣味を楽しんでいることでしょう。そしてハイパフォーマーな人は、この趣味時間にもある性質が垣間見えます。そう、彼らは趣味の時間にもスキルアップを辞めないのですね。
①受動系趣味
まず多くの人は「受動的趣味」を楽しんでいる人が多いでしょう。
受動的趣味とは、集中せずとも、能力を研磨しなくとも楽しめられる娯楽のこと。
簡単に快感を享受できる性質を持っていることから、マジョリティはこちらに飛び乗ります。具体例を挙げるのなら、TVやスマホなどが代表例として挙げられるでしょう。ただ受け取るだけのバラエティやネットサーフィン・You Tubeは、私たちに手軽な喜びを届けてくれます。
②極め系趣味
それに対してハイパフォーマーな人は、「極め系趣味」に没頭しています。
極め系趣味とは、集中力を必要として、能力の研磨を日々追求する娯楽のこと。
具体例としてはスポーツや音楽のスキルを上げていき、成績を良くしたり、人々を感動させられる演奏を目指すなどが挙げられますね。この趣味の性質の差異が、遊びの時間にも自身の集中力を爆上げします。更に上達する上での抽象的概念を見つけ、シナジー効果で仕事・勉強のスキルアップにも繋がっていく。
もちろんどちらの趣味を選ぶかに答えはないですし、集中力や抽象的概念の発見が善というのも1つのポジショントークです。ただハイパフォーマーな人は、趣味ですら自己投資と考えているようですね。
③TV・スマホを極め系変換
ではTV・スマホなどは、受動的にしか楽しめられないのでしょうか…?いいえ、そんなことはありません。これらの受動系趣味は、工夫次第で極め系趣味に転化しうるのです。では一体どのような創意工夫が必要なのでしょうか?
それは「なぜ楽しめるのか…?」、「なぜ面白いのか…?」と深堀りして考えることです。全ての物事には理由があり、TV・スマホにプラスの感情を抱くのにも理由があります。その理由を考えて発見していく、そんな能動的な営みが受動系趣味であっても極め系趣味に転化させてしまう。またそれらの発見を、言葉として文章で纏めてみると更に良い趣味になるでしょう。
リラックス時間
ハイパフォーマーな人・自由時間3枠目は「リラックス時間」です。
仕事の質・量ともにズバ抜けている人をみると、人生の大半を仕事に捧げているように感じます。もちろんそのようなタイプもいるとは思いますが、タイパよく優秀なハイパフォーマーがいるのも事実です。そんな彼らは、何処の誰よりもリラックス時間の価値を重んじているのですね。
①翌日の集中力
なぜならリラックス時間を設けなければ、翌日の集中力が上がらないから…。
確かに1日の仕事量という狭い視野で見れば、仕事を凝縮させた方が結果が出そうに見えるでしょう。しかしリラックスさせないことにより、翌日の集中力が下がるのであればどうでしょう…?日を重ねるほどに、1日の出来る範囲が少しずつ萎んでいく。さらにそれが雪だるま式に積み重なれば、埋められない差異として自分の前に立ちはだかります。
とどのつまりリラックス時間は、翌日の集中力への立派な投資タイムです。投資・休息を設けられない人に、長期的な成果が出ないことは世の真理と言って良いでしょう。
②アイデア創出
最後にリラックスのメリットを、もう1つご紹介して締めたいと思います。
それはアイデア創出は、リラックス時間に訪れるということ。
私たちの脳はリラックス時に、DMN(デフォルトモード・ネットワーク)という無意識の領域が働きます。脳は意識的な活動だけでなく、無意識時にも働いているということですね。
そしてアイデアは、無意識が導いてくれるもの。もちろん能動的に考える時間を設けたという前提は必要ですが、リラックスが作れない人に未来を切り開くアイデアは生まれないのです。
最後に
本日は「ハイパフォーマーな人・自由時間」というお話、いかがでしたか?
あなたが「仕事の質・量」や「自己のスキルアップ」を大切にする価値観を持っているのなら、是非とも目の前の活動だけに目を向けないでください。「自己研鑽、極め系趣味、リラックス時間」という調味料が相まって、初めてあなたという素晴らしい料理が完成するのですから…。
そして何よりも心身の健康を大切に毎日を走ること、この軸を忘れないで頂けると嬉しいです。
本日はご精読ありがとうございました。
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