本日のテーマも、前回に引き続き「自信の種類」についてのお話します。
2つ目の自信は「自己肯定感」です。
私の考えとしては、自信を感じる要素を、「自尊心」より「自己肯定感」の割合を増やしてほしいなと思っています。自尊心を多少追いかけるとしても、自信の主たる要素は自己肯定感であり、自分を認めてあげることに置くべきなのです。
では、自己肯定感の中身を覗いていきましょう。
「根拠なし・内側」の自信
自己肯定感とは、根拠のない自信であり、内側から湧いてくる自信のことです。
つまり自分の主観で、ありのままの自分自身に価値を感じられる自信のこと。
周囲の人に褒められるものを何も持っていなくても、マイナスの視線で見られていたしても、どんな時でも自分自身を好きでいられるという状態ですね。周りの人でステータスが低く恵まれていないのに、なぜか幸せそうな人を見たことはありませんか?
彼らは、自分の価値観の世界で生きています。世間のモノサシではなく、自分のモノサシで自分を測っているのです。
では、自己肯定感を持つための2つの行動を見ていきましょう。
好きなことをする
自己肯定感向上1つ目の行動は「好きなことをする」こと。
自分の心が赴くままに、興味・関心が湧いたらとりあえず始めてみる。周りがどう見るかなど一切気にせず、自分軸に従って行動する。この行動は、自分で自分を尊重するのと同義であり、どんどん自分が好きになっていくはずです。
それに対して、日本の常識として「みんなと一緒」という文化がありますよね。この文化の価値観に従いすぎてしまうと、自分の興味・関心を押し殺すことと同義です。自己肯定感はどんどん下がっていき、その末には「自分が何を好きか分からない」、そんな状態にまで陥ってしまうのです。
そして自己肯定感が低い苦しみの対策として、選択肢は承認欲求を満たすことのみ。自尊心で武装することしか残っていない。これが常識の代弁者が多かったり、世間から外れた人や立場が弱い人を揶揄する人が多い理由です。
親切
自己肯定感向上2つ目の行動は「親切」です。
なぜ、親切が自己肯定感に直結するかというと、それによって得られる幸福感が強大だから。
「他者評価を得るための親切」ではなく「自己満足のための親切」をすることにより、脳内で分泌される快楽物質が異なります。自己満足のための親切で分泌する快楽物質を、「βエンドルフィン」と言います。βエンドルフィンはドーパミンの20倍も強い快楽があると言われており、モルヒネの6倍の鎮痛効果も持ち合わせています。
自己満足のための親切を習慣にすれば、この快楽がデフォルトで頭の中に流れてくる。幸せな時間が多ければ、自然と自己肯定感も向上していきますよね?
しかし、注意点が1つだけあります。
それは「親切する人だと思われたい」という、承認欲求を原動力にしないこと。見返りを求めず、人に親切をして自己満足で喜びを感じる。そんな主観的貢献感のもと、親切しましょう。同じ行動をしていても、自分の心の中の意識が違えば、脳内で分泌される快楽物質も変わってきます。意識1つで、全く異なる結果になるのです。
具体的なアクションプランとして、コンビニの募金箱など、人に気づかれないもので親切を始めてみてはいかがでしょうか?
行動すると一貫性の力が働き、思考もそちらに寄っていきます。行動と思考のスパイラルに突入して、自己肯定感を向上させていきましょう。
最後に
自信の種類2つ目「自己肯定感」についてのお話は、いかがでしたか?
日頃の習慣として、自分が好きだと思うことをすること、小さな親切を毎日心掛けること。この日々を繰り返せば、きっとあなたの自己肯定感は向上していく。自己肯定感の土台があって、さらに自尊心となる外側の自信が乗っかれば、一時の嗜好品として自尊心を楽しめますよね。
次回の記事では、「自信の種類」シリーズのラストとなります。
本日はご精読ありがとうございました。
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