文章学習の魔力

勉強・読書

 本日のテーマは「文章学習の魔力」というお話です。

 文章力を鍛えることは、ビジネスというステージで大きく羽ばたくために必要な要素の1つです。ではビジネスにあまり興味・関心がない人は、文章学習の必要性はないのでしょうか…?

 いいえ、そんなことはありません。ビジネスに興味・関心がなくても、文章力と一見関連性のない仕事に従事していたとしても、文章学習には大きなメリットがあるのです。

 本章では、文章学習の先にあなたが手にできる魔力を2要素に分けてご紹介していきます。その魔力とは「感情コントロール」と「深い思考」です。この2要素がどのようにあなたにメリットをもたらすか、それぞれ詳しく紐解いていきましょう。

感情コントロール

 文章学習の魔力1つ目は「感情コントロール」です。

 きっとこれだけ聞くと、多くの人が「なぜ文章力が向上すると、感情がコントロールが出来るようになるの?」と懐疑的に感じるはずでしょう。しかし、文章学習で取り扱う「言葉」というツールこそ、感情をコントロールするのに必要不可欠な要素なのですね。

①心の流れ

 言葉が感情に対してどのように影響するかを明らかにするため、まず心の流れについて覗いていきましょう。心の流れは、全ての人が決まって同じ道筋を通ります。

 その流れとは「感情→言葉→思考」です。まず外界の出来事や自分自身の自律神経・ホルモンバランスにより、ある感情が自分の中に芽生えます。この感情は、心の中で複数・複雑なモノが目まぐるしく渦巻き循環したものです。

 そしてその中でも印象に残った感情を、私たちは「言葉」というツールで書き起こし、感情という事象を認知するのです。更に箇条書きで認知した感情を「なぜそう感じたのか?」と、言葉というツールを再び使って思考していきます。この心の流れが、私たちが物事を理解して考える全体像となるのですね。

②感情と思考の橋渡し

 とどのつまり言葉とは、感情と思考の橋渡しになるアイテムです。言葉というツールを知らなければ、大多数の人は物事を考えることが出来ないとも言われています。まさに人類が生み出した、偉大な英知でしょう。

 そして感情コントロールを成し遂げるためには、私たちは思考する必要性が生じます。起こった感情に対して多面的に物事を考えるからこそ、瞬間的な情動に意識をハイジャックされずに正しい行動をとることができる。まさに思考あっての自制心です。そして思考は、言葉あっての営みなのですね。

 では話を振り出しに戻します。文章学習とは、言葉の力を研磨することと同義です。すなわち仕事で活躍するための力だけでなく、日々の生活で平静な心持ちで感情を抑制するためにも、文章学習は万能薬になり得るのです。

深い思考

 次に、文章学習の魔力2つ目は「深い思考」です。

 文章を作成するとき、誰しもが何かしらのテーマを決めて執筆を始めることでしょう。この1つのことを定めて1000文字以上の文章を書いていく作業は、まさに物事の深堀りです。

①なぜ?どのように?

 文章の中では、何度も「なぜ?どのように?」を繰り返していきます。

 この2つの質問は、まさに深い思考をするための呪文のようなもの…。表面の扉という情報から、この2つの呪文を使って深層への扉を開いていくイメージです。これを繰り返すほどに思考力が鍛えられ、深い思考が出来る人間へと自己成長していくのですね。

②全てのモノにも自動思考

 そして人間はケースバイケースで、自分の性質を使い分けられるほど器用ではありません。1つの性質が、他の場面でも自動で作動してしまうものでしょう。例えば利己的な人はプライペート・ビジネスに関係なく、いつでも本質の心は独り善がりです。また逆に慈愛溢れる人は、本質の心は相手の立場に立つイメージを常に持っていることでしょう。

 それと思考力も同じなのです。1つの表面的な情報を見て、ただそのまま情報を受け取る人は、全てのモノに対して浅くそのまま受け止めてしまう。逆に文章学習によって深い思考を手にした人は、日々の生活で見聞きする全てのモノに、自動思考で深く考えていくことでしょう。

③人生の楽しさを倍増

 そして深い思考は、人生の楽しさを倍増させてくれるものです。

 1つの情報から表面的な情報を得るだけだと、そこで好奇心が満たされるのは終了です。しかし「なぜ?どのように?」と深堀りを繰り返せば、たった1つのことから何度も好奇心が満たせられる。好奇心が強い人がネットの情報だけでなく読書を好むのも、本という媒体が1つの事象を深く紐解いて思考していくツールだからです。

 そして文章学習は、多くの好奇心という人生の楽しさをあなたに届けてくれる力です。楽しみという視点からも、やはり仕事で文章に触れる機会がなくても、誰しもが文章を学ぶことに理があるのではないでしょうか。

最後に

 本日は「文章学習の魔力」というお話、いかがでしたか?

 私は文章執筆前から、好奇心は強い性格で物事を深堀りするのが好きでした。そして文章学習に巡り会って深堀りがさらに容易になり、1つのモノを見て感じ取る景色が一変したのを今でも覚えています。

 また感情コントロールも遥かに容易になり、小さなことでは気が動じない性格になったとも思います。是非とも多くの人に、この喜びや安らぎを体験して頂きたいです。1度一緒に、文章学習の扉を開いてみませんか…?多くの人が、文章という要素に精通してくれると嬉しく感じます。

 本日はご精読ありがとうございました。

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