本日テーマは「自信の種類」最終章のお話になります。
最終章となる、3つ目の自信は「自己効力感」についてです。
前記事までで紹介した「自尊心」と「自己肯定感」は、対局する性質がありました。根拠ある外側の要素で自信を持つこと、根拠ない内側の要素で自信を持つこと。全くの正反対のことを言っていますよね。
3つ目の自信「自己効力感」は、過去2つの自信と大きく性質が異なります。基盤の自信にプラスアルファとして自分を心地良くするイメージで、スパイスとして向上を目指しましょう。
では、本題である「自己効力感」の内容に移っていきます。
「やればできる」という自信
自己効力感とは、やればできると感じられる自信のことです。
どんなに難解なことであったとしても、人間がやっていることなら、その対象に取り組みさえすれば出来るんだと感じられる自信です。
またの名を「セルフ・エフィカシー」とも呼ばれていて、この感覚を持っている人は「成長意欲」や「好奇心」も大幅に上昇します。結果、ポジティブ感情が生活の中の割合を占めていき、「日々の豊かさ」にも繋がっていくことになるのです。
では自己効力感を得るためには、どうすればいいのでしょうか?
ここでは、2つの方法をご紹介します。
成功体験
自己効力感の向上方法1つ目は「成功体験」を得ることです。
自己効力感が低く、自分にはできないという感覚をお持ちの方は、まだ成功体験がないだけなのかもしれません。成功体験がないので、とりあえず始めてみても未来がイメージできないので、すぐに苦痛で辞めてしまうことを繰り返す。
逆に、一度でも成功体験を得ることが出来ればどうでしょう?
その出来ない状況から出来るようになった状況へ、その物事を乗り越えた記憶こそが、自己効力感を向上させてくれます。また同じような壁にぶつかったとしても、「前の出来事で壁を超えられたし、今回も努力はいるけど出来るな」と考えられるようになっていくわけですね。そして、どんどん多才な人になっていく。
能力格差がついているという客観的事実に対して、成功体験によって出来た「自己効力感」が原因だと私は思っています。
メンターイメージ
自己効力感の向上方法2つ目は「メンターをイメージ」すること。
成功体験を得るために何かに取り組んでも、最初の成功体験を目指す上での「頼りにする記憶」がありません。この、1番挫折しやすいポイントを脱却するテクニックはないのでしょうか?
そのテクニックは「メンターをイメージ」すること。
メンターとは、指導者・助言者という意味があります。もう少し簡単に表現しますと、「自分がなりたいと思う人」です。その人を自分の主観で見て、憧れる気持ちを持つのであれば、その瞬間にメンターです。
このメンターを、頭の中でどんどんイメージしましょう。日頃の様々な環境で、「あの人(メンター)だったらどうするかな?」と考えるようにするのです。するとイメージの力で、自分の行動がメンター側に近づいていきます。そして自分でも知らぬ間に、「習慣・当たり前」となり、成功体験を手に出来るという仕組みです。
成功体験には、地道で継続的な活動が不可欠です。努力と根性だけに頼らず、メンターのイメージというテクニックを活用していきましょう。
最後に
これにて、3記事でご紹介した「自信の種類」は以上となります。
いかがでしたか?
あなたが、「自尊心」・「自己肯定感」のどちらを基盤として生きていくにしても、「自己効力感」の向上を目指すことは可能です。周りから認められたくて頑張っている人でも、自分が好きでそれを上達したくて頑張っている人でも、成功体験を乗り越えるというプロセスは同じだから。基盤の自信として、どちらを目指して生きていくのかを定めたあとは、自己効力感の向上に努めることが幸せな生き方ではないでしょうか?
登山でゴールとなる頂上が必要なように、人生も目指すべきゴールが必要です。そのゴールを「成功体験の積み重ね」・「自己効力感向上」に置くことは、個人的にオススメだと思っています。
本日もご精読ありがとうございました。
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