本日のテーマは「少し笑える恋愛工学」というお話です。
タイトルの通りですが、恋愛が学問になっている。これだけで、クスッと笑いがこぼれませんか…?とてもユーモアを感じられる事象だと私は感じ、記事として投稿材料にさせてもらうことを決めました。
参考にさせて頂いた書籍は、藤沢数希さんの著書「ぼくは愛を証明しようと思う」という文献です。藤沢さんは欧米の研究機関で博士号を取得し、後に外資系投資銀行でトレーディング業務に従事していた人物です。そんな彼が「心理学・進化生物学・金融工学」の技法をとりいれ「恋愛工学」という新たな学問をアイデアとして提唱しました。
実際に書籍を読み進めてみると、自分自身の過去の恋愛経験則や、他人の恋愛傾向などにも観察していてピッタリ当てはまります。そこもまた人間の行動は学問で導き出せるのだなと、好奇心を揺さぶられた次第です。
では恋愛工学とは、一体どのような学問なのでしょうか?
モテないアプローチ
まず恋愛工学では、男性がツイツイ行ってしまうアプローチを2つご紹介しています。
その方法は典型的なモテないアプローチなのですが、実際にはこのモテないアプローチを行っている男性が多いこと…。では一体、どんなアプローチなのでしょう?
①非モテコミット
モテないアプローチ1つ目は「非モテコミット」です。
非モテコミットとは、外見が好みであったり少し優しくされただけで、すぐに女性を好きになり相手に好かれようと必死にアプローチをすることです。
「好かれたいなら親切しよう、好意を見せよう」というのは、あながち間違いではないのです。しかし、へりくだって必死にアプローチすれば、同じ言葉が示すものでも雲泥の差を生じさせますよね…?
あくまで対等の意識を持ち、必死さを悟られないように好意をアウトプットする。だからこそ恋愛は奏功するものです。スタート地点から女性相手にお客様のような扱いをしてしまっては、女性の立場からして、もう2人の間のヒエラルキーが上下で成立してしまいます。人間は誰しも対等な関係性で恋愛をしたいので、だからこそ恋が実らないのですね。
②フレンドシップ戦略
モテないアプローチ2つ目は「フレンドシップ戦略」です。
フレンドシップ戦略とは、付き合いたいと表に出さず、友達として関係性を深めてから告白するというアプローチ法です。
こちらは功を奏するような気もしますが、著者・藤沢さん曰く、この戦略は上手くいかないそうです。なぜなら女性は、初対面の男性相手に瞬時に「友達フォルダ」と「恋人フォルダ」に本能的に仕分けをするそうなのです。そして1度友達フォルダに入ってしまうと、恋愛フォルダに入ることは至難の業だと藤沢さんは断定の言葉を使用しています。
③進化生物学の理論関連
非モテコミットやフレンドシップ戦略が奏功しないのには、進化生物学の理論でしっかりと書籍の中で説明されていました。この理論を紐解くと、ものすごい文量へとなってしまいます。そのことから本記事では割愛しますが、近いうちに記事にしていきます。楽しみにして頂けると嬉しいです。
恋愛工学の方程式
次に藤沢さんが提唱する、恋愛工学の方程式をご紹介します。
彼曰く、男性主導での恋愛開始はこの1本の方程式以上でも以下でもないそうです。ではどんな方程式なのでしょう?
①モテ=試行回数✕ヒットレシオ
その方程式とは「モテ=試行回数✕ヒットレシオ」という公式です。
試行回数とは、女性と出会ってから付き合うためにアプローチをトライした1年間の回数のこと。ヒットレシオは、その1つの試行がうまくいく確率のことです。それらを計算して1年間に付き合える人数が、モテとして提示されるそうですね。
そして試行回数を増やすことで、ヒットレシオを高めることができるそう…。だからこそキーポイントは失敗しても、諦めずに折れない心だそうです。そして失敗の数だけ、恋愛という1つのジャンルが上達していきヒットレシオが上がっていく。
②仕事・勉強と同じ
私はこの方程式は男性の恋愛だけでなく、仕事や勉強も全く同じだと感じました。
いきなり効率的に価値のある仕事が出来る人はいませんし、勉強でも効率的に知識を吸収したり、その知識を思考して自分だけの答えを身につけることは出来ません。何度も何度も仕事・勉強のトライアンドエラーを繰り返し、少しずつ価値のある仕事や、自分だけの勉強による答え・知識の総体を育てていくことが出来るのではないでしょうか。
やはり多くの分野は、根源にある抽象的な概念で繋がっているのだと、恋愛工学という学問を通じて感じとる事が出来ました。
最後に
本日は「少し笑える恋愛工学」というお話、いかがでしたか?
この理論を読み進めて私が感じたことは、良い人とモテる人は違うなということです。
すごく慈愛に溢れて思いやりがあるけど、非モテコミットやフレンドシップ戦略をしてしまう人もいる。また様々な女性との関係を求める遊び人だけれど、これらのモテないアプローチはせず、相手を惹き付けるアプローチをする人もいますよね。
この事象からも、やはり表面だけで分かったつもりにならず、物事の本質まで深掘っていく姿勢がどんな事象にも重要なのだなと改めて気付かされました。是非皆さんも恋愛を開始するときに、相手の表面だけを見ず奥深く知ろうと注力してみてくださいね。
本日はご精読ありがとうございました。
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