自然を生活へ取り入れる

生活習慣

 今回のテーマは、「自然を生活へ取り入れる」というお話です。

 皆さんは、緑いっぱいの自然に囲まれた時にどんな気持ちになりますか?

 私はすごく心が癒されて、今までの疲れが一気に溶けていくような感覚になります。そしてこの気持ちや体調の反応は、遺伝子的には当たり前の現象だというから驚きです。

 つまり自然を生活に取り入れるか否かによって、幸福感やパフォーマンスレベルなど様々なことに影響をもたらします。是非、自然との接触を習慣に取り入れてみてください。

副交感神経の活性化

 ではなぜ自然を生活に取り入れると、幸福感やパフォーマンスレベルが上がるのでしょうか?

 その理由は「副交感神経の活性化」にあります。

①副交感神経

 人間には、「自律神経」という神経系が存在します。

 自律神経とは、血圧や呼吸数など体内の臓器を調節する神経系のことで、「交感神経」と「副交感神経」に分かれます。

 副交感神経は、私たちの体を休ませリラックスさせて、修復する役割を果たしているのです。正しく休めてる人は、幸福感やパフォーマンスレベルが高いのは想像しやすい論理ですよね。

②遺伝子と環境

 ではなぜ自然と接触することにより、副交感神経が活性化するのでしょうか?

 その理由は、「私たちの遺伝子」と「自然という環境」の親和性にあります。

 私たちの遺伝子は、古代の環境に出来上がったものであり、その時代に適応しています。古代の環境では、自然との接触はデフォルトです。これが自然がによって、人間の体を修復させる役割を助けるという事象に繋がるのです。

 しかし、現代の環境はまさにコンクリートジャングルではないですか?

 自然の少ない現代の環境では、交感神経が優位な状態が続いてしまう。結果的に体の細胞は休まらず、どんどん疲弊していき慢性疲労を引き起こしてしまうのです。

 そうなれば、幸福感やパフォーマンスレベルが低いことは納得がいきますよね。

自然取り入れ法

 次に具体的な、「自然取り入れ法」を3つ紹介していきます。

 その内容は、「部屋の植物」・「芝生マット」・「ペット」です。

①部屋の植物

 自然取り入れ法1つ目は、「部屋の植物」です。

 生活する部屋に植物が置いてあれば、副交感神経優位の時間は増えて、疲労も軽減します。作業机の上に植物を飾っておくと、生産性が向上するというデータもあるそうです。「鉢植え」や「テラリウム」など、自分の好みのスタイルで植物を育ててみてはいかがでしょう。

 しかし、植物の世話が上手くできるか心配という方もいるのではないでしょうか?

 実は本物の植物でなくても、偽物であっても良いのです。偽物の植物であったとしても、脳は植物だと錯覚を起こし、副交感神経を優位にするそうです。そんな簡単な方法で、幸福感もパフォーマンスレベルも手にできるなら、試さない手はありませんよね。

②芝生マット

 自然取り入れ法2つ目は「芝生マット」です。

 芝生や土などに裸足で触れるだけで、リラックスから「ワーキングメモリ」の容量が増えるというデータがあるそうです。

 ワーキングメモリとは、脳の短期記憶を司る機能のこと。ワーキングメモリの容量が大きいほど、1度に多くの情報を同時に広げることができます。そうなれば勉強や仕事などで、関連付けや深堀りをすることが容易になりますよね。

 とは言っても、土や芝生を部屋の中に置くのは現実的ではありません。

 そこで、オススメなアイテムが「芝生マット」なのです。足も汚れませんし、手入れも不要です。作業するときに下に敷いて、裸足でそれを踏みながら行う。ただそれだけで、ワーキングメモリの機能が向上するのだからとてもお得です。

③ペット

 自然取り入れ法3つ目は「ペット」です。

 ペットも、自然を感じるファクターの1つ。副交感神経も優位になりますし、愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」も分泌します。結果的に心に余裕ができ、目の前の作業への「集中力・注意力」が向上するという仕組みです。

 とは言え、ペットを飼うことは中々すぐに行動できることではありません。

 そこでオススメは「ペット動画」。現在はYOUTUBEなどで、多くのペット動画がアップロードされています。作業前や休憩中に活用してみるのはいかがでしょうか?

最後に

 自然を題材としたテーマは、いかがでしたか?

 自然を生活へ取り入れるだけで、多くのメリットを享受することができます。自己成長や他者貢献に向かうためにも、必要なテクニックですよね。是非、試してみてください。

 本日はご精読ありがとうございました。

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