恋愛工学・ACSモデル「Aフェーズ」

恋愛

 本日のテーマは「恋愛工学・ACSモデル・Aフェーズ」というお話です。

 恋愛工学とは、男女が出会って結ばれるまでのプロセスを「心理学・進化生物学・金融工学」を基に体系化した学問です。そしてACSモデルとは、男性側からの恋愛アプローチ法が「A・C・S」と、3つのフェーズに分けられるのだよという理論です。

 巷では、数多な恋愛指南書に真逆のアドバイスが記載されています。例えば「ディスるのか、褒めるのか」・「無関心を装うか、好意を示すか」・「聞き役に回るか、話し役に回るか」など…。実はこれらの回答は全て正しいものなのですが、行うフェーズを間違えれば誤りの情報に転化してしまう。そして恋愛は奏功しなくなるです。

 つまりはパズルのピースのようなもので、全て必要なピースですが、特定の隙間には何の役にも立たないのと同じでしょう。そしてACSモデルは、それぞれのフェーズに適切な行動や所要時間があり、それらをフレームワークにしたものなのですね。

 では前置きが長くなりましたが、ACSモデル・第1回目として「Aフェーズ」の具体的内容を覗いていきましょう。

Attraction(魅了)

 Aフェーズは、相手を魅了するフェーズです。

 「A」は「Attraction(アトラクション)」という英単語から由来しており、日本語にすると「魅了」ですよね…?

 とどのつまり、相手に自分の魅力を伝えるターンとなるのですね。このフェーズで魅了が上手く行えれば、相手は「この人のこと、もっと知りたいなぁ…」・「また会ってみたいなぁ…」という感情が、脳裏に走ることでしょう。では魅了するために、どのようなアクションを起こせば良いのでしょうか…?

 ここでは、3つの方法を提示していきますね。

①無関心を装う

 魅了アクション1つ目は「無関心を装う」ことです。

 「恋愛関係に発展させたいのに、無関心を装うの…?」と、懐疑心を抱いた方もいるかもしれませんね。ですが会って間もないタイミングで、好意を全面に押し出せば、友達戦略ではありですが恋愛戦略としては誤りです。なぜなら女性の遺伝子は、子供を身籠るという性質から、男性以上に相手を吟味する傾向が強いのです。

 もしも「優秀な遺伝子でない子供」や「自分と子供の面倒を見てくれない男性の子供」を身籠ったら、母子ともに苦労する羽目になりますよね…?そして好意を全面に押し出すことは「私の方があなたより下なので、選んでください」という、非言語メッセージに他なりません。このメッセージは、優秀な遺伝子ではないとうシグナルになるのです。

 女性は「エノコログサで遊ぶ猫」であり、エノコログサを目の前で動かし与えなければ、猫は必死に触れようとするでしょう。しかしすぐに与えてしまえば、一時喜びが表出するかもしれません。しかし、すぐに飽きて他の場所へと去ってしまう。恋愛の無関心を装うことも、エノコログサを与えないことと同義なのですね。

 だからこそエノコログサのように「この男性、自分のこと好きだなぁ」と初対面で思われたら、そこでもう追いかけたいという気持ちが消滅してしまう。スタートからの好意表出には、注意していきましょう。

②ディスる

 魅了アクション2つ目は「ディスる」こと。

 これは信じがたい話でもあるのですが、適度なディスリであれば、相手から見た自分の印象を高めることが可能です。なぜなら先程の「エノコログサと猫」のたとえと同じであり、好きか嫌いかが分からない感覚を演出することが出来るから…。その曖昧さが、相手の追いかけたい気持ちを着火することに繋がるのですね。

 また多くの男性が、あからさまに興味のある女性を褒めちぎっています。つまりはスタートから下に見られている人ばかり…。だからこそ嫌われる勇気を持ってディスることで、相対的に価値が上がるのですね。

 ただあくまで確率論の話なので、人によっては好意を全面に押し出すことで、奏功する女性もいるでしょう。ですが数学的な確率で動こうという考えがあるのなら、失敗しても次があるというマインドでディスることも重要となるのですね。

③自慢しない

 魅了アクション3つ目は「自慢しない」です。

 このアクションは恋愛だけでなく、その他コミュニケーションでも共通な普遍の真理です。

 自慢することは、自分の価値を下げる行為であり、百害あって一利なしです。多くの男性は承認欲求から、自分の地位や成果をひけらかします。しかし、その気持ちをグッと抑えましょう。そしてシークレットな人物として、振る舞うのです。もちろんシークレットと言っても、全てを隠す訳ではありません。あくまで自分から話すのではなく、質問されたら答えるというスタンスです。

 また質問させる手段として、自分のことを控えめに抽象的に話すことがポイントです。なぜなら具体的に話せば、質問する内容もなくなってしまうから…。あとは聞き手に回って、相手の人生を1つの小説の物語のように傾聴してみましょう。

Aフェーズの注意点

 では、次にAフェーズの注意点を2つご紹介していきます。

①いきなり「Cフェーズ」入らない

 Aフェーズの注意点1つ目は「いきなりCフェーズに入らない」こと。

 Cフェーズの内容は、相手と信頼関係を構築することなのですが、出会いの黎明期に和むことは禁止です。もちろん友達づくりであれば良いのですが、恋人関係になりたいのであれば、性的な緊張感は必要不可欠です。

 そしていきなり和むことは、相手が本能的に自分を男として感じなくなり、恋人へのルートと違う道を最初から選んだことに他なりません。なのでいきなり共感・楽しい世間話などは、友達への道まっしぐらということを肝に銘じてくださいね。

②所要時間10~30分

 次にAフェーズの注意点2つ目は「所要時間10~30分」です。

 魅了するために無関心を装ったり、ディスったりすることは有効です。しかし、いつまでもそのような行為を続けていれば、人は徐々に不快感へと変わってしまうもの…。食事でも最初の一口から8分目まではとても美味しいのに、満腹状態では美味しく感じないのと全く同義です。

 自分の価値を上記3項目でアピールできたのなら、すかさず信頼関係を構築するCフェーズへと舵を切りましょう。その所要時間が10~30分であり、長くても1時間は絶対に超えないという意識が重要となります。

 次のCフェーズでは、友達ルートのスタート地点と同じなので、比較的にAフェーズよりは実行しやすいのではないでしょうか…?

最後に

 本日は「恋愛工学・ACSモデル・Aフェーズ」というお話、いかがでしたか?

 無関心・ディスるなど、道徳や常識で考えると、これで好かれるとは思えせんよね。しかし疑わないこと、それが強さです。多くの人が恋愛のスタートで悩んでいるということは、道徳・常識の考えは失敗論でもある証明なのです。

 だからこそ嫌われる勇気を持ち、広い視野を持ってアクションしていきましょう。未来の楽しい恋人関係のためにも、是非とも無関心とディスり、また自慢しないことが重要です。

 本日はご精読ありがとうございました。

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