恋愛工学・ACSモデル「Cフェーズ」

恋愛

 本日のテーマは「恋愛工学・ACSモデル・Cフェーズ」というお話です。

 全記事から、男性の恋愛アプローチ法を3つのフェーズに分け、それぞれ適切な行動や注意点を紹介させて頂いております。そして本章では2つ目のフェーズ「Cフェーズ」の、具体的内容を深掘りしていこうと思っています。

 ではCフェーズでは、どのような行動に従事して何を気をつければ、その後の恋人関係として開花するのでしょうか…?さぁ、今回も学んでいきましょう。

Comfort-Building(和み)

 Cフェーズとは、相手と和むフェーズです。

 「C」は「Comfort-Building(コンフォート・ビルディング)」という単語からきていて、日本語にすると「快適性の構築」ですね。それを別の言葉に置き換えると「和み」となる。いわば、信頼関係(ラポール)の形成が目的です。

 では具体的にどのような行動をすれば、相手に和みの感情を与えることが出来るのでしょうか…?ここでは、3ポイントに分けてご紹介します。

①8割の傾聴

 和みアクション1つ目は「8割の傾聴」です。

 肝に銘じて欲しいファクトとして、人は基本的に自分の話をすることが好きです。そして良く話を聞いてくれる人に対して、無意識に和みの感情を抱いて信頼感に繋がるのですね。

 特に女性は、男性以上に恋愛のスタートで恐怖・不安を感じています。なぜなら妊娠に対するリスクが男性よりも高いので、遺伝子が警戒するようにプログラムされているのです。そんなスタート地点を、8割傾聴により少しずつ取り除いてあげる。そんなイメージで、相手の話を聞きましょう。

 傾聴のテクニックとしては、全て話そうとするとボリューミーな情報量になってしまいます。ですので、また別記事でご紹介させて頂きますね。

②共通項探し

 和みアクション2つ目は「共通項探し」です。

 人間には知っているものは安全で、知らないものに恐怖を感じるという性質を、誰もが持っています。もちろん恐怖よりも、その先に何があるのか知りたいという、好奇心が強いタイプもいます。ですが、そちらの方がマイノリティでしょう。

 この情報から導き出される手段として、やはり共通項探しは最大の矛となる。なぜなら「自分が好きなものを、好きという相手」は、もはや知らない人間ではないからですね。

 では逆に、自分と違う人への恐怖の感情も疑似体験して頂きましょう。例えば、戦争中の日本人がタイムトラベルでやってきて「天皇陛下ばんざ~い、お国のために…」と言っていたら、少し怖くありませんか…?

 また民主主義の学校教育やニュースのプロパガンダで育った我々が、ロシア・中国の独裁主義に肯定的な人を見ても恐怖を覚えるかもしれませんよね。恐怖の心が、その後に否定・攻撃の言葉に変わるのです。

 私の場合は「色々な主観を傍観したい」というマインドを持っているので、恐怖は感じません。ですが、そのような人間の方が圧倒的に少数派のはず…。ですから共通項探しをして、相手の恐怖・不安を払拭していきましょう。きっとそれだけで、相手は自分の話を流暢に話し始めてくれることでしょう。

③感情・恋愛ベースの会話

 和みアクション3つ目は「感情・恋愛ベースの会話」です。

 ビジネスや学問に真面目な人ほど、理論ベースでの会話をする習慣がついています。これはとても良いことではあるのですが、恋愛に関しては最大の失敗法則です。

 なぜなら雑談を含めた、和むためのコミュニケーションとは、感情ベースで会話をすることが必須だから…。人間は論理ではなく感情の動物であり、この原則を忘れてはいけません。ですので相手の喜怒哀楽の感情にフォーカスして、傾聴していきましょう。それがどんなに非合理的だと感じても、相手の立場に身を置く力・EQ(感情指数)を発揮するのです。

 また恋愛ベースの会話も功を奏し、恋愛話には2つの利点が生み出されます。

 1つ目は「吊り橋効果」が得られるから…。

 恋愛話をすると、過去の記憶想起によりドキドキした気分になりますよね。そして相手は、目の前の自分にドキドキしていると錯覚を起こすのです。とどのつまり、人の脳は過去の気分と現在の気分の区別が出来ません。今、目の前の気分が別の物事(過去)によって引き起こされたものであっても、あなた(現在)によって引き起こされたと勘違いしてしまうのですね。

 2つ目の利点は「恋愛戦略が立てられる」ことです。

 十人十色・千差万別という言葉通り、人によって恋愛に対する性格・対応が異なります。そうなれば、細かい点で変化させていかねばいけません。それを恋愛ベースの会話では、傾聴・共感しながら聞き出せる。次のデートやこれからの関係構築にも活かせますし、相手を和ませて信頼関係構築にも繋がる。まさに一石二鳥とは、このことでしょう。

Cフェーズの注意点

 では次に「Cフェーズの注意点」を覗いていきましょう。

 ここでは、2つの注意点をご紹介します。

①まだ「Aフェーズ」続けない

 Cフェーズの注意点1つ目は「まだAフェーズを続けない」ことです。

 自分の魅力を伝えるために、いつまでも無関心を装ったり、軽度なディスりをしていては、相手はマウント・アピールの連続でお腹が一杯になってしまいます。そうなれば逆に魅力を感じなくなったり、自分には手の届かない人だと感じてしまうかもしれませんよね。

 ですから「自分の価値を伝える時間」と「信頼関係を築く時間」というのは、明瞭に分けてシフトチェンジしなければいけない。だからこそ10~30分というAフェーズが過ぎたのなら、和みのCフェーズに移行しましょう。

②所要時間3~10時間

 そしてCフェーズの注意点2つ目は「所要時間3~10時間」です。

 この時間に和みのスイートスポットがあり、時間が短くなっても長くなっても失敗します。

 次の最終段階・Sフェーズでは、遂に相手を異性として誘っていきます。ですがCフェーズが短すぎれば、まだ相手の心の準備が出来ていませんよね。また長すぎたとしても、相手の本能が友達感覚の状態になってしまい、もう異性としては見てもらえない。だからこそ、この時間内は厳守です。

 この3~10時間は1日で稼いでも良いですし、何日かのデートに分けてもOKです。自分なりにアレンジして、デートプランを組み立てていきましょう。

最後に

 本日は「恋愛工学・ACSモデル・Cフェーズ」というお話、いかがでしたか?

 Cフェーズのテクニックを鍛えることは、恋愛のみならず様々な対人関係にも有効です。そうなれば「ビジネス・プライベート」でも、華やかな対人関係が構築できますよね。

 もちろん恋愛に関しては、AフェーズやSフェーズを使い分ける必要がありますが、Cフェーズには是非とも注力してコミュニケーション能力を手にしていきましょう。

 本日はご精読ありがとうございました。

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