デートと心理療法は同じ②「リーディング」

恋愛

 本日のテーマは「デートと心理療法は同じ②リーディング」というお話です。

  臨床現場で行われる心理療法と、男性からのデートのお誘いは、相手のマインドを変化させるという点で同じです。

 心理療法では、心理的諸問題を抱える患者に対して、臨床心理士がカウンセリングを通して、認知・感情を好ましい方向へ誘導していきます。それに対してデートは、付き合うかを吟味しいている女性に対して、付き合いたい男性が、自分と同じような心理状態にコミュニケーションを通して誘導していくことなのです。

 このSTEPは「ラポール形成→リーディング」という流れで、ことが進みます。全記事のお話では最初のSTEP「ラポール形成」について、深掘りさせて頂きました。そして本記事から遂に本番STEPとなる、相手のマインドを促す「リーディング」に入っていきましょう。

リーディング

 リーディングとは、相手を好ましい状態に誘導していくことを指します。

①誘導のターン

 とどのつまり心理療法でもデートでも、メインとなる誘導のターンですね。

 心理療法であれば、患者の認知の歪みを矯正させるために、マインドを俯瞰させるベクトルへと促していく。デートであれば、相手の意識を自分に向けるため、恋愛感情ありの関心というベクトルへと促していくことです。

②ACSモデル「Sフェーズ」

 このリーディングのターンは、ACSモデルでいう所の「Sフェーズ」に当たります。

 前回のラポール形成は「Cフェーズ」に当たり、患者・デート相手への共感・傾聴に注力していきました。そして信頼関係を得たあなたは、遂に相手に自分が指し示すマインドを提示していくのですね。

 そのための具体的方法は「ACSモデル・Sフェーズ」で紐解いていますので、ご閲覧頂けると嬉しいです。簡単に内容を列挙させて頂きますと、本能に話しかけるために相手にボディタッチなどを軽くしていき、その最中のマインドはギバーの精神を持つこと。そして「C→S」のフェーズは同日に行うこととなります。

承認欲求と返報性

 そしてここからはリーディングを奏功させるための、2つのポイントのご紹介です。

 それは「承認欲求」「返報性」を意識すること。

 承認欲求は、相手の認められたいという欲求を満たしてあげることです。また返報性とは、相手のされたことをお返ししたいという本能に訴えていくことです。

 そして、これら2つを刺激するために「称賛」と「好意」というアクションが有効となるでしょう。

①称賛

 まず1つ目のアクション「称賛」では、相手を褒めていきましょう。

 褒められることは、誰にとっても最大の承認というご褒美です。そして現代社会はあらゆる欲望が叶えやすい時代となりましたが、承認欲求だけは人の心から生まれるものなので、中々満たしにくい欲求です。そのことから、誰もが承認欲求を渇望している。

 そこにあなたが相手を称賛すれば、中々満たせられない欲求を与えてくれる、あなたは言わば相手にとっての重要人物となるでしょう。そして人は自分に恩恵をもたらしてくれる人に対して、恩恵を差し出したいという返報性に駆られます。そこであなたが相手の本能に話しかけながら望みを示せば、きっと恋愛を成就いくこと間違いありませんね。

②好意

 次に2つ目のアクション「好意」は、相手が好きだという気持ちを表出していきます。

 異性として好きだという好意を隠すのは、非常にもったいないことです。もちろん会って間もない魅力を伝える前や、ラポールを形成する前に好意を示せば、撃沈する可能性は非常に高い。ですがこの事例は好意を示したことが問題ではなく、好意を示すフェーズの誤りが問題なのです。

 そして正しいタイミングで好意を示せば、人は承認欲求が満たされるもの。また好意を指し示してくれた人に、同じく好意を返したいという返報性の原理も働きます。だからこそ好意をどんどん、アウトプットしていくべきなのですね。

最後に

 本日は「デートと心理療法は同じ②リーディング」というお話、いかがでしたか?

 相手のマインドをこちらへと促すために、ラポール形成後にギバーの精神で本能に話しかけることは重要です。そこに「称賛」と「好意」という、2つのスパイスを交えていきましょう。きっと、奏功する確率を飛躍出来ると思いますよ。

 本日はご精読ありがとうございました。

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