恋人成就理論②「トライ&ストップ理論」

恋愛

 本日のテーマは「恋人成就理論②・トライ&ストップ理論」というお話です。

 全記事から3回に渡り、恋愛が成就するための理論を3つご紹介させて頂いております。そして第2回目となる本章では、トライ&ストップ理論のご紹介です。

 トライ&ストップ理論とは、お付き合いしたい異性と出会ったら、すかさず2人でのデートへと誘い、進捗がなければ早めに引き下がることを指します。ビジネスではトライ&エラーで失敗を肥やしにして、また行動しようと巷で囁かれますよね。この理論は正しいのですが、恋愛に関していえば当てはまらない部分もあるのですね。

 では本章では、アプローチの「トライ」と「ストップ」に分けて、それぞれ詳しく掘っていきましょう。

アプローチトライ

 まず恋愛での「アプローチトライ」についてです。

 このトライ部分は、ビジネス・恋愛ともに通ずる部分ですよね。トライという行動をしなければ、いつまで経っても現実は何も変わりません。もちろん、失敗するかもしれないという不安は付きまといますが、それ以上に行動しなかった後悔の方が人は後に苦しむものです。

①先行者利益

 そして、アプローチトライをすかさず行う理由に「先行者利益」という根拠があります。

 ビジネスでも恋愛でも、まだ誰の手にも落ちていない領域は存在するものです。ビジネスでいえばブルーオーシャン市場であり、恋愛でいえばフリーの女性ということになりますよね。ですが今、現在はブルーオーシャン市場やフリーの女性であっても、いつ誰がその市場にその女性にトライを始めるかは分かりません。

 まさに先行者利益とは、この世の共通項の法則であり、物事を成し遂げる人はその真意を胸に留めているのですね。

②ACSモデルの所要時間

 そして1度トライしたら、ACSモデルの内容と所要時間を意識して遂行しましょう。なぜならそれぞれのフェーズの所要時間が過ぎれば、恋愛での成就確率が一気に下落するからです。

 まず所要時間がの概要ですが、Aフェーズ(魅了)では「10分~30分」、Cフェーズ(和み)では「3時間~10時間」、SフェーズはCフェーズ終了後に同日ですかさず行うことが求められます。フェーズごとのアクション内容は本記事では割愛しますが、ACSモデルの記事をご閲覧頂けると嬉しく感じます。

 そして話を戻しますが、所要時間が次のフェーズに進んだのにも関わらず、前フェーズのアクションをとっていれば、必ずといってよいほど失敗します。

 例えば、A→Cに移れなければ「自分を良くばかり見せて、ナルシストなのかなぁ」・「この人は自分の手には届かない、凄い人だ」などの具合で、女性の感情を芽生えさせてしまうでしょう。どちらの感情が開花するかは女性自身の自信有無によるのですが、結局お付き合いできないという末路は同じですよね。

 またC→Sに移れなければ、和みすぎて異性の良き友人となってしまいます。もちろん女性友達を多く作りたいという目的を持っているのなら、Cフェーズ(和み)を極めるのも良いでしょう。ですがお付き合いしたいという目的を持つのなら、Sフェーズの性的誘惑に勇気を出してトライする必要性があるのですね。

アプローチストップ

 次に恋愛での「アプローチストップ」についてのお話です。

 ここがビジネスとは異形なポイントであり、ACSモデルを遂行して奏功しないのであれば、もうその女性へのアプローチはストップするべきなのです。

①Time is money

 その根拠の1つとして「Time is money」という言葉をご紹介しましょう。この言葉は、アメリカの政治家・ベンジャミン・フランクリンが残した言葉で「時間とはお金と同じように価値があるものだよ」という意味が込められています。

 ですが私は「時間とはお金以上の資産だ」と感じているのです。なぜならお金とは人が作った虚構であり、自然界に存在するものではない。しかし時間は自然界に存在するものを、言葉で概念化したものです。そして恋愛成就確率が低い恋愛に挑み続けることは、時間を捨てていることと同義です。

 ここで質問です。あなたは、恋愛だけのために生きていますか…?趣味・仕事・勉強など、他にも時間を投下したいものがあるのではないですか…?

 あなたの解答が「恋愛だけのために生きている」なら、価値観に答えはありませんから、このトライ&ストップ理論は無視しましょう。しかし他にもたくさんの喜びを享受したいと感じているなら、1人の女性に必死に時間を投下することは辞めましょう。それ以外の体験・知識との繋がりを、遮断してしまうから…。

 私の主観では、時間への意識を希薄な状態から抜け出すことが、人生を好転する1つのファクターだと感じています。

②執着の解放

 さらに機械的にストップする戦略をとっていれば、執着からも解放されることでしょう。

 もしもそのようなルールを持っていなければ、Cフェーズの和みで自分自身も気持ちよくなり、相手への執着心を膨張させてしまう。

 しかし、女性は男性以上に相手が魅力的な人かを吟味する性質が強いです。なぜなら妊娠・出産という男性にはないリスクを抱えているので、遺伝子がそう促すようにできているから…。だからこそ執着心が強いと、魅力的な人ではないと判断されかねませんよね。

 まさにトライ&ストップ理論は、非言語メッセージで自信の高さを、相手に伝えるための肝となるポイントなのですね。

③サンクコストバイアス

 とは言っても、人間は感情の生き物です。C→Sフェーズに移行して奏功しなくても、ここまでの積み重ねのアプローチや信頼構築の時間・労力が勿体ないと感じる場合もあるでしょう。ではこの勿体ない感を払拭するには、どうすれば良いのでしょうか…?

 その答えは、勿体ない感の正体を知りましょう。物事を解決するためには、まず問題の正体の認識が最初のSTEPです。そして勿体ない感の正体とは、サンクコストバイアスという、認知の歪みが働いているのです。

 サンクコストバイアスとは、それまで投下した時間やお金が勿体なく感じ、何とか実らせたいと更に時間やお金を投下してしまうことです。もちろん上手くいくケースもありますが、多くの場合は失敗に終わり、損が損を膨張させていきます。これは主に金融投資で用いられる言葉ですが、その抽象的概念は他の物事にも繋がっている。

 是非ともこのバイアスを知り、客観的な視野でトライ&ストップ理論を遂行してくださいね。

最後に

 本日は「恋人成就理論②・トライ&ストップ理論」というお話、いかがでしたか?

 サンク(無駄)なものを損ぎることができなければ、その後にあなたが出会う価値観が会う女性、または喜びを感じる仕事・体験・知識などと、出会えなくなってしまうかもしれません。無駄を取り戻そうという考えは、新たな無駄を膨らますだけでなく、これから出会う価値をも遠ざける。まさに百害あって一利なしの感情なのだと、常に胸に留めておきましょう。

 本日はご精読ありがとうございました。

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