本日のテーマは「HIIT(ヒート)」という運動についてです。
皆さんは、運動をしていますか?社会人の方だと、忙しくてなかなか運動する時間が作れないという悩みを持った方も多いのではないでしょうか?そんな社会人の方に朗報です。なんと「超短時間」で「有酸素・無酸素の両方の運動効果」が得られる運動があるのです。
その名も「HIIT」。是非、1度試してみてください。
HIIT(ヒート)とは
まず「HIIT(ヒート)」とは何でしょう?
HIITとは「High-intensity interval training」の略で、高強度インターバルトレーニングのこと。
「高強度の運動20秒・休息10秒」を交互に行うインターバルトレーニングの1つで、合計8セット行い、時間にしてたったの「4分」となります。
ここでいう高強度というのは、最大心拍数に対して「7~8割の負荷」で行う強度のこと。私の主観としての目安では、7割が「ややきつい」、8割が「きつい」という印象でしょうか。客観的な正しい数値でHIITを行いたい方は、腕時計型の心拍計などを購入して計測してみましょう。
ではここから「HIIT」のメリットについてのお話に移ります。私は2つあると思っています。
ダイエット
HIITのメリット1つ目は「ダイエット」です。
ダイエット効果は、HIITによって得られた3つの要素から生まれます。
①基礎代謝UP
HIITで得られる1つ目の要素は「基礎代謝がUP」すること。
HIITは、無酸素運動の効果も得られますので筋肉がつきます。筋肉がつけば基礎代謝がUPしますよね。そして同じ活動量をする時の消費カロリーが、HIITをしている人としていない人では異なってくるのです。
②アフターバーン効果
HIITで得られる2つ目の要素は「アフターバーン効果」です。
アフターバーン効果とは、運動後に呼吸や心拍数を整えるために酸素摂取量が増えて、エネルギー産生が続く状態のことを言います。
この効果は軽い運動では得られにくく、最大心拍数に対して「5割~6割超えの運動」でないと得られません。そして効果の持続時間は「運動後3~14時間」も持続すると言われており、この時のエネルギー源は「脂肪」を優先して使われるのです。
たったの4分の自己投資としては、コスパが良い部類ではないでしょうか?
③食欲抑制効果
HIITで得られる3つ目の要素は「食欲抑制効果」です。
HIITをすると食欲抑制効果がある理由として、2つの要素があります。
1つ目は「血糖値の上昇」です。強度の激しい運動をすると、アドレナリンなどの血糖値を上げるホルモンが分泌し、一時的に血糖値が上がります。血糖値が上昇すれば食欲は低下して、結果的に余分な食事をしなくなるという仕組みです。
2つ目に「グレリンの分泌抑制」です。グレリンとは、胃で産生されるペプチドホルモンのこと。このホルモンは、脳の視床下部に働いて食欲を増進する効果があります。過剰に分泌されすぎると、栄養は足りているのに食べたくなってしまうわけですね。そこでHIITをすることによりグレリンの分泌を抑制できますから、食欲も抑制されるというわけです。
これらがHIITがダイエットに効く理由です。良いスタイルを作りたいと考えている人は、是非1度試してみてください。
脳機能向上
HIITのメリット2つ目は「脳機能向上」です。
このブログを見てくださる方であれば、こちらのメリットはすごく嬉しいものではないでしょうか?脳機能がUPすれば、仕事や勉強の効率も上がって自己成長を加速してくれますよね。ではなぜHIITをすると、脳機能が向上するのでしょうか?
それは「BDNF(脳由来神経栄養因子)」が分泌するからです。
BDNFとは「Brain-derived neurotrophic factor」の略で、脳の神経細胞(ニューロン)の成長や維持を促進するたんぱく質のこと。脳を育てる肥料のようなものという認識でOKです。
運動によりBDNFが分泌しますが、HIITはBDNFを短時間で分泌させるための効果的な方法です。そして脳の神経細胞(ニューロン)の成長を促し、どんどん賢くなっていく。自己成長を加速させたい人は是非試してみてください。
最後に
本日は「HIIT」についてのお話、いかがだったでしょうか?
私も日常のスケジュールで予定が一杯一杯で、なかなか運動を取り組めていない時期にHIITに出会いました。現在はそれ以外の運動時間も捻出していますが、時間捻出が難しい人はHIITから試してみてください。
実践してみると分かるのですが、本当に頭が冴えます。そして冴えた頭が時間捻出に繋がり、長時間の運動も出来るようになることでしょう。そしてさらに頭が冴えていく。
本日もご精読ありがとうございました。
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